『習主席と文大統領の電話会談!韓国は二枚舌で乗り越えれるか…』
韓国の文大統領は中国の習主席と電話会談を行い、中韓同盟の強化について会談を行ったそうです。
米国からも圧力が掛かっている韓国は、中国と米国との間で板挟み状態ですが、得意の二枚舌外交で切り抜けることが出来るのでしょうか。
習主席 文大統領に非核化・韓中日首脳会談の支持表明
中国の習近平国家主席は26日、韓国の文在寅大統領との電話会談で、「(朝鮮半島)非核化の実現は(両国の)共通の利益になる」として、「中国は文大統領を高く評価し(非核化への取り組みを)積極的に支持する」と述べた。
韓国青瓦台(大統領府)高官が27日、明らかにした。
文大統領は会談で「韓中日首脳会談の早期開催のため、両国が共に努力することを望む」とし、習主席は「中国は韓国の中韓日首脳会談の開催を支持しており、韓国との協力を強化し早期開催を推進したい」と応じた。
新型感染症の対応を巡っては、両首脳は双方の防疫協力が効果的だったと評価。
習主席は「文大統領の北東アジア防疫保健協力体の構想を支持する」と表明した。
また、来月の韓国の感染症ワクチン接種開始に触れ、「ワクチン接種がグローバル防疫に重要な役割を果たすことを望む」と述べた。
【この記事に対する私の見解】
韓国曰く「韓国は朝鮮半島における唯一の民主主義国でありその要である」とのことですので、おそらく先日の米国との会談、今回の中国との会談を世界に見せつけその地位を確立しようと必死なのでしょう。
しかし、中国や米国の思惑は別次元にあるのではと考えます。
中国は韓国という国を、自分達の完全なる同盟へと引き込みたいのだと思います。
中国は現在米国からの経済制裁を受けています。
しかし、中国は他国への輸出などが無くても自国の消費市場が大きいため、その部分を限定的に見ると米国の制裁があろうと、切り抜けることは可能なのではと思います。
ただし、中国は世界の覇権を握る為、経済や軍事力の面において力を伸ばしてきており、経済面ではアフリカなどへの進出を急速に進めています。
その最中での米国からの制裁は他国から中国への評価にも影響するのではないでしょうか?米国からの経済制裁があるため中国から距離を置く国は多数存在すると思いますし、これから更に増加する可能性があります。
そこで中国は韓国を中国側に寄せておきたいのではと考えます。
米国のサキ報道官は先日「中国への姿勢は変わらない」と正式に発表しました。
そして日本をはじめとして韓国大統領とも電話会談を行い、中国への対応を含めた日米韓の結束強化を求めています。
米国や欧州は中国を民主主義の脅威と認識しているため、現在の東アジア情勢に関心を示し、民主主義国として存在する国はしっかりと繋ぎとめておこうと必死です。
ですので韓国は中国と米国の板挟み状態にあるということです。
そして米国新大統領がバイデン氏となり、韓国はより日本との結束を迫られているようでその証拠として、これまでの反日姿勢を緩和させ、擦り寄り外交を行っています。
それではなぜ日本は中国とも米国とも交流があり、中国とは近隣国であるにも関わらず韓国のように板挟みにならないのでしょうか。
それはとても簡単な理由で「韓国政府のように二枚舌を使わない」といった正直で公平な姿勢で外交を行っているという部分にあるのだと思います。
どの国にも良いことばかりを言い、その場では楽に物事を進めていても後からそのしわ寄せが来るのであれば何の意味もありません。
韓国は他国への依存度が非常に高く、また最近では人口の減少も深刻化しているため、内需にも期待が出来ません。
他国に頼るしかないという状況の中で、「中国を取るか、それとも米国を取るか」と厳しい選択を迫られていますが、どちらを取ったとしても非常に困難な状況に陥る中、両国を納得させる提案を出すことができるのかは、韓国政府の腕の見せ所ですね。
そして、最後に言いたいのは、感染症の発生源である中国が「感染症対策への評価」をする立場ではないということです。
韓国の感染症対策の褒めどころがどこなのかは分かりませんが、発症国であるならば、もう少し謙虚な姿勢での発言をするべきなのではと思います。
■この記事に対する反響のポイント
韓国の敵味方は?政府の外交に不安
それでは、この記事に対する反響なのですが…韓国からは「あえて中国にしがみついてまで“中国夢”を見る理由は果たして何だろうか」「同盟国がどこなのか敵国がどこなのか、文政権は分かってない」「習近平は敵で、大韓民国の友好国は米国だ!勘違いしないで欲しい」という意見が上がっていますが、韓国国民の意見としては、米国との同盟を重要視して欲しいという意見が多そうですね。
間違えで中国との同盟を重要視しようものなら「売国行為である」として大統領弾劾、更には退任後の逮捕もあり得そうです。
もうすでに退任後の住居まで決めてしまっている文大統領としては逮捕ということになると大変困ったことになるでしょうね。
日本からは、「感染症発生源の中国に評価されても嬉しくはない」「米国が日韓に接近しているのを知って中国は焦っているのだと思う」「勝手に日中韓の話をしているが、日本を含まないでいただきたい」という意見が上がっていますが、本当にその通りだと思います。
韓国は自らが窮地に追い込まれるといつも日本を巻き込んできますが、中韓の協議にわざわざ日本を巻き込まないでいただきたい。
日本は米国とも中国とも独自で外交を行い、協議などを進めています。
韓国は韓国で独自で考えて、責任を分散する為のすり寄りは止めてほしいですね。
電話会談による成果は出ているのでしょうか。
会談を重ねるごとに危うくなる韓国の立ち位置は今や「薄氷」状態です。
続きは動画で…