『韓国経済をぶち壊す文大統領サムスン副会長に実刑判決』
2017年にパク元大統領への収賄罪で起訴されていたサムスン副会長のイ・ジェヨン氏。
今月18日に執行猶予付き懲役2年6ヶ月の判決を受け入れた模様です。
反企業精神ともいわれる文政権の影響で財閥企業が優先的に裁かれているようですね。
サムスントップが再上告せず 実刑判決「謙虚に受け入れる」
イ・ジェヨン・サムスン電子副会長が「国政壟断」差し戻し審で実刑判決を言い渡された。
サムスンの立場ではまたもトップ不在という悪材料を迎えることになった。
ソウル高裁は18日、イ副会長に懲役2年6月の実刑判決を言い渡した。
チャン・チュンギ元サムスン未来戦略室社長、チェ・ジソン元サムスン電子未来戦略室長にも懲役2年6月の実刑判決が言い渡された。
朴槿恵前大統領と長年の知人のチェ・スンシル氏(改名後チェソ・ウォン)に経営権の継承などを助けてほしいと請託しながら賄賂を渡した疑いで2017年2月に起訴された。
差し戻し審でイ副会長側はサムスン遵法監視委員会の設置、4世の経営放棄、無労働組合経営の中断などの努力を前に出しながら善処を訴えたが、実刑を避けることはできなかった。
ソウル高裁は「サムスン遵法監視委が実効性を満たしたとは見なしがたい」とし「これを量刑に反映するのは不適切だ」と判断した。
これに先立ちソウル高裁は「遵法監視委が唯一の量刑要素ではなく、最も重要な量刑要素でもない」としていた。
特別検察官は「国政壟断」事件の別の被告の朴前大統領とチェ氏にそれぞれ懲役20年、18年が言い渡された点と比較し、イ副会長にも重刑があるべきだとして懲役9年を求刑した。
イ副会長は1審で拘束された後、2審では執行猶予で釈放されたが、大法院(最高裁)を経て差し戻し審でまた拘置所に向かうことになった。
1審はチェ氏の娘チョン・ユラ氏への乗馬支援72億ウォン、韓国冬季スポーツ英才センター後援16億ウォンなど計89億ウォンを賄賂と認め、イ副会長に懲役5年を言い渡した。
2審はこのうち36億ウォンだけを賄賂と判断した。
量刑も大幅に減り、イ副会長は懲役2年6月、執行猶予4年で釈放された。
大法院全員合議体はイ副会長の賄賂を86億ウォンとみて再判決すべきだとして事件をソウル高裁に差し戻した。
サムスン側は大法院で判断を再び受けることができるが、大法院全員合議体の有無罪に関する判断にそのまま従ったとすれば差し戻し審の判決がそのまま確定する可能性が高い。
刑事訴訟法上、懲役10年未満の事件では量刑の不当を理由に上告することはできない。
イ副会長は先月30日の最後の陳述で「徹底的に遵法システムを作り、職員が誇りに思う真の超一流企業を作るのが一貫した夢」とし「国格に合う新しいサムスンを作り、尊敬する父に親孝行したい」と述べながら涙を浮かべた。
【この記事に対する私の見解】
収賄罪でサムスントップのイ・ジェヨン副会長に実刑判決が下りました。
元公娼基金を横領したユンミヒャン氏の裁判より前に、韓国経済を支えてきた企業のトップに刑を言い渡してしまいました。
もちろんトップ企業だから罪が全てなくなるわけではありませんし、今回も執行猶予付きなこともあり、サムスンにとっては最悪の状態を防ぐことはできました。
とはいえ、イ副会長のほかにも歴代大統領など韓国では、有権者が起訴され収監される事象は珍しいことではありません。
大統領があまりにも権力が大きすぎるためとの指摘もありますが、そのへんの根本的なところから見直していく必要もあるのではないでしょうか。
財閥トップだとしても法は平等であることは強調して言わせてもらいますが、ただ、今回のイ副会長の実刑判決からは、今の韓国社会に反企業精神がうずまいている実態を感じ取ることができます。
韓国の圧倒的企業であり、韓国経済を支える柱であるサムスン電子。
創始者の代から親子三代に渡って日本留学で技術を学んだことは有名です。
そのような企業でトップの収賄罪が発覚するなどは、韓国経済の終焉という匂いをちらつかせます。
それも、韓国政府とつながっているとなると、実態はより面倒なことになっているでしょう。
今回執行猶予付きで2年6ヶ月の実刑判決となったイ副会長ですが、サムスンに戻って指揮をとることは可能なのでしょうか?このまま副会長として影響力を持ち続けることは可能なのでしょうか?今回のイ副会長の判決や、ナッツ姫事件など、相次ぐ財閥権力者の収賄や問題行動が韓国内では大事になっています。
韓国国内で財閥独占型の経済を批判する声も多いということで、文大統領もそれを糧にして、これまでの支持率を維持してきました。
しかし、同時にサムスンなどの一大財閥企業が莫大な雇用を作っているのも事実であり、簡単に存在を否定できるほど、韓国経済は強くありません。
韓国はこの先も複雑な経済システムに頭を悩ませるしかなさそうです。
今回の件では当然といいますか、韓国国内では文大統領にも批判が集まっています。
もちろん収賄は許せないとしながらも、財閥企業の不正暴きを優先したことで、文大統領は韓国の経済を壊そうとしていると考える人もいるようです。
これらの韓国世論を見てみると文政権にとってなによりも優先すべき事項が南北問題で、それ以外はどうでもよいのだろうと考えることもできます。
北に吸収されることを望んでいるとしか見えませんし、経済のことなどどうでもよいのでしょう。
しかし、このせいで韓国では雇用の喪失や、投資への不確実性など、とくに経済的に余裕のない若者や高齢者にとっては優しくない社会を生み出しています。
経済の安定は社会の安定で、国としても経済を無視することなどあってはならないと思います。
文政権の場合国民のために経済をもっと重視すべきだと思います。
■この記事に対する反響のポイント
サムスンはホントに悪?政治ショーの疑い
それでは、この記事に対する反響なのですが…韓国ネット上では「サムスンがなけりゃ韓国は存在しないというのに」「また文政権が韓国を台無しに」「賄賂を渡したぐらいで法的拘束?」「元公娼を利用し基金横領したユンミヒャン氏は今でも国会議員を続けているんだが…」「イ副会長が懲役2年6ヶ月なら文大統領は無期懲役だな、この国はおかしいよ」など、サムスントップの実刑判決に対して、文大統領に批判の矛先が向けられていたようです。
とにかくお金の横領や収賄は韓国経済を見ているとよくでてきますよね。
しかも、よく見ていると、ただの私怨や政治的な取引も見え隠れしています。
これが、本当に正義の為に行なわれている裁判なら諦めがつくでしょうが、国の経済が危機的状況な時に、政治的な理由で生命線を叩く姿は異常としか映りません。
これから財閥解体と経済の維持を韓国はどうバランスをとっていくのでしょうか。
この件について日本ネット上では「もうサムスンも米国とかに拠点移すべきだな」といったように、混乱渦巻く韓国経済がどうにもならないと感じているようです。
ここまでいいようにされて、サムスンも黙っていないと思いますが、実際、サムスンが韓国を捨てた場合の事を、文大統領は考えているのでしょうかね?
実刑判決を受け入れ再起を誓ったイ副会長。
韓国国民の希望を背負うサムスンですが文政権は容赦ないようですね。
続きは動画で…