『韓国が感染症対策で持ち出したのはワクチンではなく診断キット!?』
感染症の第3波が猛威を振るっている韓国ですが、こうした中で与党からは、感染拡大を防ぐためには診断キットを確保する必要があると言う声が上がっています。
しかしワクチン確保も充分ではない中でなぜ、診断キットを優先させるのでしょうか。
李洛淵「国民誰もが迅速診断キットで…」1回目の自己検査推進について話し合う」
共に民主党のイ・ナギョン代表が14日、「国民の誰もが簡単に迅速診断キットで1次自己検査をし、その結果に応じて追加精密検査を受けるようにしたらどうかを議論する時期になった」と明らかにした。
新型感染症の第3次大流行を受けての対策を示したものだ。
イ代表は同日午前、国会で開かれた最高委員会議で「感染症の拡散を遮断するため、臨時選別診療所を新たに設置し、順次稼動して広汎な検査を実施しなければならない。
これは既に今日から始まっているが、それだけでは足りないかもしれない」と語った後、先の発言をした。
イ代表は「現在、検体採取行為は医療法上難しい。
しかし危機には既存の体系を超えた普通とは違うアプローチが必要だ」とし「迅速診断キットによる自己診断で既存の防疫体系を補完する案を党政策委員会が政府および専門家と協議してほしい」と指示した。
続いて「広範囲な検査が行われれば感染者数が増加する」とし「それに備えて生活治療センターと病床をあらかじめ十分確保するよう各界各層の協力をお願いする」と付け加えた。
第3次(オーダーメード型)災害支援金を1月から速やかに支給するよう注文したことにも再度言及した。
イ代表は「来年の予算に点在する小商工人・自営業者・脆弱階層支援事業もパッケージ化し、早期に進行するよう政府と協議してほしい」とし「企業を助け、雇用を維持する雇用維持支援金も早期に支援するようにしなければならない」と述べた。
それとともに「市中の流動資金が3100兆ウォンに達する。
そうした流動資金が韓国版ニューディールファンドに吸収されるよう、環境を早急に整える必要がある」とし「輸出活力の火種が蘇っている。
輸出入企業の物流難解消のための船舶供給拡大などの支援策を講じてほしい」と要請した。
野党に向けても「8月に与野党は感染症克服特別委員会を含む5つの特別委員会を構成することで合意した。
しかしその合意は今まで履行されていない」とし「その特委を早期に設置し稼動することを野党に要請する」と述べた。
【この記事に対する私の見解】
記事によると共に民主党のイ・ナギョン代表が感染症の拡散を遮断する為に示した見解で、「検査を実施しなければならない」と主張し、診断キットの確保を訴えているようです。
しかしこのような検査を大々的におこなえば、感染者数が増加してしまうのですが、病床や医療スタッフの不足によって医療崩壊が懸念されている、現在の韓国がこれに耐えれるのかは大いに疑問があります。
イ代表は「生活治療センターと病床を十分確保するようお願いする」と述べていますが、今の段階で既に限界寸前だという状況を理解していないのでしょうか?特に医療スタッフの不足は深刻で、医大生なども現場に投入するような有様です。
こうした支離滅裂な韓国の行動の背景にあるのは、つい先日判明した文政権のワクチン確保ミスでしょう。
そもそも韓国政府が確保できていたワクチンは英アストラゼネカ製の1000万人分だけと、欧米先進国に比べあまりにも少ない数字なのですが、実はこのワクチンのFDAによる許可が、来年半ばになることが判明してしまいました。
殆どの先進国では来年年明けを目途にワクチン接種を計画していますが、このままでは韓国がどう足掻いても遅れてしまう事は明白です。
韓国食品医薬品安全庁が独断でアストラゼネカ製ワクチンを許可すると言う話も出ていますが、それならば安全性が疑われると言う理由で購入しなかった、ファイザーとモデルナのワクチンの事はどう考えているのでしょうか?少なくともファイザーとモデルナのワクチンは第3次臨床で効果が立証されていますが、アストラゼネカのワクチンは第3次臨床試験の結果すら分かっていないのです。
行き当たりばったりの対応でワクチンを確保できなかった文政権が、国民の非難をかわす為に今回の検査キットの話を持ち出したのは明らかです。
それに付き合わされる医療現場の方には同情を禁じ得ませんね。
このように迷走するK防疫に対しては、文政権に阿るばかりだった韓国のマスコミも、流石に批判しているようで、「戦時状況を彷彿させる絶体絶命の危機を迎える中では、文大統領も“K防疫の自画自賛”を止めるべきだ」と言う厳しい声まで上がりました。
以前最初のクラスター感染が発生した際に、民間病院の病床を強制的に徴用して、事後に損失をきちんと補填しなかった点も問題視されています。
この事は結果として民間病院が政府を信頼出来なくなった下地を作り、政府と医療界の分断を招くことになってしまいました。
ワクチンは用意できず、医療現場が崩壊し、政府と医療界に信頼関係は皆無です。
14日には過去最大の感染者数1030人を記録してしまいましたが、文政権にはきちんとした未来のビジョンがあるのでしょうか?
■この記事に対する反響のポイント
完全に理解不能!何を考えてるんだ?
それでは、この記事に対する反響なのですが…「他国の人々はワクチン接種を始めているのに、K-診断キット云々」「今になって診断キット」「愚かな人間よ、今になって診断が重要か、どう考えても予防ワクチン接種が重要だろ」といったように、やはりワクチン確保の失敗を検査キットで誤魔化そうと言う文政権の目論見は上手くいかなかったようで、政府の対応を非難する声で溢れています。
「今すぐ病床がなくて大騒ぎなのに、検査だけしてどうするんだ?」という声のように、病床が足りずに医療崩壊を懸念する報道は連日されていますから、これで国民を騙せると考えているのなら馬鹿にしすぎでしょう。
そもそも今回持ち出した「K診断キット」も、米国に売りつけて不良品を大量に出した、曰く付きの製品ですから、現場にさらなる混乱を招く未来しか見えません。
もちろん最終手段としては中国産ワクチンを譲ってもらうと言う手もありますが、国民の理解を得られるのは難しいのではないでしょうか。
というのも、一部の国民は文政権のワクチン確保を遅らせた言い訳を信用しており、「副作用のチェックは重要」と受け止めているのです。
ですが、そんな慎重な層が、中国のワクチンなんて受け入れるはずがないでしょう。
かつては世界に誇るK防疫と胸を張っていたはずなのですが、もはや国民にとって恥の象徴になってしまったようです。
続きは動画で…