『韓国必死の外交孤立回避!日米韓協力で関係再建の本音』
韓国政府は改めてバイデン米国大統領より、日韓関係の修復を要求されたそうです。
しかし、もはや韓国の外交力では日韓関係修復を行うことは不可能であると悟った韓国は日本との仲裁として米国の手を借りたいようです。
【社説】韓日米協力の再建を通じて外交孤立から抜け出してほしい
ジョー・バイデン米国大統領が19日、ミュンヘン安全保障会議で「われわれのパートナーシップは共有された民主価値に根付いている」として「これは取り引きではない」と話した。
同時に「われわれは中国との長期的競争のためにともに準備しなければならない」とした。
就任1カ月でデビューした国際舞台で同盟国と多国間主義で中国に圧力をかけという意味を明確にしたものだ。
アントニー・ブリンケン米国務長官も日本・インド・オーストラリア外相と18日にクアッド(Quad)会議を開いて、「中国のいかなる現象変更の試みにも強力に反対する」ということで合意した。
欧州とアジア・太平洋民主主義国家の「反中連合」が可視化し、国際情勢が揺れ動き始めた。
しかし、韓国政府は中国と北朝鮮の顔色を伺いながら日本と衝突する一方、韓米同盟の管理はないがしろにした結果、新しいグローバル構図から一人ぼっちになる危機に処した。
政府もこのような現実を認識し、あたふたと韓日関係の改善に出ているが、日本は消極的だ。
徴用・慰安婦問題が自国の思い通りに解決されない限り、韓国と生半可に手を握ることはないという立場が強い。
政府は念願の南北関係の改善に向けて米国との連携が切実な状況だが、バイデン行政府は韓日関係から先に改善してほしいとの立場なので困惑している。
19日、青瓦台で徴用・慰安婦問題に関連して「日本の真心のこめた謝罪にかかっている状況」と「韓日関係の正常化が大事だ」という微妙な立場の隔たりが相次ぎ浮き彫りとなったのは政府の困惑を端的に見せる。
このような時こそ基本に立ち戻るべきである。
何より民主主義と人権を共有する「血盟」米国との関係強化を外交の総論とする必要がある。
また、各論でバイデン行政府の北東アジア戦略の核心となる韓日米協力の再建に全力を注ぐべきだ。
日本との関係改善が難しければ、米国と日本に3カ国外相会談を先制的に提案して突破口を見出す必要がある。
日本と交渉することが心地悪い懸案も韓日米が一堂に会せば妥協案が摸索される可能性がある。
その成果に基づいて韓日米首脳会談を推進すれば、外交的孤立から抜け出す道が開かれるだろう。
同時に、中国を意識して否定的な立場を見せてきたクアッド参加問題もバイデン行政府の発足をきっかけに前向きに検討する必要がある。
中国を意識しすぎれば米国をはじめ、民主主義連合から排除されて同盟を失い、中国にはさらに従属される、最悪の状況に陥るばかりだ。
中国に言うべきことは言いながらも協力する関係を作ることが賢明な選択だ。
アンゲラ・メルケル独首相はバイデン行政府の中国たたきに参加しながらも「気候変動や生物多様性のような世界的な問題では中国との連携が必要だ」と米国に促した。
韓国もこのようなドイツ式の柔軟な戦術を駆使すれば、クアッドに参加しながらも中国と協力関係を維持することができないわけがない。
【この記事に対する私の見解】
韓国は米国の新大統領がバイデン氏となり、北と韓国の間に存在する問題の解決の糸口を掴むことが出来たかのように思い、期待していたようですが、その期待は早々に裏切られてしまったようで、米国の一番の関心事は、中国への牽制という部分にあるようです。
そして中国への牽制に関しては欧州や日本などとも連携し、これまでどおり強硬な姿勢を取っていくとの方針を示しているようですが、ここで問題となってくるのが韓国という存在です。
米国による中国への制裁により、中韓の間における貿易に影響が出てしまうと、そこに依存してしまっている韓国にとって大打撃となります。
ですので、他国のように中国に対し強気な姿勢を取ることも出来ない状態となり、曖昧な外交を繰り返しているようですが、その姿勢を傍観するほど米国が甘いわけがありません。
今回ミュンヘンで開催された安全保障会議でもバイデン大統領は「中国への牽制」を繰り返し発言しており、他国に対してはその意見への賛同を求めているようです。
この記事を読むに、韓国の立場としては「ドイツのように柔軟な姿勢」を真似していきたいとのことですが、そんなことが韓国には出来るのでしょうか。
私には「柔軟な」という部分を都合良く捉えているだけのように思います。
柔軟というのは韓国のように「国によって立場を変える」という意味ではありません。
評価すべきところは評価し、そうではない部分に関しては徹底的に追及していくということです。
これは他国から独立することが出来ているからこそ可能な考え方であり、韓国のように他国に依存し切っている国には到底できません。
この記事にもあるように「日韓関係の修復」について、北との問題よりも先に行うようにというのが米国が韓国に要求していることであり、その為、急に日韓関係修復に力を入れてきたようですが、それも韓国の外交力では、もはや修復不可能な状況にまで陥ってしまっていると韓国自身も理解しているようで、それに対して米国への仲裁を申し出ようと考えています。
しかし、その状況は全て日本が韓国の意志を汲み取らないせいだと、この記事には書いてあるように思えますが、そう思っているのは韓国だけではないでしょうか。
証拠として米国は日本に対して日韓関係の修復は要求していませんし、「日韓関係は重要である」という発言に留めています。
公娼問題も応募工問題も以前は韓国側の要望を汲み取り、解決に向けて尽力してきた日本でしたが、その後もその努力を裏切るような行為を繰り返され、もはや日本が相手をするような国ではありません。
ドイツのようになりたいのであれば、勝手に目指していけば良いと思いますし、米国の手を借りたければ借りれば良いと思います。
ただ、米国に仲裁をさせて日本に対して何かを言って貰い自分達の都合の良いように事を進めようと思っているのであればそれは大間違いです。
そのようにして他国の権限や財産・立場を食い物にして寄生虫のような外交を繰り返す国に手を貸す国はありません。
■この記事に対する反響のポイント
韓国との関係改善、韓国の責任
それでは、この記事に対する反響なのですが…この記事に対して日本からは「日韓関係は日米韓の課題ではなく、韓国だけの課題である」「何を決めても、後に反故にする国とは対話すら無駄」「都合が悪くなるとコロコロ変わる蝙蝠みたいな国は信用できない」「米国を隠れ蓑に韓国とのあやふやな解決などまっぴらゴメン」という意見が出ています。
この記事を読むと、日韓関係の修復には米国の仲裁が必要であると書かれているようにしか見えませんよね。
日本側の意見にもあるように、信用ならない国との外交において、他の国を介入させることでそれが隠れ蓑になってしまう可能性がある以上、本当の関係修復は不可能で、心から改善を望むなら韓国独自で努力してほしいものです。
また韓国からは「韓国政府は自分が正しいと信じる道を米国が理解できるまで説明すべきだ」「文政権にとって対日外交とは解決する対象ではなく、国民を扇動するための手段に過ぎない」「世界的に見れば、韓国は北朝鮮と同じぐらい信用できない国になってしまった…」というように、現状の韓国に主張してきた正義を貫き通せや、歪んだ正義で世界から孤立をしていく流れに警鐘を慣らす声など、国内世論も意見がバラバラになってきています韓国が正しいと思う道をこれまで通り進んで行けば良いとは思いますが、それによって孤立したとしてもそれは韓国の責任であって、世界の責任ではないということを肝に銘じていただきたいです。
日韓関係修復を米国任せにし始めた韓国政府。
一体いつになったら、口だけでなく行動も日米から独立してくれるのか。
続きは動画で…