『韓国スマホ業界で炎上騒動超高級スマホがゴミクズに』
安価でそこそこの性能の中国製スマホと、高価格で高品質なapple製品の間で
なんとか生き残りを模索している韓国スマホ業界ですが、高級路線は失敗続きなようです。
リコールだらけのLGがスマホ業界でも大失態を犯し、炎上騒動となっています。
120万ウォンで買った携帯電話…2年も経たないうちに「部品がない」?
LG電子が昨年5月に発売したスマートフォンV50。
出荷価格120万ウォン(約11万4千円)のプレミアムフォンは、画面が二つあるので、映像を見ながら検索したり、画面を拡大できるのがメリットであり、全世界で100万台が売れました。
チョン・ウンジェさんも昨年の発売直後に、このV50フォンを購入しましたが、最近メイン画面が壊れたため使えなくなりました。
先月初め、修理のためにLG電子のサービスセンターを訪れたチョンさんは、とんでもないことを言われました。
部品がなくて直せないから、来年の1月20日まで待てということでした。
他のスマートフォンを貸すという言葉もなく、チョンさんは結局55万ウォン(約5万2千円)で新しい電話機を買いました。
チョン・ウンジェさん「製品を販売するだけで、アフターサービス部品は用意していないのかと思いました!とんでもない、本当に」この問題はチョンさんだけのことではありませんでした。
インターネットのスマートフォン掲示板には、V50フォンの画面に問題が生じて使用不可能になったのに、修理してもらえなかったという書き込みが数え切れないほどあります。
10月初めから部品供給ができてないので、来年1月まで待てとのことでした。
チョンさんの場合、取材後に部品が一つ残っていると言われて修理を受けられましたが、LG電子のサービスセンター1ヵ所で画面修理を待つ人が140人に達します。
LG電子サービスセンターA職員によると「V50の液晶だけで(修理)予約された方が140人くらいいますので…9月から少しずつ遅延しました」とのことで、サービスセンターの職員らも、もどかしさを訴えています。
また、LG電子サービスセンターB職員によると「(部品が)我が国にはありません。
全国にありません。
供給の予定日を最初から数ヶ月先に延ばされるので、本当にもどかしくて…」LG電子は「V50は生産中止になったモデルのため、部品をあまり製造していない上に、感染症の影響で画面モジュール部品の一部が海外からの入手に支障が生じた」と釈明しました。
消費者紛争解決基準によると、メーカーにはスマートフォン部品を4年間保管する義務があり、部品がなく修理できない場合は交換や減価償却後に返金することになっています。
パク・ジョンウォン韓国消費者院課長は「部品需給の問題で数カ月かかるのは消費者が予見できない状況と思われます。
交換や払い戻しを要求できる状況と判断されます。
」LG電子は修理を待つ顧客に対する補償として、自社商品を買えるポイント10万点を支給しているとし、これ以上の補償計画はないと述べています。
【この記事に対する私の見解】
といったように、生き残りをかけて高級路線を模索している韓国スマホ業界ですがLGの高級スマホを始め、韓国国内での評判も芳しくないようです。
特にLGのスマホ事業はここ数年経営が傾きつつあります。
2019年第4四半期の決算報告によれば、営業利益はマイナス3223億ウォン、スマホ事業の減益によりグループ全体の利益が前年比10%減少するなど、パンデミックによる不景気の前からLGグループの「お荷物」となりつつあるスマホ事業。
この状況は5年近く続いており、高級路線に転換することで活路を見出そうとしたにも関わらず、ユーザーからは不満が続出しています。
いわゆる「ガラケー」の時代には、独創的なデザインの製品を出すことで差別化を図って来ました。
しかし、ガラケーと違いカバーをつける人も多く、デザインによる差異をつけにくいスマホでは日に日に存在感がなくなっているのが現状です。
バッテリー性能や、動作の安定性などではどうしても高価なapple製品には及ばず、かといって、最低限の機能のみであれば中国製スマホで十分という二極化の中で性能や品質ではなく「デザインの独創性」という、小手先の武器しかもたないLG製品は居場所を失っているのです。
こうした韓国スマホ業界の苦境を受けて、一度はサムスンなども高級スマホに参戦して来ましたが、パンデミックによる景気低迷の影響もあり、サムスンは2021年モデルでは高級スマホラインは出さない方針を発表しており、LGも今後、どのような対応をとるのか注目が集まっています。
高級スマホともなると、生産ラインでの些細なミスも許されません。
しかし、韓国の製造業においてそこまでのモチベーションを持った企業がいないというのも大きな問題の一つと言えるでしょう。
文政権以降、労働組合が力を持ちすぎたため、韓国の製造業ではストライキや従業員の反発が続出し、自動車業界などでも生産性の低下だけでなく、従業員の就業態度の悪化による生産ラインでのケアレスミスが激増しています。
こうした惨状を受け、LGは2019年4月にスマートフォン事業の国内生産を終了し生産拠点を全てベトナムに移してしまいました。
文政権の最低賃金の引き上げ政策や労働時間の制限などが追い打ちをかけての「脱韓国」という判断ですが、言語も文化も違う国で高級スマホのこだわりを製造者に浸透させるのは困難を極めており、度々起こる不具合に、高級スマホとしての対価をユーザーに感じさせることができていないのが現状のようです。
今や韓国人すら敬遠するようになってしまった韓国製品。
愛国心を煽り、日本製品の不買運動をうたった文政権自ら、独善的な経済政策により自国の産業を衰退させていますが、その傷跡はスマホ業界に、とても根深いものとなっています。
■この記事に対する反響のポイント
自国で売れない韓国産、海外で売れると思う?
それでは、この記事に対する反響なのですが…「これが韓国の財閥企業の現実」「LGのモバイル事業は何でこんなに下手なんだ…」「これを買った知り合いは3ヶ月で故障し、ASセンターに行ってハンマーで叩き割ったらしい」このように、韓国国内ではLG製品への信頼は地に堕ちてしまっているようです。
LGの高級ラインなんて絶対に買わない!といった空気が蔓延しています。
ここ最近では車のバッテリーでの大規模リコール、昨年は乾燥機、有機ELテレビなどでリコール続きのLG製品、日本で発売されたLG style2も、画面が点滅し、タッチパネルが反応しない、操作ができないといったクレームが続出しています。
文政権の財閥叩きも相まって、韓国国内における印象はますます悪くなっているようですが果たして巻き返しを図ることはできるのでしょうか?自国の大黒柱である企業のイメージ悪化に加担し、生産性を低下させる政権というのも前代未聞ではありますが、こうした印象が完成されてしまった以上、LGの苦境はしばらく続くことになりそうです。
韓国人すら使いたがらない韓国製品、世界で需要を勝ち取るのは難しそうですね。
続きは動画で…