『韓国支援金も効果を見せず
史上2度目の「マイナス物価」』
景気低迷に伴い、内需の低下も歯止めがかからない韓国、バラマキ政策も効果がなく
輸出と輸入が停滞する中、経済回復の兆しが見えない状況が続いているようです。
消費者物価指数も下がってしまい、支援金の効果も表れなかったとの結果が出ました。
コロナ支援金も無駄でした… 5月の物価0.3%、マイナス」
韓国では、先月の消費者物価が0.3%下落した。史上2度目の「マイナス物価」である。
5月から14兆ウォン規模の緊急災難支援金(感染症給付金)が支給されたため、
消費が回復し物価が上昇するという期待が持たれていたが、景気低迷を阻止するには力不足だった。
韓国統計庁が2日に発表した消費者物価動向によると、
先月の消費者物価指数は104.71と、昨年同月に比べ0.3%下落した。
消費者物価は昨年9月(-0.4%)に、統計を取り始めた1965年以来初めて下落したが、
8ヵ月ぶりにまたマイナスを記録、新型感染症が直撃したのだ。
物価は今年1月に1.5%上昇し、昨年(0.4%)の物価安傾向から脱却するかのように思われた。
しかし、2月1.1%、3月1.0%と、上昇幅が縮まり、4月には0.1%まで下がった。
先月は国際原油価格の下落という特異要因があった。
国際原油価格の下落により、韓国内の石油類の価格は18.7%急落した。
このため、石油類は全体の物価を0.8%ポイント引き下げた。
これに対し、統計庁は「教育サービスの拡大で高校納入金と学校給食費などが
下落した影響もあった」と説明。
しかし、根本的な原因は消費·投資の低迷で需要側面の物価上昇圧力が
著しく低下したことにあるという分析だ。
先月、経済協力開発機構(OECD)基準のコア物価
(食料品やエネルギーを除外した指数)は0.1%の上昇にとどまった。
これは今年4月(0.1%)と同じで、1999年11月(-0.1%)以来最も低い水準だ。
コア物価は天気、原油価格など、外部要因による変動が激しい品目を
除いた物価指標のことで、「景気の温度計」とも呼ばれる。
また、外食·旅行·個人サービスなどの価格が含まれるサービス物価上昇率も0.1%にとどまった。
これは、通貨危機時代の1999年12月(0.1%)以来の最安値だ。
さらに、感染症の影響で外出が減り、外食物価上昇率も0.6%にとどまった。
昨年5月は1.9%、‘18年5月は3.1%だったことを考慮すれば、上昇率は大幅に下がった。
先月は、感染症給付金という物価上昇要素があったにもかかわらず、
マイナス物価となり、さらに残念だという反応を見せている。
感染症給付金は先月18日、全体予算の63%に当たる8兆9000億ウォンが配布された。
4日後の22日には配布率が85%(12兆1000億ウォン)にまで達した。
工業製品、サービスなど主要品目の物価調査時期は毎月中・下旬だ。
つまり、感染症給付金効果が統計に反映される時間があったにもかかわらず、
結果が期待に及ばなかったということだ。
物価安が深刻化し、デフレへの懸念が高まっている。
これに対し、統計庁のアン·ヒョンジュン経済動向統計審議官は
「デフレは景気低迷を伴う長期間の物価下落を意味する。
マイナス物価はまだ1か月だけなのでデフレと判断するのは不適切」と一線を画した。
しかし、専門家はデフレへの懸念が高まっていることだけでも、経済には悪材料だと指摘している。
物価が引き続き下落すると予想されれば、消費者はお金を貯め込もうする傾向が大きくなる。
なぜなら、もう少し値下がりするのを待ってから消費した方が得だからだ。
これは消費·投資心理の萎縮、企業収益性の悪化、家計所得の減少、
景気低迷の深刻化など悪循環につながる。
これが5月のマイナス物価が最近回復の兆しを見せている消費心理に
悪影響を及ぼすかもしれないという懸念が出ている理由だ。
韓国銀行によると、先月消費者心理指数(70.8)は前月より6.8ポイント上昇した。
【この記事に対する私の見解】
このように、文政権の国民への一律給付金バラマキは内需回復には大した効果がなかったようです。
4月の就業者数は前年同月から47.6万人減少するなど、多くの韓国民が職につけていない状況で小遣い程度の給付金が配られたとしても、積極的な消費に繋がるわけがありません。
韓国の中高年の多くが開業している、チキン屋などの零細自営業者は更に悲惨な状況でしょう。
感染症の影響で、外食の自粛が推奨される中、店の家賃や固定費が出ていく一方です。
自己破産するかという瀬戸際の状況で、消費活動を行う余裕などありません。
韓国経済を支えている一部のエリート層も、消費には慎重になっています。
そもそも、彼らにとってこの給付金程度の金額は大した金額ではないのもありますがサムスンの副会長に逮捕状が出されるなど、文政権の財閥解体ショーの格好の餌食となっている今、築いてきた地位の転落に戦々恐々とする日々を送っています。
ほとんどの韓国国民にとっての真の望みは、雀の涙ほどの給付金を配ることで財政破綻に拍車をかけることより、最低賃金の無理な引き上げと、週52時間の労働時間の規制を撤廃することだと言われています。
これらの政策により、韓国の労働力の生産性が下がり、海外資本は逃げていき
零細企業は人件費の負担に耐えられず、倒産や解雇が止まらなくなっているのです。
税金を使わずとも、これらの制度の緩和だけで、多くの韓国国民が救われるのにも関わらず文政権は公務員を増やしたり、国が積極的に介入し雇用を作り出す
「韓国版ニューディール」など的外れな雇用政策ばかりを発表しています。
韓国の格差社会は深刻ですし、財閥依存の経済構造は非常に多くの問題を抱えています。
しかし、この非常事態に改革を行うというのはあまりに無謀です。
サムスンの副会長の逮捕騒動などがいい例ですが、今の文政権は韓国経済の底上げよりも、財閥を倒し、共産主義的な理想郷を強引に作り出そうというイデオロギーに取り憑かれているように見えてなりません。
過度な競争社会は国民を疲弊させてしまいますがそれでも自由市場に経済成長を任せることは民主主義国家と資本主義経済のあるべき姿です。
今や文大統領は、韓国経済の回復や、財政の健全性を取り戻すことより、韓国をいかに「中国化」させるかで頭がいっぱいなのかもしれません。
■この記事に対する韓国国民のコメント
・どう考えても、方向の間違った政策だったようだ
・指導者を替えましょう!それしかありません!
・自営業者ですが、数千を超える損害がでているのに数十支援してくれても…
・家賃の暴落に期待します…
・消費できないのに物価が下がるのは当然のことではないか?
・この際全国民全員公務員にすれば失業、暮らしの心配がなくなるだろう
・文在寅大統領はK防疫で韓国を蘇らせます
・早く状況が好転して、みんなが幸せになるのを願います
・給付金もらっても文句を言うやつらは何なの?
・給付金のおかげでこの程度のマイナスで収まってよかった
【これに対する私の見解】
このように、「もう文政権には何も期待できない」といった内容の悲観的なコメントの中に給付金をもらって喜ぶコメントが入り混じっていますが、終わりの見えない状況に不安を感じている様子がコメントからも感じられます。
サムスンに米中対立をうまく綱渡りをしてもらい、半導体戦争の甘い汁を吸えればまだ回復の兆しはありましたが文政権自らサムスンを苦しめる財閥解体ショーにご執心な状況ではその希望も望みが薄そうです。
国家財政と韓国銀行、家計債務に企業債務、デフォルト爆弾を大量に抱えた状態で、文政権は荒唐無稽な政策を強行しようとしているわけですが、韓国経済は耐えることができるのでしょうか?
文大統領がトップにいる限りは、
韓国経済の回復は遠くなりそうです。
「K防疫バブル」での判断ミスが、
一気に韓国国民に押し寄せてきそうですね。
続きは動画で…
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