『「侵略しようとしてるみたい…」日本の防衛費増大に怯える…』
中国をはじめとする周辺国との緊張が高まる中、それに伴って日本の防衛費が増加していますが、この事は韓国にとっても非常に気になるようで、日本の防衛強化に興味津々のようです。
形ばかりとは言え同盟国であるはずの韓国がどうしてここまで警戒するのでしょうか?
来年の防衛予算、日本が56兆ウォン超へ9年連続増額·史上最大
日本政府は2021会計年度(2021年4月~22年3月)予算案のうち防衛費を5兆3400億円(約56兆134億ウォン)程度にする案を最終調整中だと、NHK放送が13日報道した。
2020会計年度より約300億円増えるものとみられる。
2021会計年度予算案がこのまま確定すれば、日本の防衛費は、安倍晋三元首相政権時代の2013年から9年連続で増加する。
日本の防衛費は2015年度からは史上最大記録を更新中で、7年連続で史上最大記録も更新することになる。
これに先立ち、日本の防衛省は昨年9月、財務省に5兆4898億円にのぼる2021会計年度防衛費予算案を提出し、これまで財務省と調整を行ってきた。
2021会計年度予算案は今月末に最終決定される予定だ。
日本の防衛費が毎年史上最大に策定される理由は、イージス艦、ミサイル防衛、先端ステルス戦闘機など高価格の先端装備の購入が続くためだ。
来年度の防衛予算にも、日本政府が配備を断念した「イージス·アショア」の代わりに、新型イージス艦2隻を建造するための調査費が反映される予定だ。
日本政府が「優先的に強化」すると明らかにした宇宙分野でも2026年に打ち上げる予定の人工衛星の設計費が予算に入る計画だ。
日本の防衛費予算には次世代戦闘機の開発費700億円(約7342億ウォン)も割り当てられる見通しだと、<読売新聞>が報じた。
日本は航空自衛隊の主力戦闘機であるF2を2030年代に退役させ、次世代戦闘機に置き換える計画だ。
三菱重工業など日本の防衛産業企業が次世代戦闘機の開発を主導するものの、戦闘機開発経験の豊かな国外の防衛産業企業から技術支援を受けることにしているが、日本は技術支援企業に米ロッキードマーティン社を選定する方針だ。
ロッキードマーティン社は日本がすでに導入中の多目的戦闘機F35と「現存する最強戦闘機」と評価されるF22を開発した会社だ。
ロッキードマーティン社とともに米ボーイング社、英ビーエイ(BAE)システムズなどが技術支援会社に取り上げられてきた。
日本がロッキードマーティン社の技術力とともに日米同盟を意識したようだ。
【これに対する私の見解】
それでは 記事を読んだ僕の感想ですが記事では日本の防衛費が9年連続で増加している事に触れ、日本が軍備を拡大する事に強く警戒しているようです。
しかし中国が連日尖閣諸島沖合に侵入し、北も大陸間弾道ミサイルを公開するなど、周辺国の緊張が増している中で、それに対応する為に日本が備えを充実させることは、安全保障上当然と言えます。
実際記事でも紹介されている通り、日本の防衛費の使い道として挙げられているのは、イージス艦やミサイル防衛、先端ステルス戦闘機など、前述した脅威に対応するものばかりです。
このように目的が明白なのに、あたかも日本が必要以上に軍備を増強して、侵略戦争を想定しているかのような偏向報道には、非常に強い悪意を感じざるを得ません。
そもそも単に防衛費が増えている事を軍拡だと主張するのは全くナンセンスです。
戦争の形が変わった現代において最先端の技術、つまり高額な装備が求められるのは当然で、ただ前年通り軍事費を維持するだけではむしろ、防衛力は後退する一方ではないでしょうか。
ちなみに日本の防衛費は対GDP比で1%以下を維持しており、安倍元首相政権時代の2013年から今までこの割合はほとんど変わっていません。
こうした点を鑑みた場合、日本の防衛費は限られた枠の中で、必要な物を的確に振り分けていると言って良いのではないでしょうか。
一方でこうした捏造記事を掲載する韓国でも、2009年から防衛費は右肩上がりですし、GDP比は常に2%を超えていますから、日本にあれこれ言う資格はありません。
まあそこまで無理して防衛費を拡大しても、まだ日本よりは低い額ですから妬ましいのかも知れませんね。
記事の中身をきちんと調べれば、日本が特別軍備を拡大している訳で無い事は明白なのですが、どうして韓国の報道はこんなにも日本を警戒させるような煽り記事を掲載するのでしょうか?考えられる最大の理由は、日本の脅威を大げさに騒ぎ立てれば、韓国が防衛費に予算を多く割いても国民から納得を得られるからでしょう。
現在、韓国政府が抱える借金は過去最大の物となっていますが、それにもかかわらず2021年度の国防予算は日本円で約4兆7260億円と前年比5.5%増です。
これに対しては韓国の代表的な政策提言NGO「参与連帯」などからも非難の声が上がっている為、そうした声をかわすために、日本を利用して国民を扇動しているのです。
しかし身の丈に合わない予算を組んで無理に日本に張り合っても、借金が増えるばかりで耐えられないのではないでしょうか?
■この記事に対する反響
それでは、この記事に対する反響なのですが…「韓国はミサイルに重点を置けばいい、日本は作りたくても作れない」「韓国を侵略しようとしてるみたい!先制攻撃しよう、復讐しよう」記事に煽られて韓国は軍備を強化し、日本を警戒するべきだと言う人が多いようですね。
「過去10年間に4大強国すべてが国防費を増額してきた」と述べて、世界的に国防予算が増えている事を指摘する冷静な人も居ますが少数派のようです。
実際のところ冷戦時代が終わった事で世界の防衛費のGDP比は一旦下がりましたが、1998年以降緩やかに増え続けています。
一方で世界経済は当時と比べ急成長しましたから、大部分の国で防衛費が増加するのは当たり前です。
もちろんそうした世界情勢の中では韓国も防衛費を増やして当然なのですが、韓国にとって本当に問題なのは、借金まみれの韓国が、どうやってその防衛費を捻出するかにあります。
そういった状況からか「韓国は韓米同盟に執着するしかない」という声も見られます。
しかし、その関係を全力で否定しているのは韓国政府なのです。
日本に張り合う前に、自分の状況を整理したほうが良いのではないでしょうか?
このままでは、国を補強する前に借金で傾く未来しか浮かばないのですが、協力関係を軽視したツケですね。
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来年の防衛予算、日本が56兆ウォン超へ9年連続増額·史上最大
来年の防衛予算、日本が56兆ウォン超へ9年連続増額·史上最大
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