『与党議員に卵投げつけ、失敗続きの与党に国民も不満爆発』
次期大統領候補と言われている与党議員が民生探訪の訪問先で住民から卵を投げつけられたそうです。
文大統領をはじめとして、失敗続きの与党に国民も不満が爆発して
このような事件が起きてしまったのかもしれません。
韓国与党「共に民主党」代表、卵を投げつけられる…次期大統領候補「処罰しないで」
韓国の政権与党「共に民主党」イ・ナギョン(李洛淵)代表が5日、
民生探訪で訪れたカンウォンド(江原道)チュンチョン(春川)市の
中央市場で、卵を投げられるという事件があった。
李代表は有力な次期大統領候補で、来年の大統領選挙に出馬すると言われている。
李代表はこの日午後4時29分ごろ、春川市の中央市場に入った瞬間、
ある中年女性の投げた生卵が右目付近に当たった。
この衝撃に李代表は顔をしかめたままうなだれ、周辺にいた秘書たちは
手で李代表の顔を急いで覆った後、周辺を見回した。
秘書たちをはじめ、ホ・ヨン(許営)共に民主党議員、
支持者たちは李代表を囲み、持っていた紙などで李代表の頭と体を塞いだ。
投げつけられて割れた卵は李代表の顔とマスクをつたい、上着の肩の部分へと流れていた。
李代表は足を止め、マスクを取った後、ハンカチで顔と服についた卵を拭い、
予備に持っていた新しいマスクを上着から取り出して取り替えた。
この場面は、江原道民日報が撮影したユーチューブ動画でもオンライン上に広まった。
卵をぶつけられた直後、戸惑いを見せた李代表は、
すぐに中央市場の商人たちと会い、餅や菓子などを買いながら日程を続けた。
李代表に卵を投げつけた女性は‘チュンド(中島)遺跡保護本部’の会員だという。
許議員は李代表に卵を投げた人たちについて尋ねると
「(テーマパーク)レゴランドを建てる際に出た古代遺跡を保存すべきだと
主張する団体(中道遺跡保護本部)」と説明したという。
李代表は、私と関係もないことなのに、なぜ卵を投げたのか、
訳がわからないという意味の言葉を述べた。
また李代表はSNSを通じて「今日、春川の中央市場で卵を顔に投げつけられた。
中道遺跡保護本部の会員たちがレゴランド許可に抗議したと後で聞いた」とし
「文化財を守ろうとする情熱と嘆息については理解する。
文化財当局および自治体、市民団体などが長い間話し合ってきたというが、残念だ」と述べた。
続いて「警察が現場で数名を連行して取り調べたという。
私はその方たちを処罰しないでほしいと警察に知らせた」とし
「その方たちとしては切実に言いたいことがあったのだろう」と付け加えた。
一方、李代表に向かって卵を投げつけるなどのデモをした男女会員2人は、
現場にいた春川警察署の警察に逮捕された。警察は彼らを警察署に連行して取り調べをしている。
【この記事に対する私の感想】
卵の投げつけ自体に関しては褒められるような行動
ではありませんし、勿論罪に問われてもおかしくはありません。
議員に対して投げつけたという理由ではなく、人に対して投げつけること自体が問題です。
今回の場合は、古代遺跡保存を訴える団体が政府によるレゴランド建設許可に
反対しての行動であったとの見解でしたが、本当のところは分かりません。
そのような反対意見を見て見ぬフリをするというのは韓国政府ではよくあることですので、
政府と団体の意見対立によるものだと決定付けられてしまっても仕方がないかもしれませんが。
しかし最近の与党支持率の降下を見ていると、
この理由だけではないのではないかとも思ってしまいます。
ですので、逆に言うとこのように原因を決定付けてしまうことが
政府にとってはメリットなのかもしれません。
そして今回被害に遭った与党議員は次期大統領候補と言われている議員で、
文大統領の任期が残り一年と迫っている中、次の大統領として
「相応しくないのではないか」という意見がもし国民の中で多いのであれば
このような事件が起こってしまう可能性もありますよね。
しかしこの事件の処理次第では与党にとってのメリットとして利用されてしまうかもしれません。
例えば今回の場合当該与党議員がSNSなどを通じて
「今回の件に対しては処罰を求めない。」「文化財を守ることも大切だ。」と
一見寛大な雰囲気が伝わってくるような形で対応しています。
ここだけを見ると、「次期大統領は国民の意見をしっかりと聞き入れて、
国民目線で政治を進めてくれるのではないか。」と国民が思ってしまうかもしれません。
しかしもしこれが直近の選挙のためのイメージ戦略だと考えると、その見方は変わってきます。
この対応に対して、「寛大である」と見るか「選挙のためである」と見るか、
それは国民次第だと思いますが文政権の失敗ぶりを見ると、
簡単には判断してはいけない事件だと思います。
このように現政権に対して否定的意見が多い場合、
国民にとっての次期政権に求めるもののハードルは高いようで低くなる傾向になります。
その状態でこのような件が発生すると、「寛大なのでは」という意見に引っ張られがちになりますが、
本当にそうなのかは考えるべきところではあります。
文政権や朴槿恵(パク・クネ)前政権から学ぶ、国民側の誤判断も
次期大統領を選択する糧となれば良いのですが、
国民性というものもまた変わりにくいものの一つです。
文政権が残り一年でどのような成果を残すか分かりませんが、
次期大統領は協調性を兼ね備えた人物に是非お願いしたいところです。
■この記事に対する反響
この記事に対して日本からは、「表向きの言葉は寛大にしてるが、
警察にとってはちゃんと処罰するように圧力に感じたのかもね。」
「卵を投げつけた行為はどうせ微罪だから、心が広いふりをして点数を稼ぎたいのでしょうね。」
「政治家が自分の地位を市民により上位にあると認識しているような行動。」
「他の国のお偉いさんだったら、こんなにも側近が慌てる前に
何か上手い事をひとこと述べていたと思う。」という意見が上がっています。
たしかに議員という存在がどのような言葉を述べたとしても、人それぞれで捉え方は変わります。
そして実際には警察に対してどのように説明したのかという点は不明ですよね。
また韓国からは、「茶番劇のような出来事で、政権にとっては恥ずかしい出来事だったと思う。」
「今回狙われたのは与党で、現在の政権への不満の現れだと思う。」
「卵の投げつけは良くないが、選挙を気にし過ぎて何でも許してしまうことは
威厳が無くなるという点からあまり良くない。」という意見が上がっていますが、
この件への捉え方はやはり人それぞれであるなという印象ですね。
政府側はこのような件を受けて、民主主義について改めて考えを見直して、
現政権の失敗について深く分析する必要がありそうです。
次期大統領選に向けて、
心理戦は始まっているようです。
国民からの印象はどうであろうと、
次期政権に求めるものは国際的協調性ですね。
続きは動画で…
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韓国国民が失敗続きの与党に激怒!不満爆発し与党代表が攻撃されるも、選挙を気にしてお咎めなし!
韓国与党「共に民主党」代表、卵を投げつけられる…次期大統領候補「処罰しないで」