『韓国の奥の手?
日中韓通貨スワップ発効』
もうすぐ米韓為替スワップの返済も始まりますが、韓国はさらにドルの安全弁を手に入れたようです。
といえば聞こえはいいのですが、このお金に手をつけることはかなりの異例なようで、
国民に向けて安心感を与えるための発信なのでしょうか?
ASEAN+韓日中の通貨スワップ発効、韓国の金融危機対応力高まる
韓国銀行は23日、域内多者間通貨スワップ
「チェンマイ・イニシアティブのマルチ化」(CMIM)改訂契約が発効したと明らかにした。
昨年5月のASEAN(東南アジア諸国連合)プラス3財務相・中央銀行総裁会議で
すでに合意していたが、一部の国の承認手続きが遅れ、効力発生まで1年余りかかった。
CMIMはASEANプラス3加盟国が通貨危機に対応して流動性を支援する
域内多者間通貨スワップで、2400億ドル規模で運営される。
危機を迎えれば、支援要請国は自国通貨を提供し、支援国は分担金比率に基づき米ドルを提供する。
韓国は分担金比率に基づき危機時に最大384億ドルを引き出すことができる。
今回の改訂契約は国際通貨基金(IMF)連係資金の延長回数や最長支援期間の制限を廃止することで、
IMFプログラムとの連係性を高めた。
IMFとの共同支援が円滑に進むよう、初期段階から金融経済状況、
資金需要、政策勧告の必要性について意見交換と情報共有をすることにした。
【これに対する私の見解】
さて、少し違う形ではありますが、日中韓通貨スワップとのことですが、
このチェンマイ・イニシアティブというのは、東南アジアで通貨暴落を防ぐといった助け合いで、
2400憶ドルの引き出しが可能となるようですが、これにはIMFの許可がいるようですね。
マックスで享受するためには、結局IMFのお世話になる可能性もあるのですが、
記事に対する意見ではあいかわらず「またIMF時代が…」といったような声が見られます。
まあ、マックスまで引き出す事は言及していませんが、助けてもらっておいて
ここまでネガティブな意見が出るのは考えを変えたほうがいいと思いますね。
しかし、先日韓銀が発表していましたが、米韓スワップの最初の返済期限を延長しないようなので、
外貨準備については、今のところ大丈夫といったことなのでしょうか?
私は、その返済があるから新たな安全弁を用意してきたと思っていたんですが、
もし、外貨がとりあえずは大丈夫ということなのであれば、
この報道は国民を安心させるために行ったものなのでしょうね。
しかし、日本ではスワップなんて話殆ど出てきませんが、あちらでは定期的に報じられます。
この事からも、本当は外貨準備が非常にきびしぃという事を暗にバラしていることになってますね。
そもそもIMFは、前回の時点で懲りて
あちらにはもう関わらない姿勢なんですけどね。
続きは動画で…