『韓国経済を取り巻く不安要素、
実体経済危機に陥ったが政府の対策は?』
現在の韓国経済の状況を見ていると、あちらの国民の不安さが見えてきます。
ひとえにこの状況は、文政権の政策の失敗が原因だと思われます。
先日、韓国政府は“見た事もない政策が必要だ”と発表していましたが、
果たしてそれは、韓国を正常な状態に進めていくものなのでしょうか?
「韓国、金融・実体複合危機に直面…家計・自営業に負債が信管になる恐れ」
感染拡大に原油価格急落が重なり、家計と零細自営業者から
航空、石油・化学など主要基幹産業に至るまで
韓国の実体経済全体が揺れている。
専門家らは企業と家計の不良が大きくなり
金融不良に転移する兆しを見せていると懸念する。
韓国経済新聞が10日に経済専門家を対象に
景気見通しに対する意見を聞いた結果、
すべての回答者が感染症により総供給と総需要が同時に萎縮し、
実体・金融複合危機の可能性が大きくなったと指摘した。
ソウル大学経済学部のキム・ソヨン教授は
「通貨危機と金融危機を体験した韓国経済が
今回は初めての実体経済危機に直面した。
自営業者と零細中小企業の負債返済が困難になり
金融機関の不良に突き進む恐れがある」と話す。
シン・ジェユン元金融委員長は「産業衝撃が
金融危機と結合する形態で増幅されている。
過去の金融危機はサブプライムモーゲージ不良事態のような
世界的危機と貯蓄銀行問題などの国内危機が断絶した形態で進んだ、
いまは内外の金融危機が一気に押し寄せかねない状況」と話した。
この日韓国銀行のイ・ジュヨル総裁も
「感染症で金融安定リスクが大きくなっている」と診断した。
この1カ月間に韓国の看板企業の工場が止まり、
ソウル都心を訪れる足並みは途絶えた。
感染症の衝撃で実体経済は瀕死状態に追いやられた。
経済専門家は1997年の通貨危機、2008年の金融危機に次ぐ
「パーフェクト・ストーム」(さまざまな悪材料が一気に発生して
起きる超大型危機)が広がっていると評価した。
経済のファンダメンタルズは過去より丈夫になったが、
過度な家計負債と零細自営業者・中小企業をはじめとする
韓国経済のウィークポイントはより弱くなった。
今年に入りこの日までに現代自動車、双竜(サンヨン)自動車、起亜自動車など
上場企業14社が感染症の余波による生産中断を公示した。
これら企業は感染症の余派で中国からの部品供給が途絶えたり
感染症防疫次元で長くて2週間にわたり工場稼動を中断したと説明した。
グローバルサプライチェーンの真ん中に位置する中国工場が
感染症の余派で停止すると韓国も打撃を受けた。
産業通商資源部によると昨年中国から輸入した
素材・部品・装備の輸入額は537億ドルにのぼった。
韓国の看板メーカーが工場の稼働を停止すると輸出も減った。
先月の韓国の1日平均輸出額は前年比12.2%減少した。
供給衝撃に続き「消費の崖」も続いている。
感染への懸念で市民が外部活動を控えているところに
感染者が立ち寄った百貨店、マート、ホテルが一時休業した余波だ。
金融業界によるとカード会社8社の個人クレジットカード承認額は
1月1カ月のカード承認額に比べ45%減少した。
野村証券とモルガン・スタンレーは感染症の経済的衝撃が長期化すれば
今年の韓国の経済成長率が0%台まで落ちるだろうと評価した。
実体経済の萎縮は自営業者の負債と不動産金融の経路に乗り
金融不良に広がるという懸念も大きくなっている。
企業・自営業者の利益と家計所得が急激に減少し、
彼らの負債返済が難しくなるという懸念が深い。
韓国政府は資金難に陥る航空会社と石油価格急落で
直撃弾を受けた造船・建設・石油会社の流動性問題も注視している。
企画財政部関係者は「航空会社と建設会社、石油会社、
造船会社などの業績への衝撃が3カ月以上続けば大企業でも
流動性危機に陥りかねない。
主要産業の業績推移と資金の流れなどを鋭意注視している」と話した。
【これに対する私の見解】
感染症の感染拡大による衝撃で、
韓国の航空、石油・化学など主要基幹産業はじめ、
零細自営業者から家計まで韓国経済全体が
瀕死状態に陥っていると指摘されていますが、
文政権による感染症に対する政策が大きく響いていますね。
韓国の経済専門家は過去の金融危機に次ぐ
「パーフェクト・ストーム」が広がっていると懸念し、
韓国経済のウィークポイントである零細自営業者・中小企業の負債返済が滞れば、
金融システムをマヒさせかねないと評していますが、
実際、感染者数からみても今後早い段階で解決できないことから、
過去最大の経済危機がはじまっている可能性も否めません。
漢城(ハンソン)大学経済学科のキム・サンボン教授は、
自営業者の負債と不動産負債(住宅担保ローンなど)の
債務不履行は金融不良を呼ぶ「引き金」の可能性と指摘していますが、
韓国は自営業者大国であることからも
金融機関の危機にまで及ぶことは十分考えられます。
現在韓国では、感染症の感染者数と死者数が全世界で
中国、イタリア、イランに続き4番目に多く、
実体経済危機が起こるのは必然ともいえる状態で、政治責任は免れないでしょう。
一方、当初感染症の政治対応を欧州、または国内などからも
非難されていた日本ですが、感染拡大を最小限に抑えていることから、
現状では世界的にみても大きく評価できるといえます。
韓国主要産業の現代自動車など上場企業14社が
その余波による生産中断を公示したとありますが、
中国からの部品供給が途絶えたという、
韓国が中国に依存しすぎている脆弱な経済構造が浮き彫りなっていますね。
LG経済研究院のチョ・ヨンム研究委員は、
「中国のサプライチェーン崩壊で輸出と生産が急落する
実体経済危機に韓国が初めて直面することになった」と話していますが、
中国も感染症問題を解決しない限りは
韓国経済が回復することはないともいえるでしょう。
野村証券とモルガン・スタンレーは感染症の経済的衝撃が長期化すれば、
今年の韓国の経済成長率が0%台まで落ちるだろうと評価していますが、
韓国国内だけの解決では終わらないことから、
その可能性は高いのではないでしょうか。
また感染症の影響は、供給衝撃に続き「消費の崖」も続いており、
個人クレジットカード承認額も先月より45%減少していることから、
大きな影響が及んでいるのは明白です。
今回のデータから、主要産業の上場企業、
また中小企業や零細自営業者、一般市民の家計まで、
韓国経済が負のスパイラルに陥っている状態が
ハッキリと表れたといっていいでしょう。
韓国政府は中小・中堅事業者、自営業者などに対し
経済支援を打ち立てていますが、問題が長期化すればするほど
国家自体にもその影響が大きく及びますので、
韓国経済は非常に難しい局面に立たされているといっていいでしょう。
これらの件に対して韓国国民からは、
次のような容赦ない否定的な意見が多いです。
■この記事に対する韓国国民のコメント
・銀行の借金→第2金融圏の借金→社債借金→自殺 これが国か?
・この国の状況は何だ? まさに文災害効果としか言えない。
・文災害が残った任期を終えた時、大韓民国は再起不能となる。
・「一度も経験したことのない国」間違いなく政府が作っている…
・韓国の中小企業はお終いだ、飲食店も多くが休業している。
・失業者115万人で2000年以降最大…2020年の経済成長率は1%台の予想…
・60代の雇用ばかり増え、40代の雇用は減っている!
・この事態が政府の責任ではないと言いたいんでしょうね。
・自営業者ですが、人件費はおろか、家賃捻出も困難です。
・売上が90%減ったよ…普通に生きるのが難しい…
【これに対する私の見解】
といったように、韓国の経済危機に対する
政府の責任を問う意見が多く、その内容も厳しいですね。
もちろん感染症を拡大してしまった文政権の責任は重大といえるので、
これらの否定的なコメントは当然の結果といえるでしょう。
雇用問題や失業者に関して問い詰める意見は、
生活に直結することもあり怒りがストレートですね。
特に飲食店や自営業者のコメントは、
困窮さが伝わる内容で哀れとも感じてしまいます。
韓国は、自営業者の割合が就業者の約25%と
世界の中でみても非常に割合が高く、感染症以前からも
競争力のある企業が育たないと問題になっていましたが、
そのツケが回ってきたともいえますね。
世界的にみても今後もただちに経済状況が好転することは考えにくいので、
韓国経済はますます不振に陥いることから、
さらに失業者や自殺者が増加するのではないでしょうか。
大企業だけが残ってしまっても
それは国として破綻しています。
まずは、国の基礎を整備する事
これを一番に考えないと国が持たないでしょう。
続きは動画で…
韓国経済を取り巻く不安要素、実体経済危機に陥ったが政府の対策は?韓国人「普通に生きるのが難しい…」【世界情勢】
「韓国、金融・実体複合危機に直面…家計・自営業に負債が信管になる恐れ」