『米韓防衛費交渉で文大統領まさかの合意!?
トランプ大統領が韓国に揺さぶり!』
まだまだ続く防衛費交渉ですが、再三にわたるトランプ大統領の揺さぶりをかわしてきた文大統領。
そろそろ業を煮やしているトランプ大統領にビクビクしながらも、国民感情に後押しされ一歩も引けない状態。
このひりついた状況を一体どこまで、どのような思惑で続けていくのでしょうか?
トランプ「韓国がより多くの額を出すと言った」外交部「まだ合意してない」
ドナルド・トランプ米国大統領が29日「韓国が防衛協力のために
より多くのお金を出すことになった」と発言したことに関連し、
外交部は「何も合意されたことはない」と述べた。
まだ韓米間の力比べの様相が持続しているのだ。
外交部の韓米防衛費分担交渉タスクフォース(TF)の関係者はこの日、
中央日報との通話で「韓米間の防衛費分担金交渉は継続しており、
まだ何も合意されたことがない」と話した。
この日トランプ大統領は、ホワイトハウスの大統領執務室で行われた
ロイター通信とのインタビューで「韓国が防衛協力のために米国より
多くのお金を出すことに合意した」とし「しかし、金額は明らかになってない」と述べた。
外交部側の反応を見れば、トランプ大統領のこのような発言は、
韓国に追加負担を圧迫するための意図があるという分析だ。
外交部は、トランプ大統領のこのような発言が何の金額を念頭に置いているかわからないが、
これまでトランプ大統領が数回韓国の防衛費分担金の大幅引き上げを既成事実化する発言を
公開の席で述べていた点に注目している。
先にトランプ大統領は1月、フォックスニュースに出演して
「彼ら(韓国)は、豊かな国」とし「韓国を北朝鮮から守るために、
私たちの兵士3万2000人(実際の規模は2万8500人)を韓国に置いている。
韓国が多くのお金を支払わなければならない」と発言した。
過去20日にもホワイトハウスのブリーフィングで
「私たちは8500マイル離れた国を守るために、より公平な待遇を受けなければならない」とし
「最近、韓国側の防衛費の提案を拒否した」と公に明らかにした。
韓米は現在、通貨危機以降、最大の増加幅である13%レベルの引き上げ案を
両国外相レベルで合意したが、トランプ大統領がこれを拒否し、
文在寅大統領も「13%水準が最善」という強い立場を固守している。
【この記事に対する私の見解】
といったように在韓米軍の負担金を巡って、トランプ大統領はさらなる圧力をかけにきているようです。
現在、韓国の在韓米軍駐留費用の負担においては日本の1/5以下ですし、
金正恩氏の体調不良疑惑が濃厚になる中、北朝鮮情勢なども考えれば引き上げは避けられないでしょう。
また、文政権以降、韓国軍の米軍の軍事連携は思うようにいっていません。
不安定な中東情勢の中、イランとの対立が続くアメリカですが、日本や英国、豪州、湾岸諸国などが
すぐに支援部隊の参加を表明したのにも関わらず韓国は大きく遅れをとりました。
文政権以降、度々フッ化水素などの横流しが報じられているほど
親密になりつつあるイランとの関係性を考慮したことと、
政権内では反米思想が強いため、決定に時間を要したことが原因と言われています。
結局、参加をしないというわけにもいかず、遅れて参加を表明したわけですが、
アメリカは日韓が中東派遣を巡ってみせた対応の違いを受けて、
韓国に対する信用・信頼を大きく格下げしました。
日韓両国の対応の違いは、アメリカの思惑や中東地域情勢についての分析と外交力、
自らが保有する防衛・軍事力の運用能力などの差を明確に示したと言えるからでしょう。
また、せっかく忖度をしたイランとの関係性も悪化してしまいました。
イランは、各国が支援部隊の派兵を決めた中で、韓国だけを名指しで批判したのです。
この背景には、例えば日本はいちはやく派兵を決めたものの、
「調査・研究活動」を行うという名目で独自の決定であることを繰り返し強調することで、
イランとの対立を避ける姿勢を見せていましたが、韓国は決定を先延ばしにして
米国の圧力に負けたような形で派兵を決定したことが、イランの反発を招いたと言われています。
後手後手になることで、アメリカからもイランからも評価を大きく落としてしまった
文政権の粗末な外交ですが、この文政権の「外交能力の低さ」は
トランプ大統領に目をつけられてしまったようです。
胸の内は強硬な反米路線であり、アメリカと対立するイランや北朝鮮、
中国との関係性を優先したいと考えているのにも関わらず、
それらの国からも十分な信頼を得られていない韓国。
結局はアメリカの国力なしではやっていけないのだから、圧力をかければ必ず屈する、
トランプ大統領の強硬な態度の裏にはこうした考えがあるのは明らかです。
ここでアメリカの希望額を韓国から引っ張ることができれば、文政権が大事にしてきた、
中国やイラン、北朝鮮との関係性に暗雲が立ち込めます。
アジア情勢で韓国と日本の二カ国を完全な味方として引き込めるうえに大金が手に入り、
アメリカは一石二鳥と言えるでしょうし、そしてもし、交渉が決裂して在韓米軍が撤退しても、
中東派兵の粗末な対応もあり、最初からアメリカは在日米軍だけで十分と考えているようですから、
今後一切韓国とは距離を置けば良いと思っているのではないでしょうか。
といったように、以前から問題視されていた外交手腕のなさが、ここにきて浮き彫りになった文政権。
弱みを握ったトランプ大統領はさらなるゆさぶりをかけてくることが予想されます。
自身の反米イデオロギーと苦しい財政、孤立した外交事情に板ばさみされた文政権は、
果たしてどのような動きを見せるのでしょうか?
■この記事に対する韓国国民のコメント
・米国はもう同盟と感じられないな、米軍は撤退しろ!
・ささっと米軍撤収させて、自主国防に進め!
・本格的に米軍撤収を推進するべきだ!デモの準備だ!
・米軍を半分に減らして、逆に滞在費を払わせろ。
・アメリカには診断キットを輸出するな!
・日本も米国も「取らぬ狸の皮算用」だな。
・トランプは何を言い出したんだ?認知症なのか?
・トランプはお金しか見ていない、友好関係とか関係なしだ。
・韓国はこんな脅しに屈しないでくれ!米軍は国に帰れ!
・韓国は舐められてるんだ!私たちはお前たちの植民地か?
【これに対する私の見解】
といったように韓国国民は、政権の無能な外交により国際的な孤立が深まり、
結局はアメリカの要求を飲まざるを得ない状況に立たされていることに気づいていないようです。
今回のパンデミックのような非常時は、多少偏っていて非現実だったとしても、
強い言葉で方向性を示す指導者が好まれがちですが、外交において極端すぎる姿勢はタブーです。
混乱に乗じて再び文大統領をリーダーにしてしまったことで、
今後も外交不安による災難は続くことが予想されます。
また、この騒動により韓国国内でも反米感情が高まり、
韓国の一般市民による在韓米国人への誹謗中傷が頻発すれば、
米国民の嫌韓感情に火がつくことも考えられます。
この駐留費問題は米韓対立の火種やアジア情勢の大規模な変革をもたらし得る問題ですから、
私たちも注視していく必要があるでしょう。
経済面で助けてもらいながら、
都合が悪くなるとすぐに我儘を言い出す。
恩を仇で返すとはこのことですね。
続きは動画で…