それでは、今回の気になる話題はコチラ
『台風10号がもたらした最大の恐怖!原子力発電所の停止による大停電』
韓国では台風9号・10号の影響で原子力発電所のタービン発電機停止などの被害が出ています。
放射能漏れなどが心配される中、韓国国民の間ではある懸念が広がっています。
それは、文政権が進めていたの原発政策に関してで、この原発被害との関連とは?
台風で自動停止した韓国原発…「危険なのではなく、安全性を示すもの」
台風9号(アジア名:メイサーク)と台風10号(アジア名:ハイシェン)の影響により、韓国国内で稼働している原発24基のうち4分の1に当たる計6基が稼働を停止した。
韓国水力原子力(韓水原)月城原子力本部は7日、「月城原発2号機、3号機のタービン発電機が8時38分(2号機)、9時18分(3号機)にそれぞれ自動停止した」とし「台風10号の影響で電力設備に異常が発生したことに伴い、発電所を安全に保護するためタービン発電機が自動停止した」と発表した。
原発は、原子炉で作った蒸気でタービンを回して電気を作り、これをきちんと送電して初めて安全に稼働ができる。
ところが今回は、台風や落雷で送変電設備に原因不明の異常が発生し、送電ができなくなった。
送電ができないのにタービンを回して発電を続けると、タービンに過負荷がかかって温度が上昇する。
これでタービンの自動停止装置が作動したのだ。
タービンが作動停止した状態で原子炉が稼働を続けたら、原子炉そのものの温度と圧力上昇により大きな危険を招きかねない。
このため月城2号機、3号機のタービンが自動停止するや、韓水原は原子炉の出力を100%から60%に落とした。
韓水原の関係者は「タービンが回っていない状態で原子炉を出力100%で動かしたら原発に問題が生じるため、タービン稼働停止の直後、原発の出力を下げて蒸気の生産を減らし、生産された蒸気は冷たい水に接触させて復水する措置を取った」と説明した。
これに先立ち今月3日にも、原発4基が自動停止した。
韓水原によると、台風9号の影響により原発で作った電気を外部に送る送電線に異常が生じ、古里3号機・4号機と新古里1号機・2号機の原子炉が自動停止した。
月城2号機・3号機と全く同じ現象が発生したのだ。
ところが古里3号機・4号機と新古里1号機・2号機はタービンだけでなく原子炉まで自動停止した。
古里3号機・4号機の場合、月城原発と違ってタービンの稼働停止時に原子炉も自動で稼働停止するように設計されていたからだ。
ただし新古里1号機・2号機の場合は、月城原発のようにタービンが止まっても原子炉を引き続き動かせるシステムが備わっていたが、原子炉まで稼働停止した。
これについて韓水原は「新古里原発の原子炉が稼働停止した原因についてはまだ把握できていない」とコメントした。
原子力の専門家らは、原発が自ら稼働を停止したのは韓国の原発の安全性を示すものだと分析している。
チョン・ボムジン・キョンヒ大学原子力工学科教授は「台風のせいで原発が故障したのではなく、設計された通り、外部の異常な状況により稼働を止めた」とし「問題があるにもかかわらず発電を続けることの方がむしろ危険」と語った。
【この記事に対する私の見解】
韓国では台風9号と10号の影響で原発の停止が相次いでいます。
まず、台風9号で古里3号機・古里4号機・新古里1号機・新古里2号機の4基の原発が停止し、台風10号で月城ウォルソン2号機・月城3号機の2基の原発の原子炉が停止しています。
これらは、台風の影響で電力設備に異常が発生したことに伴い発電所を安全に保護するため、タービン発電機が自動停止したと説明されています。
つまり、台風で送変電設備に原因不明の異常が発生し送電ができなくなったため、タービンを回して発電を続けるとタービンの温度が上昇するため自動停止装置が作動した様です。
通常、韓国の原発では今回の様な小さな事故が多く発生しており、果たしてこれらの発表が真実か否かは解りませんが原発に関する報道には疑問が多いのも事実です。
特に、今回の新古里原発の原子炉が稼働停止した原因についてはまだ特定されていません。
日本の福島原発事故には食品の輸入禁止の継続など過剰な反応を見せる文政権ですが、万が一、釜山に近い古里原発で大きな事故が発生すると日本にも大きな被害が及びます。
もともと、文政権のエネルギー政策は脱原発・脱石炭を打ち出していますが、文政権の3年間で脱原発・石炭は実現されず韓国は原発技術を維持しつつ輸出も行ってきました。
当初、文政権は脱原発を打ち出したものの掛け声だけで打ち出した具体策としては、原発の新設も行い原子力技術の維持や東ヨーロッパなどへの売り込みも視野にいれています。
特に、大統領自らが原発輸出のセールスを行っている現状は、大統領就任時に「安全性と環境に関する国民の声を受け脱原発と脱石炭を進め、再エネと天然ガスの利用を促進する」と宣言した姿からはかけ離れています。
文大統領は脱原発と宣言しながら実際には5基の原発の建設を継続しています。
この様な文政権のエネルギー政策は理想と現実の乖離が甚だしいのが現状ですが、文政権の理想と現実の乖離は外交や経済政策にも顕著に表れています。
例えば、文大統領が就任時にぶち上げた最低賃金の引き上げにも理想と現実の乖離が見られます。
強引に最低賃金の引き上げだけを行った結果、体力のない中小企業は雇用を維持することができず、結果的に雇用者の減少を生み何のための雇用政策なのか解らなくなっています。
また、外交でも文政権の優柔不断なご都合主義に気が付いた各国が韓国パッシングを強め、韓国の孤立を深める結果となっています。
エネルギー政策においても外交や経済政策においても文政権は現実を見つめることが必要です。
■この記事に対する反響のポイント
・放射能漏れの危険性
それでは、この記事に対する反響なのですが…「台風で原発が停止とか大丈夫なのか?」「普通は台風で原発の稼働に影響は出ない」「放射能は大丈夫なのか?本当にそれが心配だ」というように台風10号の影響で原子力発電所で機停止などの被害が出たことに対して、様々な意見が国民の間では出ていますが、ここである意見が目立っています。
それは「ここまで素直に被害を報告するのは珍しい」という声です。
なぜこのような声が出ているのかと言うと、「太陽光パネルについてはニュースにしないのか?」というのが原因のようです。
先にも言いましたが、文政権は脱原発を掲げており、その為に設置を推進している太陽光パネルにおいて、設置工事のせいで地盤を緩めた為、今回の台風被害を大きくしたという声が上がっており、今後のパネル設置に支障をきたす恐れがあるのです。
それを見越した政府が、今回の原発事故を大きく伝える事によって、パネル設置の動きを活性化させたいという意図があるのではと疑われているようです。
私としては、放射能漏れの危険性が無いのなら何でもいいので、これが今回、韓国で大きく報じられている理由なのであればホッとできるんですがね。
さて、原発関連の事故はヒヤッとしますが、何事もなければいいんですがね…。
続きは動画で…
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台風10号が韓国にもたらした最大の恐怖!原子力発電所の停止による大停電も「停止は安全性を示すもの」」文政権の理想と現実…【世界情勢】
台風で自動停止した韓国原発…「危険なのではなく、安全性を示すもの」