『日本の痕跡は許せない凶器持ち出す市民団体』
日本統治時代に建てられた韓国銀行の旧本店ですが、正面に設置してある礎石に刻まれた「定礎」の文字が、伊藤博文氏の直筆と確認され、韓国国内で波紋を呼んでいます。
何と、バットを持ち出し破壊しようとする人まで現れた様です。
「すぐに取り替えて」…韓銀「伊藤博文の頭」にバットを持って飛び込んだ市民団体
市民団体「愛国国民運動大連合」のオ・チョンド代表が27日午後12時50分頃、ソウル市中チュン区、韓国銀行本館の前に野球のバットを持って姿を現わした。
最近、文化財庁は韓国銀行本館の礎石に刻まれた「定礎」という文字が伊藤博文の直筆であることを確認したと発表した。
以降、直筆の礎石を撤去しなければならないという声が出ている。
この日、オ代表は石に刻まれた伊藤博文の文字に損傷を加えることができる斧とハンマー、野球のバットを持ってきた。
オ代表は凶器を持ち、礎石に近づこうとしたが、警察と韓国銀行の関係者が文化財に指定された韓国銀行本館に損傷が生じかねないと引き止めた。
オ代表は野球のバットを礎石に突き当てるパフォーマンスを繰り広げた。
彼はこの日、取材陣に「伊藤博文の礎石の何が文化財なのか」とし「粉砕機に撤去しなければならない」と声を高めた。
さらに「安重根義士の遺骨も見つからない状況で、伊藤博文の直筆を放置する奇怪な国がどこにあるのか」とし「10月26日は安重根将軍が伊藤博文を狙撃した日なのに伊藤の文字が付いているなんて恥だ」と怒りをあらわにした。
オ代表は伊藤博文の文字の下に安重根義士の写真を貼り「子孫たちが申し訳ない」と何度も話した。
この日、ホン・ジョンシク活貧団(ファルビンダン)代表も現場に訪れた。
ホン代表はオ代表と共に取材陣に「伊藤博文の直筆をすぐに替えてしまえ」と叫んだ。
韓国銀行関係者は「伊藤博文の直筆が刻まれた建物である韓国銀行本館が文化財である」とし「文化財庁審議委員会のプロセスに日数がかかると見られ、法的手続きを踏むのであればすぐに撤去できない」と説明した。
韓国銀行のイ・ジュヨル元総裁は23日、「すぐに文化財庁から考証の結果が通知されると考えている」とし「公式に結果を入手すれば、文化財庁とソウル市と検討し、できるだけ早期に解決策を模索する」と述べた。
オ代表は来週中に文化財庁を訪れ、庁長との面会を申請する計画だ。
彼は伊藤博文の直筆をすぐに撤去することができる方案を要求すると発表した。
一方、オ代表は、昨年8月に「反日種族主義」の著者であるイ・ヨンフン元ソウル大教授の落星経済研究所を訪れて糾弾した。
また、リュ・ソクチュン延世大教授が日本軍慰安婦を卑下する発言で論争を呼ぶと、リュ教授の研究室を訪れて抗議したりもした。
【この記事に対する私の見解】
記事によると保守系「愛国国民運動大連合」のオ・チョンド代表が、韓国銀行前の伊藤博文直筆「定礎」撤去の為、凶器を持って近づこうとして、警察と韓国銀行の関係者に制止された模様です。
オ・チョンド代表は以前にも、韓国のホワイト国解除などで日韓関係が悪化した際、日本大使公邸に、トウガラシ入りの水が入ったビニール袋を投げつけた事もある人物です。
今回の件も、韓国にとって憎い相手である、伊藤博文直筆の定礎を文化財として扱う事に腹を立て、これに抗議する為のデモの一環のようですが、記事でも書かれている様に、これはパフォーマンスでしかありません。
定礎を破壊したからと言って、韓国が日本の植民地であった歴史が変わるわけでは無いのです。
また、記事に出てくるもう一人の登場人物、ホン・ジョンシク代表もなかなかにパフォーマンスが得意な人物です。
彼が代表を務める活貧団(ファルビンダン)は民族主義団体として活動しているのですが、その主張は竹島問題や日本海表記問題、日本製品不買運動など、全てが反日運動となっています。
発言も過激なものが多く、「安倍晋三首相の暗殺」や「三菱東京本社を血の海にする」等とテロリストのような事を公然と述べています。
しかし実際にやった事と言えば、日本の国会の前でプラカードを掲げている写真を撮っただけで、撮影が終わるとすぐに帰国してしまいました。
まさにアピールする為のパフォーマンスと言えるでしょう。
余談ですが、この人物も日本の総領事館前で唐辛子粉を投げつけています。
韓国では唐辛子に何か神聖な意味があるのでしょうか?このように、言う事は大げさな割りに、実際には大した事が出来ない二人ですが、今回はなぜこのような行動を取ったのでしょうか?一つには、この問題が少し前から韓国内で話題になっていたという事が挙げられます。
この記事の少し前から「共に民主党」の議員が、韓国銀行前の礎石が伊藤博文直筆である可能性が高い事を指摘していた為、韓国国内でも注目が集まっていました。
筆跡鑑定などをおこない、23日にはそれが事実である事が確認されると、韓国国内では定礎の撤去を求める声が大きくなっていきます。
これに目を付けた二人は銀行前で派手なデモをすれば、世間の注目が集まると考えたようです。
彼らの反日ビジネスにとっても、自らの価値を高めるチャンスと映ったのでしょう。
斧・ハンマー・バットを並べて目立った後は、集まった記者たちの前でソレっぽい事を言えば、愛国者アピールもバッチリです。
しかしこんな三文芝居ではさすがの韓国人でも騙せないのではないでしょうか?
■この記事に対する反響のポイント
やり方が野蛮すぎる!流石に恥ずかしい模様
それでは、この記事に対する反響なのですが…「日本に怒るのはいいが、なぜ日本だけ?」「怒りはわかるが、やり方が本当に後進国だ」「あんな石ころにわざわざ凶器を持って悪口を言うとか、恥でしかない」といったように、やはり、二人の抗議活動はあまり韓国国民から支持を得られていないようですね。
そもそも定礎にばかりこだわっていますが、その前に建っている建物は、朝鮮銀行として日本人の建築家、辰野金吾が設計したものです。
彼らの主張に沿うならば、定礎よりもそちらを壊す方が先ではないでしょうか?また、なぜか「なぜ中国には何も言えない?」など、中国を非難する意見も多いようです。
これは現在韓国国内で、中国との歴史問題が注目を集めているからでしょう。
BTSの発言に端を発した中韓の歴史問題は、今回の件よりよほど大きな歴史問題と言えます。
何しろ韓国が北を侵略したと言うものですから、自国の正当性すら否定するような歴史観です。
あるいは今回の二人のデモは、こうした中国への憎悪を日本に逸らす狙いがあったのかも知れませんが、さすがにこの程度の稚拙な小芝居では国民を騙せなかったようです。
ここまでくるとただの厄介勢で、迷惑系YouTuberと変わりありませんね。
続きは動画で…