『韓国政府が災難支援金を取り戻す!?
国民に寄付誘導を行い落胆…』
「あげたものを返せ」だと、これほど勝手な言い分はあるのでしょうか?
一旦お金を配りますが、やっぱりお金がないので善意で返してくださいという
一方的な意見を国民に発した文政権、果たして国民はこれを受け入れるのか見ものですね。
「全国民に寄付を誘導」… 「追加補正予算案を出せ」
民主党-統合党、お前のせい攻防
感染症緊急災難支援金を全国民に与えるか、それとも全体の70%にだけ与えるかを巡り、
政界の綱引きが1週間も続いています。
与党がひとまず全ての国民に与えた後、自発的な寄付を誘導しようという新しい案を出しました。
緊急災難支援金が合意に至らないことについて、今日も民主党と統合党は相手のせいにしました。
【イ・インヨン共に民主党院内代表:与党と青瓦台の合意を撤回するよう求めたのも
未来統合党であり、今なぜ政府と与党が違うのかと攻撃するのも未来統合党】
【シム・ジェチョル未来統合党院内代表:支給金額か支給範囲か、
こういうものは政府与党が合意して来い、そうすれば受け入れてやる】
与野政の三角の綱引きで1週間、与党が新しい提案を出しました。
全国民に与えながら自発的な返上を誘導しようというのです。
返却分は寄付金として認め、来年初めの年末調整の際、税額控除の恩恵を与えます。
例えば、災害支援金100万ウォンを寄付するとすれば、
来年初めに15万ウォンほどを税額控除で受け取るといった具合です。
ターゲット層は高所得層ですが、“金集め運動”のように誰でも参加できるそうです。
【チョ・ジョンシク共に民主党政策委議長:寄付するという高所得層や社会指導層や
国民が多くなれば、それだけ追加的な財政所要は減るでしょう。】
チョン・セギュン首相は「与野党が合意すれば受け入れる」と直ちに応じました。
ただ、企画財政部は言葉を慎むという立場を明らかにし、同意していないことを示しました。
統合党は冷ややかで、依然として政府与党が合意して修正案を持って来いということです。
【キム・ジェウォン未来統合党政策委議長:自発的寄付をどのように受け、
3兆ウォンを超える国債を発行して国債をどう返すというのか、
国債報償運動をするというのか…】
民主党案どおり全国民に与えるためには、現在の補正予算案の増額が避けられないため、
国債発行にはまた統合党が反対なので、合意までは難航が予想されます。
【この記事に対する私の見解】
選挙に勝利を収めた文政権ですが、一週間も経たないうちに、
早くも化けの皮が剥がれ始めているようです。
選挙時は都合のいい言葉を並べ、票集めに奔走しましたが、
その公約は全く現実性がないものでした。
そもそも、韓国財政は大きな赤字を抱えています。
企画財政部が発表した「2019会計年度国家決算報告書」によると、
昨年の国家負債は1743兆6000億ウォンでした。
これは過去最大規模国家負債で、このうち政府が直接返済すべき国家債務は
728兆8000億ウォンと、前年比48兆3000億ウォン増となっています。
国民1人あたり国家債務に換算すれば1410万ウォンと、
2018年の1319万ウォンと比べると、91万ウォン増えています。
国内総生産(GDP)に対する国家債務比率(年金充当負債除外基準)は
前年の35.9%と比べ、2.2%ポイント上昇した38.1%となり、
政府がグローバル金融危機克服のために財政支出を増やした
2009年の増加幅(3%ポイント)以来最も大きい額となっています。
代表的な財政健全性指標の統合・管理財政収支は、
このパンデミックを迎える前にすでに経済危機水準に悪化していました。
総収入から総支出を引いた統合財政収支は-12兆ウォン、
統合財政収支から国民年金、教員年金、雇用保険、労災保険の
4大保障性基金を除いた管理財政収支は-54兆4000億ウォン、
GDP比2.8%となり、これは共に2009年以来10年ぶりの最悪水準です。
政府はこのように発生した財政赤字を埋めるため国債発行規模を
50兆9000億ウォン増やし、これはそのまま国の負債に反映されています。
財政健全性が急激に悪化した最も大きな原因は、不況で税収が減少しているにもかかわらず
政府が現金性福祉を大幅に増やしたことが大きく影響しています。
文大統領就任以降、非現実的で効果の望めない福祉政策を次々と実施してきました。
そこで更に前代未聞のバラマキ政策を発表したのですから、韓国財政は火の車です。
しかし、韓国国民もこの世界的な経済の混乱を前に、余裕がない状況です。
ここで最大の目玉である緊急災難支援を取り下げると、政権の糾弾は避けられません。
財源の大部分は赤字国債発行によって賄われることになっています。
これ以上赤字を膨らませることは避けたい、そこで苦肉の策で、
寄付を募ることで財政の負担を軽減しようと画策したのでしょう。
韓国は儒教文化が根付き、同調圧力の強い国です。
文政権の悪質なプロパガンダによって寄付をしない国民を
吊し上げる雰囲気作りに勤しむのは明らかです。
果たして韓国国民は公約通り、緊急災難支援金を受け取ることができるのでしょうか?
■この記事に対する韓国国民のコメント
・選挙が終わったらこれか…。
・寄付金を政策予算に策定する国があるか?
・国会議員の年棒を50%削減しろ!
・国会議員からまず寄付しろ!
・結局、文災害は票を取ろうと偽りの公約を乱発したのだ。
・国会議員の給与と賞与を完全に無くして財源を調達しろ。
・韓国政治の限界、政治家の無能さをしった…
・善良な国民性を利用しようとする世界でも類を見ない悪徳政府だ。
・対策も無い癖に恩着せがましい態度だ。
・金は無いのに、選挙に勝ちたくて民主党は大口を叩いてばかりいた。
【これに対する私の見解】
選挙後次々と公約を覆す文政権の様子に、国民はあきれ返っているようです。
国民には赤字を気にして金を出し渋るにも関わらず、
北朝鮮との融和政策には湯水のように出費する文政権を
国民は絶望的な気持ちで見ていることでしょう。
そもそも韓国政府の財政が深刻な赤字を抱えているのは、以前から問題視されていました。
それにも関わらず、実現できるとは思えない
バラマキ政策に飛びついた国民にも、少なからず責任はあります。
家計債務の多い韓国国民ですから、給付金をあてにして
なんとか綱渡りができる者も多いでしょう。
家計債務が先にデフォルトを起こすか、ばら撒きにより
国家がデフォルトを起こすか、もはや韓国は行くも地獄、戻るも地獄です。
支給したあとに寄付を求める。
一体、政府は国民のために
何をやっているのかわかりません。
お金がないのだけはよくわかりましたがね。
続きは動画で…