『GSOMIA継続で弱みを見せた韓国政府日本の反応が気になって仕方がない』
結局GSOMIAの終了通知期限を過ぎても、韓国政府は全く動く事が出来ませんでした。
そんな姿を晒したものだから、日本の反応が気になって仕方がないようで、日本メディアの記事を手当たり次第紹介して、分析を行っているようです。
GSOMIA維持に日本メディア「韓国、対日強硬路線を封印」
韓国が韓日軍事情報保護協定(GSOMIA)終了通知の動きを見せていないため、日本のマスコミは、韓国が対日強硬路線を封印していると分析した。
米国の影響もあると見ている。
25日、日本経済新聞は、「韓国、対日強硬を封印」というタイトルの記事で、韓国の文在寅政権が対日強硬路線を封印していると分析した。
新聞は、24日がGSOMIA終了通知の期限であるにもかかわらず、韓国政府は特段の反応を見せておらず、協定が維持される見通しだという。
GSOMIAは、日韓どちらが破棄を通知しない限り、1年ごとに自動延長される。
キャンセルするには、90日前に通知しなければならない。
GSOMIA終了日は11月22日なので、8月24日までに日韓両国政府のいずれかが相手国に終了通知をしない限り、11月23日に自動的に延長される。
日経は、韓国政府が「内政の対応に大変忙しく、日本の優先順位が低下した点が背景にあるようだ」と分析した。
また、文大統領が、15日の光復節の演説で、対日関係と関連し、「韓国政府はいつでも日本政府と向き合って座る準備ができている」とし、協議の扉が開かれていると対話を促したことについても注目した。
それとともに、昨年の夏、日本が半導体コア材料3つの輸出規制、韓国の輸出優遇国からの排除、韓国での日本製品不買などにより、韓国では反日の雰囲気が最高潮に達したと伝えた。
続いて、「あれから1年、文政権は、部品素材の国産化である『脱日本依存』の成果を強調しているが、日本を刺激する言動は避けている」と見た。
「一言で言うならば、『そんな場合ではない』からである」と説明した。
新聞は、大統領府が今は「内政が最優先」という雰囲気だと伝えた。
感染症の拡大とソウルのマンションの平均価格の上昇などを理由に挙げた。
韓国政府の外交安保の優先順位も「南北」と「米中」の順と伝えた。
日本は、優先順位から追いやられたという分析だ。
「日本を相手にする余裕は到底ない」と見た。
ただ、韓国政府が対日強硬策を見合わせているといっても、「文政権の対日戦略には何の変化もない(セジョン研究所チン・チャンス首席研究委員)」というのが韓国の日本専門家の分析だと紹介した。
25日、時事通信は、米国がGSOMIAの維持を要求しており、韓国が米国の意見を尊重したと解釈した。
通信は、昨年8月に韓国がGSOMIA終了の方針を通知した際、米国の強い説得に「一時停止」に切り替えたと説明した。
今回も、米国を意識したという分析だ。
特に、外務省幹部は、「昨年、韓国は米国からかなり圧迫された。
現在、韓国はGSOMIAを対日交渉のカードとして(使用)することができない」と牽制した。
通信は、ただし韓国は、「いつでも終了できる」という立場で、韓国がGSOMIAを「対日カードとして保持する構えだ」と説明した。
【この記事に対する私の見解】
「GSOMIAの終了通知期限を過ぎたので、日本は安心しているようだが、韓国はいつでも終了できるんだぞ」と記事は伝えたいようです。
なんとかGSOMIA破棄を切り札に見せたいようですが、切ることが出来ないとバレているカードは切り札にはなりません。
痛々しい虚勢で哀れに感じてしまいますね。
結局、日本にはなんの効果も無かったGSOMIA破棄ですが、韓国は分った上でやっていると思うのですが、米国では、未だにGSOMIA破棄を掲げる韓国に、不快感を募らせているようで、米国政府が運営する国営放送では「日本と韓国が、迅速で効率的な軍事情報を共有するという内容は、日本と韓国の安保だけでなく米国の安保にもとても重要だ」と語って韓国のGSOMIA破棄発言を牽制していました。
日韓だけでなく、米国の安全保障にとっても危険な行為だと言う認識なのです。
番組では「国防と安保問題は他の問題と分離しなければならない」と伝えていますが、こうした米国の意向は全く韓国政府には通じていません。
最重要同盟国と考えが全く噛み合っていないのは、自称「外交の天才」文大統領としては信じられない失態ですね。
今回の件に関しては韓国のマスコミも当初、文大統領を強く批判しています。
朝鮮日報は社説に「無能外交国が恥ずかしい」というタイトルを付けました。
GSOMIA破棄のカードを切った事で日韓問題が米韓問題になった上、日本には何の打撃も与えなかったと指摘しています。
東亜日報は「GSOMIA破棄の効果に疑問、米国の深い疑いを生んだのは確か」と非難しました。
GSOMIA破棄を叫んでも日本には何の影響を与える事も出来ず、むしろ米国の反感を買うだけだという事は、韓国のマスコミも知っているのです。
その上で今回の記事では、そういった訴えを一転させて、GSOMIAを「対日カードとして保持する構えだ」とまとめています。
GSOMIA破棄には何の効力も無い事は知っていても、それを日本に指摘されるのは我慢がならないのでしょうか。
あるいはGSOMIA破棄をしないで「あげた」のだからと、もっと好意的な反応を日本に期待していたのかも知れません。
しかし、日本のマスコミが指摘しているように、今回、GSOMIAの終了通知期限が過ぎても韓国政府が何も発言しなかったのは、他に問題が多すぎてその対応に追われ、日本に手が回らなかっただけの事です。
韓国側の本質が何も改善されていない以上、これを好意的に評価する事はあり得ません。
都合の良い妄想に浸って、自国の面子を守ることに必死な様子が伺えますね。
■この記事に対する反響のポイント
・韓国が手綱を持っている
・文政権はGSOMIA早く破棄しろ
・事実を把握していない国民
それでは、この記事に対する反響なのですが…「来年はGSOMIA終了だ」「日本とは協力なんかありえない」「文政権はすぐにでも破棄すべきだ」といったように、GSOMIAを破棄するべきだと言う意見は韓国内で非常に強いようですね。
また「自動延長状態じゃなくて終了猶予状態だ」と、韓国が手綱を握っていることを強調しています。
そもそもあちらの国民は、政府やマスコミからある意味騙されている為、日本の軍事衛星から北の情報を貰っている事など知りません。
「GSOMIA維持しても、うちらが情報やらなきゃそれまで」という声がそれを象徴しています。
また、韓国政府は米国の圧力を受けている為、結局GSOMIA破棄が出来ません。
GSOMIA破棄を求める国民と、本音は維持したい政府とでは真っ向から対立してしまうのです。
このズレを解消するには、国民に真実を伝えるしかありませんが、文大統領はこの嘘を利用して前政権を弾劾したので、今さら本当の事は言えないでしょう。
自分が吐いた嘘に縛られて、袋小路に入ってしまった文政権には、自業自得以外に掛ける言葉が見つかりませんね。
【これに対する私の見解】
事実を隠し政権を奪った文大統領ですが、そろそろ無理が隠せなくなってきたようで、そのツケを払う時が近づいているようです。
続きは動画で…