『韓国の慰安婦異常判決に対して日本は国際裁判所提訴はしない!?』
元公娼女性が起こした裁判で、ソウル地裁は日本政府に国際法に違反した異常な判決を下しました。
これを受けて韓国では、日本は国際司法裁判所提訴はしないだろうという報道がされたようで、何故このような流れになっているのか、韓国国内で注目が集まっているようです。
「慰安婦判決、国際法違反」大声上げた日本…ICJ提訴は二の足
日本政府は、日本軍慰安婦被害者に慰謝料を支払うよう命じた韓国の裁判所の判決に反発しているが、国際司法裁判所(ICJ)に提訴する案の実行はためらっていることが分かった。
慰安婦判決に対抗する措置で、ICJに提訴する構想について日本側では、慎重な対応を要求する声が出ていると共同通信が14日報道した。
背景には、日本政府が望ましくないと考える形で日本軍慰安婦問題が国際社会の注目を受けかねないという懸念が定着している。
これに関して日本政府の消息筋は「思った通りに展開されるかどうか分からない」と反応した。
日本政府は2015年の韓日外交長官の合意で、日本軍慰安婦問題が最終的に解決されたと主張してきたが、ICJへの提訴によって、やぶ蛇となる可能性を憂慮しているものと解釈される。
さらに、韓国政府はICJの強制管轄権を認めないため、韓国政府が受け入れない場合、ICJ提訴が判決を無力化する手段になるのは難しい状況だ。
その代わり、韓国政府を狙った場外デモを準備するものと見られる。
共同通信によると、複数の日本政府消息筋は、日本政府が慰安婦判決に対抗する措置として、相星孝一新任駐韓日本大使の赴任を遅らせる方策を有力視していると伝えた。
判決に関する韓国政府の動きを見て、相星大使の赴任を日本側が適切だと判断する時点まで先送りする構想を選択する可能性があるという意味だ。
菅義偉内閣が今月8日、相星大使の任命を閣議決定したが、彼はまだ韓国に赴任していない状態だ。
韓日両国は早ければ今週にオンラインで外交当局の局長級協議を行う案を調整中ということだが、日本側は協議で慰安婦判決が「主権免除の原則に照らしてみた時、無効」という主張を繰り返して韓国側が適切に対応せよと要求するものと観測される。
日本の外務省消息筋は相星大使の赴任を遅らせる他にも「様々な選択肢」を対抗策として検討中だと付け加えた。
日本側は、韓国法院の判決は国際法違反であり、無効であり、控訴もしないと明らかにした。
控訴を放棄すれば、23日0時に日本政府の敗訴判決が確定する見通しだ。
【この記事に対する私の見解】
記事では「日本政府の消息筋」の話として、日本が国際司法裁判所(ICJ)に提訴することは無いだろうという見解を述べています。
まるで日本が提訴する事に及び腰になっているかの様な報道ですが、果たしてそれは本当なのでしょうか?私の勉強不足で見落としているとしたら申し訳ないのですが、少なくとも朝日、毎日、読売、日経、産経など、日本のメディアでは全て、日本政府が対抗措置としてICJへの提訴を検討していると報じています。
一方、韓国のマスコミの多くではこの記事のように、日本が提訴しないのではないかと言う憶測を、「日本政府の消息筋」から聞いた話として報じていますが、果たしてどちらが正しいのでしょう?もちろん韓国の方が自国のマスコミを信用するのは自由ですが、先日報じられたように、自民党外交部会でも提訴を求める声が相次ぎ、判決に対する批判が噴出しましたから、「日本のICJ提訴はない」という記事の論調は少し都合が良すぎるように思います。
そもそも本当に日本が韓国を訴えた場合、韓国は堂々とその土俵に上がるのでしょうか?基本的にICJには、紛争当事国間の合意なしに、一方的に提訴があっても裁判を始めることができないという決まりがあります。
この件で言うと、日本が韓国をICJに提訴しても、韓国がこれを受け入れずに逃げれば、裁判自体を始めることが出来ません。
記事では「韓国政府はICJの強制管轄権を認めない」と述べていますから、韓国のマスコミですら、韓国政府が逃げるだろうと思っているのです。
過去にも竹島問題で、日本政府は何度もICJによる解決を求めてきましたが、韓国側はこれに一切応じていませんし、今回も同様に裁判を拒否するのではないでしょうか。
日韓請求権協定と日韓合意を一方的に破り、国際法上の主権免除の原則を無視してまで捏造した今回の判決結果を、国際社会の前に晒す度胸が韓国にあるとは到底思えません。
そうして考えると今回の一件は、日本がICJに提訴しても韓国側が逃げるでしょうし、なにも今慌てて動く必要はないのかも知れませんね。
今回のソウル地裁の判決に沿って日本政府の資産を現金化しようとすれば、韓国はウィーン条約に違反してしまいます。
むしろ本当に現金化や差し押さえをしようとすれば、これこそ国際的にどの国が見ても言い訳しようのない国際法違反ですから、日本は大手を振って韓国に制裁を下す事が出来るでしょう。
今はそのタイミングを見計らっているだけなのですが、それを指して日本が弱腰だと強弁するのであれば、その時になって泣きついてくるのだけは、勘弁していただきたいものです。
■この記事に対する反響のポイント
国際法違反は日本だ!ビビってるんだ
それでは、この記事に対する反響なのですが…「この機に永遠に断交しよう」「国際裁判所に告訴しろ!国際法違反は日本だ!」「ICJに行けば、日本の人権蹂躙が全世界的に暴かれて本当に良い」といったように、日本の対応に対しての怒りが再燃しているようですね。
以前この判決が出た時には国内でも批判の声が上がっていましたが、結局彼らはユン・ミヒャン氏や正義連、ひいては文政権に対して怒っていただけで、異常な判決自体はどうでも良く、相変わらず日本が嫌いなのでしょう。
しかし韓国政府は彼らの怒りの声に従って、国際裁判所の場に立つことが本当に出来るのでしょうか?破棄すると繰り返しながら結局継続したGSOMIA問題や、いつまで経っても現金化しない応募工問題のように、このままでは腰砕けの文政権に思い切った手が打てるとは思えません。
ですがこうした国民感情が燃え上がれば、あるいは文大統領ならやらかしてくれるのでしょうか?日本としてはその時の為に粛々と準備を整えて待つのみです。
感情のまま、レミングの群れのように滅びの道に突き進む韓国ですが、さすがにもう手を差し伸べなくていいですよね?
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