『韓国がGSOMIAを事実上破棄か?
北の件で日本に情報提供せず…』
北の南北共同連絡事務所の爆破において、韓国がGSOMIAのチャンネルを閉ざしてしまったようです。
しかし、GSOMIAの破棄は長い目で見れば、韓国側にはデメリットしかないように映ります。
一体どうしてそのような判断に至ったのでしょうか?
「北爆破、韓日情報共有なかった…日本、GSOMIA機能せず情報把握困難」
北朝鮮の南北共同連絡事務所の爆破をめぐり、
韓国と日本の政府間で情報共有が行われていないことが確認された。
北朝鮮の対南攻勢で韓半島の緊張が高まり、韓米日3国が安保協力を強調しているが、
実際、緊急事態の対応過程で、外交摩擦を経験している韓日間の足並みが乱れている。
18日、複数の外交筋によると、
日本政府は韓日軍事情報保護協定(GSOMIA)チャンネルを通じて韓国との情報共有が難しいと判断し、
米国側を通じて北朝鮮の南北共同連絡事務所の爆破に関する情報の提供を受けた。
ある米国側の外交筋は、
「日本側が関連情報を韓国と直接共有できず、米国を通じて制限的な情報だけを共有した」と話した。
同関係者は「特に、北朝鮮の爆破事件の動向が韓米間で共有されたが、
日本はこれを十分に共有してもらえず、状況把握が困難になったと聞いている」と付け加えた。
韓国政府高官も「日本政府との外交チャンネルを通じた必須対話は順調に行われている」としながらも、
「今回の事件の前後、GSOMIAによる日本の情報要請も共有もなかった」と語った。
これに先立ち、韓国軍当局は13日、
キム副部長が談話を通じて「連絡事務所が形もなく崩れる悲惨な光景を見るだろう」と述べた直後から、
北朝鮮の南北共同連絡事務所周辺の動向を把握するなど、事実上爆破の情況を確認した。
このような情報は、米国側とも迅速に共有されたという。
一方、日本側は米国を通じて制限的な情報だけを確保し、事後も関連情報の確認が困難だったという。
これに先立ち日本政府のスポークスマンである菅義偉官房長官は17日、
「最近の南北関係を含め、北朝鮮の動向について日頃から重大な関心を持ち、
情報を収集・分析することに努めている」とし、
「韓米日3カ国が緊密に協力し、対応していきながら、警戒と監視に万全を期する」と述べた。
しかし、日本内部では「GSOMIAが事実上消滅した状況で、
対北朝鮮情報収集が円滑に行われていないという懸念が出ている状況だ」とし、
日本側の外交筋は「最近、北朝鮮のミサイル探知やキム・ジョンウン国務委員長の身辺など、
主要局面ごとに情報確保が困難になっている」と説明した。
昨年、日本の半導体核心素材に対する輸出規制に対応し、
GSOMIA終了のカードを取り出した当時、韓国政府は
「GSOMIAが終了しても、韓米日情報共有約定(TISA)を通じた韓日間の情報共有が可能だ」と説明。
しかし、TISAの場合、北朝鮮の核とミサイルの脅威に関する秘密情報で共有範囲が制限されるうえ、
情報交換の速度が遅くなるほかない。
日本政府が昨年11月、韓国に対する輸出規制措置を見直すことで合意し、
GSOMIA終了が猶予されたが、日本が規制の撤回を先送りし、
韓国政府も最近、「GSOMIA終了カード」を再び取り出した。
外交通商部は今月16日、国会外交統一委員会の業務報告で、
「韓国政府はいつでもGSOMIAの効力を終了できるという前提の下で、終了通知の効力を停止した」とし、
「いつでもGSOMIA終了通知効力の再稼働が可能だ」と明らかにした。
【この記事に対する私の見解】
今回の件に関して日本は、一切韓国からの情報が提供されなかったと言われています。
何の対策も取れずに米国から制限ある情報を得られただけのようでした。
対北政策についてはある一定の共同感を持つ隣国であるにも関わらずです。
従って今回の出来事は事実上、韓国がGSOMIAを破棄したと言えなくもありません。
しかし、中長期的に見ればGSOMIAの破棄は、韓国にだけデメリットがあるだけです。
それではなぜ、文大統領は韓国にデメリットしかないことを突然、行ったのでしょうか。
大きくは日本が韓国への3品目の輸出管理強化を改めなかった仕返しではないかという見方です。
しかし日本が求めた輸出管理強化はそもそも韓国に問題がある事であって、
今更言うのもあれですが、GSOMIAに絡めてしまうのは問題ありなのではないでしょうか。
そして、それをまたWTOにまで持ち出してしまう思考は理解に苦しむものがあります。
また、文大統領はGSOMIAを破棄する事は日本にも打撃を与える行為だと考えているようですが、
これも少し見当違いと国際社会でも言われている状態です。
では日本はこの件についてどう対応すればいいのでしょうか?
答えは相手にしないですね、理性的に淡々と対峙するに尽きるでしょう。
特に韓国は今、北からのプレッシャーに晒されている状態です。
在韓米軍削減の問題も国内で火種がくすぶり続けている状況でもあります。
そんな状況ですから、今は少し冷静さを欠いているのでしょう。
韓国は国際的な評価でも、大局的に物事を見られず短絡的に判断する、
少し冷静さを欠いた国民性だと認知されています。
国際社会の中で柔軟な対話姿勢を取りつつ
協調していくという点に関しては適正がありません。
輸出管理強化の問題と国防の問題をごちゃ混ぜにしてしまうあたり、ハッキリしています。
それだけに日本政府にはGSOMIAと輸出管理強化の問題をはっきりと区別し、
淡々と大人の対応を続けていくことこそ、求められているでしょう。
感情の赴くままに動いてしまう相手に対しては、少し時間を与えてあげるに尽きます。
クレーム対応の基本などでもそうですが、熱くなっていると話は通じません。
GSOMIAに関しても、WTOのことに関しても今の韓国は感情的にしか動けないと推測されますので、
どんなに日本が理路整然と理性的に話したところで残念ながら公平な対話にはならないでしょう。
日本は対応に慣れていますのでまだいいのですが、このままでは韓国の孤立が進んでしまいます。
その過程で、本当の瀬戸際になるまでは、まともな話は出来ないでしょうね。
■この記事に対する韓国国民のコメント
・GSOMIA協定中も日本は重要な情報を私達にくれなかった
・GSOMIAを破棄し、我々が情報の主導権を持とう
・日本は韓国のニュースを知る必要がない
・機能してないからGSOMIA終了は意味がないと言いたいようだ
・南北問題は我々の問題だ!GSOMIAは関係ない!
・南北平和統一に関する情報を日本が知る必要あるか?
・誰が好きで日本に情報を共有するの?
・韓国の安保に日本が重要な役割を担っていないぞ
・信頼できない国からの情報がどうして必要ですか?
・米国は朝鮮半島の平和を妨げるべきではない
【これに対する私の見解】
韓国国民のコメントに関しては、いずれもが短絡的という印象を受けてしまいました。
これでは感情的になっていると条約を破る国とアピールしているだけです。
なぜ断交的で自己完結型の思考をしてしまうのでしょうか。
正直、日本のスタンスとしてはGSOMIA破棄は勝手にしてどうぞという事ですが、
あちらが破棄せず続けている以上、効力は残っているという事です。
「ムカついているから情報は渡しませんでした」これを平気で実行してしまう事で、
韓国と言う国が、国際社会から信用を失うという事を考えないのでしょうか…
ここまでするのなら、
さっさと破棄をすればいいのに、
都合のいい時だけ活用してきそうですね。
続きは動画で…