『韓国が防衛費交渉で窮地に!?
トランプ大統領が提案拒絶!!』
払わせたい米国と払いたくない韓国。
適当な事を言って交渉が成立しかけたかと思いきや、ちゃぶ台をひっくり返したりして、
結局、何も進展はしていない、米韓の防衛費をめぐる攻防はまだまだ続きそうです。
交渉テーブルを覆したトランプ「韓国“13%防衛費の引き上げ案”を拒否」
トランプ米大統領が妥結寸前まで行った
韓米防衛費分担金協定(SMA)と関連し、
韓国が前年より少なくとも13%引き上げる
という内容を盛り込んだ「最高提示額」を
拒否したことが明らかになった。
感染症の共助を契機に、拍車をかけるかの
ように見えた防衛費交渉が「トランプ変数」で
再び泥沼にはまったわけだ。
トランプ大統領は、韓国の防衛費分担金を
昨年の分担金の5倍である50億ドル(6兆ウォン)
に大幅に引き上げるよう要求してきた。
ロイター通信は、韓国が4月中旬の総選挙を
控えて提示した最高提示額である「前年合意対比
最低13%引き上げ案」について、トランプ大統領
がすでに拒否している状態だと2人の当局者の
話として報道した。
トランプ大統領の韓国側提案拒否の決定は、
先週、マーク・エスパー国防長官、マイク・
ポンペイオ国務長官との協議を経て下されたものだと、
当局者がロイター通信に伝えた。
これと関連して、行われた韓米国防長官の
電話会談でも、エスパー長官がチョン長官に、
トランプ大統領がさらに大きな韓国の分担を
期待しており、防衛費交渉に対する迅速な
妥結を圧迫したと、ロイター通信は報じた。
ロイター通信は先月17~19日、米ロサンゼルスで
開かれた第11回SMA締結のための第7回会議を
取り上げ、「韓国の提案はまったく感動しなかったが、
韓米間で緊急な感染症対応に力を注いでいた点
からみて、合意が十分に達せられる可能性があり、
一定の希望があった」と報道した。
トランプ大統領は先月24日、文在寅大統領との
電話通話で、韓国の感染症対応を高く評価し、
「韓国の医療機器を支援して欲しい」と要請した。
これまで韓国は10%前後の上昇率を念頭に
置いていることが伝えられてきた。
今月初め、韓米が実務ラインで大枠で意見の
歩み寄りを見せている中で、細部の調整をしている
と伝えられた当時、昨年(1兆389億ウォン)より
10~20%引き上げられるだろうという話も
韓国政府の内外から流れた。
ロイター通信の報道が事実なら、感染症の共助を
契機に韓国側の修正提示案を土台に交渉が急ピッチで
進んだが、先週トランプ大統領の拒否権行使に
阻まれたという話になる。
先月31日には、韓国代表を務めるチョン防衛費分担金
交渉大使が、「交渉は最後の段階であり、詰めの
調整を行っている」と明らかにし、政府関係者が
「早ければ1日にも交渉妥結が発表される可能性がある」
と言及したことで、妥結が間近に迫っているとの
見通しが出た。
しかし、米国側がその後、「交渉は決して終わって
いない」という立場を明らかにするなど、難航している。
米国のある当局者は15日、韓国の総選挙前に合意が
なされる可能性はほとんどないものと見られるとし、
こうした状況が夏を過ぎて米国の11月の大統領選
近くまで続くだろうとの懸念が提起されていると話した。
【この記事に対する私の見解】
長らくの間、終わる終わると報道されてきた米韓防衛費分担金協定交渉は
まだまだ妥結する見込みはありません。
文政権の発表では、4月初旬には解決する見込みで、韓国側に有利な方向で
話が進んでいるかのような報道が何度かありましたが、お得のフェイクニュースだったようです。
恐らく、ここにきてトランプ政権が折れる様子がなかったため、
自身の外交能力の低さが、選挙前に露呈するのを恐れて、
今度は選挙後に先延ばししたい思惑がありそうです。
世論調査では、文在寅大統領を支持する勢力を中心に、
在韓米軍に対する韓国の負担増に反対する声が多いので、
今回の件で弱腰な姿勢を見られたくないでしょうし、
米国も11月の大統領選挙に向けて、国民へのアピールが始まる時期です。
そのため、米韓双方共に、交渉妥結に向けた展開は考えにくい状況です。
そもそも、トランプ大統領の嫌韓っぷりは有名な話で、
側近であるスノドグラス退役海軍中佐の著書の中で、
トランプ大統領が「韓国は米国につけ込む一番の悪たれ者だ。
中国と韓国…奴らは右と左から我々を食いものにしてきたんだ」と
発言したとも書かれているように、今となってはロシアよりも目障りな存在なようです。
その大きな原因は、やはり文政権でしょう、「文在寅という人は信用できない」、
「金正恩は『文大統領はウソをつく人だ』と俺に言ったんだ」
「なんであんな人が大統領になったんだろうか?」
トランプ大統領はとにかく文大統領が大嫌いなようです。
これだけ名指しで嫌われる大統領というのも、なかなか居ないのではないでしょうか?
米兵が戦死するたびに、あるいは海外での戦争の戦費に何兆ドルも使うたびに
米国はその見返りとしていくら儲かるかを知りたがるという生粋の商売人のトランプ氏ですから、
ことさら大嫌いな韓国に、無償の助け舟を出すとはとても考えられません。
先日の為替スワップも、文政権は外交によって勝ち取ったかのように報じてはいますが、
恐らく今後の米韓交渉を有利に進めるための布石でしょう。
米国からの借金でなんとか家計をやりくりしている状況の韓国経済ですから、
当然米国には強く出れませんし、米国は貸した金は必ず返してもらうつもりでしょうから、
長い目で見ればタダで、いや、利子までついて韓国に首輪をつけたようなものなのです。
韓国側はかねてより、「米国は戦略資産を北朝鮮を相手にする韓国防衛任務だけではなく、
東アジアにおける中ロけん制任務にも使っている。
その費用を韓国にすべて押しつけるのはおかしい」との主張を掲げていますが、
他のアジアの拠点であるフィリピンと日本と台湾の現政権は米国とは良好な関係を築いています。
どっちつかずの対応が、韓国と言う国との関係性で重要度を下げたのでしょうね。
■この記事に対する韓国国民のコメント
・腹立つわ…そのまま、みんな撤退させてしまえ!
・米国は、銃を持っていないだけで強盗のようだ。
・そのまま防衛費も米軍の数も減らせ!残った金で先端兵器を買え!
・我が国は米国の失業者を救済する国なのか?早く撤退させろ!
・政府は、米国の顔色をうかがわずに、米軍を撤退させるべきだ。
・文在寅が舐められているから、トランプに無茶苦茶なことを言われるのだ。
・米軍は同盟ではあるが、在韓米軍を使って金を取るのは違うと思うのだが…
・米軍が撤退したら、中国が韓国を黙って放っておくか?
・在韓米軍がいなくなり、国防費で充当する方が、数十倍お金がかかるのでは?
・北韓に与えるお金はよくて、在韓米軍に与えるお金はもったいないのか?
【これに対する私の見解】
というように、韓国国民の声としては、反米意識が高まっている様子が見受けられます。
大使館前でデモを行ったり、在韓大使のハリス氏への侮蔑行為など、
韓国国民の幼稚で報復的な態度がさらに関係を悪化させているのは言うまでもないでしょう。
外国公館を守ることをせず、大使とその家族の生命を脅かす脅威を排除する意志さえもない
韓国という国家が、米国の軍事情報を守れるともとうてい考えられません。
このようなニュースを受けて米国国民の嫌韓意識が高まれば、
選挙を前にしたトランプ政権の韓国離れはますます加速するでしょう。
しかし、一部のコメントでも指摘があるように、在韓米軍の存在が、
北朝鮮や中国への牽制となっているのは紛れもない事実です。
文政権は極端な中国、北朝鮮寄りの政治スタンスですが、万一関係が悪化した時に、
米国の後ろ盾がない状況は非常に恐ろしい状況と言えます。
外交とは積み重ねの賜物で、一朝一夕で思い通りになる程、
米国は甘くないと言うことを文政権は気づいているのでしょうか?
スワップで助けてもらった件などで
国民は米国寄りになっていましたが、
結局は自国が損をすることが許せないようですね。
続きは動画で…