『韓国と米国で意見がすれ違い…北の非核化を巡り韓国が擁護?』
北の非核化に言及した韓国と米国ですが両国で意見は正反対なようで、米国が北寄りの韓国の話を全くアテになどしていないことが判明しました。
米国は非核化を望むとしていますが、韓国が核問題で北を擁護する理由についても分析してみました。
鄭義溶「北の金正恩非核化への意志」発言に…。米「核拡散の意志はある」
韓国のチョン・ウィヨン外交部長官候補者が5日の国会人事聴聞会で「北朝鮮は非核化の意志を持っている」と評価したことに対し、米国のバイデン政権が「平壌は軍事力増強に対する熱望を持っている」と明らかにした。
米国防総省は6日「韓半島に平和が日常化したというチョン氏の発言に同意するか」という中央日報の質問に対し、「米国防総省のカービー報道官は先月28日に明らかにした言葉を伝える」という答弁を送ってきた。
国防総省はこの答弁で「我々は平壌が軍事力増強に対する熱望を持っているという点に留意している。
我々はこうした軍事力の増強が何をしようと設計されたのかも正確に知っている。
韓半島(朝鮮半島)で必要な準備態勢を必ず整えられるよう努力する」というカービー報道官の発言を明記した。
これは「北は非核化の意志を持っている」「韓半島の平和が日常化した」というチョン氏の主張に事実上反論するものだ。
チョン氏は聴聞会で2019年のハノイ米朝首脳会談の決裂について「米朝双方の責任」と規定した。
ところが米国防総省が「平和の日常化」「非核化の意志の確認」などチョン氏の発言に対する公式立場として「平壌の軍事力熱望」を述べたのは、北朝鮮の軍事力増強意志に変化はなく、軍事力の増強が目指す設計目標には核武力の増強があることを知らせたのだ。
チョン氏の発言に対して直接的な賛否は表明しなかったが、事実上同意しないという内心を露出したのだ。
米国務省の報道官もチョン氏が金正恩国務委員長の非核化意志を強調したことに対し、「違法な核・弾道ミサイルプログラムと関連高級技術を拡大しようとする北朝鮮の意志は、国際平和・安全保障に深刻な脅威であり、グローバル不拡散体系を危険にしている」と答えたと、ラジオ・フリー・アジア(RFA)が7日伝えた。
チョン氏が金委員長の「非核化意志」に言及すると、米国務省は北朝鮮の「核開発意志」を強調したのだ。
一方、カービー報道官は5日の会見で「米軍駐留範囲と資源、戦略など世界の米軍再編の検討を進める」とし「検討の結果は、国益を追求するために軍兵力を効果的に配分する案を(国防)長官が大統領に助言するのに役立つだろう」と説明した。
バイデン大統領は4日、国務省を訪れた後、「オースティン国防長官が、全世界に配置した米軍の規模が適切になり、米国の世界戦略を後押しするよう、世界的な防衛態勢検討(GPR)を進める」と述べた。
【これに対する私の見解】
それでは 記事を読んだ僕の感想ですが韓国の外交では北の非核化の実現性について言及していたようですが、米国政府は全く逆の見解を示していたということですね。
もはや北の核問題においては、韓国は米国から頼られることはなさそうです。
文政権の北に傾倒した政策方針は、今後の米国の動きとはあまりにかけ離れています。
なんならトランプ政権時とは別の意味で、米国から警戒されている可能性もあります。
何とかして北のフォローに回る文大統領ですが、あんなことしてたら、誰が見ても北と仲良くしたいと思っても仕方ないですよね。
よって北の非核化の問題を韓国が訴えたところで、北寄りの発言で、中立性なんて全くないと見れるかと思います。
もはや米国は、韓国と北を同じ目線で見ているといってもいいのではないでしょうか?まだそれならば、米国の対北政策に関係を持てる可能性はありますが、最悪な場合、米国にとっては北の非核化を推進させたい状況なのに、韓国が横から口を挟んでくるのは単純に邪魔なだけかもしれません。
今回の記事においても、米国はバイデン大統領はじめ北の核問題で「非核化のつもりはなく、軍事力を拡大しようとしている」という見解です。
チョン外交長官の「ハノイ米朝首脳会談決裂は米朝どちらにも責任がある」という発言に対しても同意せず、韓国はどんどん溝を広めています。
正直、僕としては韓国は北の非核化を何とかして食い止めたいのではと思っています。
核を保有した状態で南北統一を行なえれば、韓国も核保有国になれるわけですからね。
まあ、これはあまりにも直球過ぎる馬鹿げた想像なのですが、韓国の動きを見ていると、万が一を想像してしまうのです。
日々の韓国ネットの反応を見ていても、日本や中国を脅威に見ているようですし、普段から何かある毎に「核で武装だ!」と言っていますからね。
もしかしたら韓国はその勢いで、米中と肩を並べたいと思っているのかもしれません。
しかし、今の韓国の状況では米国に面と向かって強気なことを言うことは出来ません。
文大統領がどんな策を練ったとしても、米国は我関せずといった様子です。
米国からしたら北の核以外は、朝鮮半島で脅威と感じるものは無いのでしょう。
こういった事から、非核化を交渉の手段として米国に駆け引きをしているようですが、記事を見る限る、米国は「はいそうですか」という事で、めんどくさいし、相手にしないという方向にしか進んでいませんね。
■この記事に対する反響
それでは、この記事に対する反響なのですが…韓国ネット上では「米国のほうが北の情勢を冷静に見ているな」「非核化するための措置は本当にあったのか?米国の気を引きたいだけでは?」「チョン外交長官の話を笑顔で拍手する金正恩氏の姿が容易にイメージ可能だ」などのコメントがあり、文政権の情けない駆け引きに呆れているようです。
非核化の問題ですが、実際のところ韓国がややこしくしているだけにしか見えませんよね。
ここまで必死な様子を見ていると、文政権としては北が米国に制裁されてしまうのが何かと困るのでしょう。
しかし、ここまでバレバレだと逆効果で、ますます北との外交から排除されるでしょうね。
これに対し日本ネット上では「どう見ても韓国は米国に喧嘩売ってるよね?」「北の非核化に言及はいいけど根拠は何なんだ」「韓国には北のスパイがたくさんいるんだな」といったように、韓国はやはり北擁護と見る意見が多いようですね。
このままだと、韓国も米国から制裁の対象になるのも時間の問題に思えます。
北の核問題で米韓の意見のすれ違い。
米国との関係も重視したい韓国ですが、どう考えても、自ら遠ざけていますね。
続きは動画で…
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韓国と米国で意見がすれ違い…北の非核化を巡り韓国が擁護?米国「だめだこりゃ」【世界情勢】
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