『韓国航空業界は地獄絵図…「そのまま破産が正解」』
韓国の格安航空会社であるイースター航空が新型感染症や他社との価格競争を理由に倒産し、再建手続き申請をとったようですが、倒産の理由は他にもあるように思えてなりません。
また清算でなく再建を希望してることには、韓国内で怒りの声もあがっています。
イースター航空、再建手続き申請へ「コロナで旅客減少」
■イースター航空、再建手続き申請へ「感染症で旅客減少」07年10月に設立されたイースター航空が、結局、裁判所に企業再生手続き(法廷管理)を申請した。
イースター航空は、会社更生法申請の理由として、「感染症により旅客需要が減少し、低コスト航空会社(LCC)の過度な競争で運賃が下落した」と説明した。
15日、法曹界によると、イースター航空は前日の14日、ソウル回生裁判所に法廷管理手続きを申請した。
これに対し、ソウル回生裁判所は15日午後4時、財産保全処分と包括的禁止命令を下す。
財産保全処分とは、文字通り債務者の財産処分を制限する措置だ。
財産保全処分が下されれば、企業は再生手続きが本格的に開始されるまで、金銭債務に対する返済や担保提供などができない。
言い換えれば、裁判所の許可なしに借金を返す義務が止まるわけだ。
ただし、ソウル回生裁判所は「債務者に対する返済禁止保全処分を発令しながらも、”継続的かつ正常な営業活動に対する商取引債権に対する返済”は例外的に認める予定」と説明した。
裁判所は法廷管理を申請した会社が公益的価値のある企業なのか、第三者買収の可能性はないのかなどを検討した後、財産保全処分の決定を下す。
包括的禁止命令は、法廷管理が開始されるまで、裁判所の許可なく債権者らが強制執行できないようにした制度だ。
裁判所によると、2020年5月基準、イースター航空の資産は550億9000万ウォン、負債は2564億8000万ウォンだ。
売上高は△2018年5663億8000万ウォン、△2019年5518億ウォン、△2020年904億7000万ウォンと減少を続けている。
ソウル回生裁判所の関係者は「ソウル回生裁判所は債務者(イースター航空)が自主的に人員削減と保有航空機の返納を通じて費用を節減してきたことに加え、債務者が加入している航空同盟の活用、債務者が保有する米ボーイング社製造機種の運営再開可能性など、様々な要素を総合的に検討する」とし「国内外の航空運送業に関する債務者の専門的技術とノウハウが引き続き活用できる方法を講じる」と明らかにした。
【これに対する私の見解】
それでは 記事を読んだ僕の感想ですが倒産の理由としてイースター航空は「新型感染症の影響で旅客需要が減り低コスト航空会社の競争でさらに運賃が下落した」としています。
理由はもっともらしく見えますが、新型感染症や価格競争だけでは説明がつかないでしょう。
新型感染症流行以前に行われていた韓国の日本不買運動では日本行きのチケットも不買の対象となりチケット売上が激減しキャンセルもあったかと思います。
国際線運行の46%が日本の都市行きだったイースターは大打撃を受けました。
チェジュ航空に合併される時の揉め事などを見ても経営がうまい航空会社だとは思えません。
経営悪化に救いの手かと思われたチェジュ航空は結局イースター買収を取りやめています。
このような経緯を見てもイースター航空がすでに「ゾンビ企業」と化している可能性はおおいにあります。
ゾンビ企業とは「負債の利払いを利益で補えない」企業のことです。
ようするにスポンサーなどにより生存できていてもほとんど利益を生まないのですね。
記事ではイースター航空の再建手続きにより「継続的かつ正常な営業活動への商取引債権の返済」がイースター航空に例外的に認められているようですが、そのような返済能力がイースター航空にあるのでしょうか。
韓国国民からはイースター航空の再建手続きには反発している人が多く見られます。
すでにイースター航空をゾンビ企業と見る韓国国民も多く、会社を存続させても意味がないから再建などさせても意味がないと思っているようです。
韓国内で意見は様々あるのは当然かと思いますが、僕的にはイースター航空の不振は不買運動によるものも大きな割合をしめていると思います。
自分たちでまいた種がうんだ問題なのに、今更何を怒っているのかといった感じです。
ユニクロ不買でも同じような問題がおきてますし、これ以上同じ問題を抱えたくないなら現実をもっと冷静に見る必要があるのではないでしょうか。
ということで韓国では新型感染症や不買運動などが重なって、韓国経済が大変なことになっているようですね。
今回の倒産申請でイースター航空もその仲間入りを果たしました。
韓国国民としてはイースター航空の再建資金が自分たちの税金からまかなわれる可能性があり、悲観的な雰囲気が漂っていますが、日本から見てる限り自業自得な結果です。
世界中大変な時代ではありますが韓国にいたっては、国内はじめイランや日本との外交問題など、さらに沢山の問題が大量発生しており、もはや止まらないようです。
■この記事に対する反響
それでは、この記事に対する反響なのですが…韓国ネット上では「イースターは清算するべき、イースターの過ちを税金で補いたくはない」「ゾンビ企業か潜在的にそのような会社は破産が正解」「まずチケットの払い戻し金を返してくれ」などといったように、イースター航空の再建に反対する声が多くあがりました。
反日まっさかりの韓国では日本へ多く飛んでいたという理由でも、イースター航空を支持したくないという思いもあるのでしょうか。
単純に経営手腕がないと批判している声もありますが、そんな会社に税金で再建資金を払うことになるのは最悪な気分でしょう。
倒産理由を見ても新たなスポンサーが現れてくれるかかなり微妙な感じはします。
また日本ネット上では「韓国の経済が滅びようが日本に関係ない」「韓国の日本不買運動がもたらした結果」などのコメントがありました。
日本がこの件で何かをしなきゃいけないわけでもありませんし、関係ないのは同意です。
韓国は格安航空会社の競争も激しいようですし、わざわざ再建となると韓国国民には迷惑なだけだとは思いますが、いわば会社も国民の集合体ですからね。
会社という存在がその国の気質を反映することは珍しいことではありません。
経済混迷が続く韓国で格安航空会社の倒産が新たなニュースに。
この先どうなっていくのでしょうか。
続きは動画で…
動画
韓国航空業界は地獄絵図…韓国LCCイースター航空が再建手続き申請も、韓国人「そのまま破産が正解」【世界情勢】
イースター航空、再建手続き申請へ「コロナで旅客減少」