『盗まれた菩薩像を巡る裁判!「泥棒ではなく愛国者」』
韓国人窃盗団によって盗み出された観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)坐像を巡る裁判で、仏像の所有者である対馬の観音寺が裁判に参加する方針を明らかにしました。
盗んだものを返すと言うのは当たり前だと思うのですが、どういった結末を迎えるのか。
韓国泥棒に「高麗仏像」盗まれた日本の寺「裁判所の所有権を主張する」
韓国人の窃盗犯らが日本の対馬から盗んできた14世紀高麗時代の観世音菩薩坐像の所有権をめぐる控訴審が韓国で行われている中、盗難にあった日本の寺が裁判に参加し所有権を主張すると明らかにした。
日本に略奪されたと推定される文化財を窃盗犯らが盗んできた事件を巡り、この仏像を日本に再び返すべきかどうか、議論が続いている。
20日付の朝日新聞を見ると、日本対馬観音寺側は18日夜に記者会見を開き、「韓国政府から裁判参加を要求する文書が届いた」とし「裁判に直接参加して所有権を主張し、返還を要求する方針」と明らかにした。
1審裁判に参加しなかった日本の観音寺側が2審には積極的な意思を示したのだ。
これまで日本は、対馬市議会が仏像返還決議文を採択し、官房長官、文部科学相などが韓日長官会談の際、仏像返還を要請したことがある。
今回の訴訟は、2012年10月に窃盗犯のキム・アムゲ氏らが対馬観音寺から高さ50.5cmの高麗観世音菩薩坐像を盗んで韓国に搬入したことから始まった。
日本が高麗時代に盗んだ『略奪文化財』という主張と、『盗んできた盗品』という見方が食い違っている。
被告らは裁判の過程で「日本が略奪した文化財を持ってきたのだから、我々は愛国者だ」と主張した。
キム氏は懲役4年の刑が言い渡された。
仏像の本来の主人であると主張する忠清南道瑞山市にある浮石寺(プソクサ)は『略奪文化財』だと主張する。
浮石寺側は「交流など正常な方法で仏像を日本に渡したのなら、仏像の中にある腹蔵物(仏像の中に奉安された記録物など)を空にして渡すのが正しい。
仏像の中から腹蔵物がそのまま発見されたということは、仏像が略奪された重要な証拠だ」と明らかにした。
浮石寺信徒と瑞山住民は「観世音菩薩坐像を元の位置に奉安する委員会」を作り仏像返還運動を始めた。
これに対し、対馬の朝鮮半島仏像研究専門家とされる故チョン・ヨンホ韓国教員大学名誉教授は2017年、ハンギョレへの寄稿で 「仏像が略奪品だとしても、それをまた別の略奪というやり方で返してもらうのは正当化できない」とし「日本が浮石寺から略奪したという直接的な証拠もない状態」と指摘した。
これまでの文化財回収の努力が水泡に帰すこともある」とし、返すべきだと主張した。
文化財庁も国際法に基づき、盗んだ文化財は返すべきだと主張している。
浮石寺は政府を相手取り、仏像の返還を求める有体動産引き渡し訴訟を起こし、2017年1月に一審裁判部は浮石寺に軍配を上げた。
仏像の中から発見された結縁文に「1330年頃、西州にある寺院に奉安しようとこの仏像を制作した」という内容が記録されている。
西州は忠清南道瑞山(チュンチョンナムド・ソサン)の高麗の時の名称だ。
一審はこの結縁文と1330年以降、5回にわたって倭寇が瑞山地域に侵入したという高麗史記録、贈与・売買ではなく、盗難・略奪などで搬出されたと判断されるという点などを主な根拠とした。
政府に代わって訴訟を引き受けた検察は控訴し、現在、3年間控訴審の裁判が進行中だ。
観世音菩薩坐像は、大田儒城区(テジョン・ユソング)の国立文化財研究所の遺物収蔵庫に保管されている。
【この記事に対する私の見解】
記事にある観世音菩薩坐像は日本の報道でも何度か取り上げられたので、知っている人も多い事でしょう、この事件の発端は2012年、対馬にある観音寺から、韓国人窃盗団が観音菩薩像を盗んだ事に始まります。
翌年韓国人窃盗団は韓国内で逮捕され、回収された仏像は日本に返還されるはずだったのですが、これに対して韓国瑞山市にある浮石寺が、「観音寺の観音菩薩像は14世紀に日本の倭寇によって奪われたもの」とい言い出しました。
この主張は窃盗や密輸から文化財を守る、ユネスコ条約からも完全に反しているのですが、何故か韓国の裁判所は浮石寺の主張を認めて、韓国の寺の所有権を認めてしまいます。
もちろんこれは明らかな国際法違反で、浮石寺の主張には何一つ具体的な根拠がありません。
裁判でも浮石寺は倭寇が強奪したと言う根拠を求められた際、「鑑定書は仏像が無くなった時に悲しくなったので捨てた」という、言い訳にもならない妄言を述べています。
記事では韓国人窃盗団と浮石寺が観世音菩薩坐像を「略奪文化財」と主張していますが、韓国政府は2014年の調査で「倭寇に略奪されたとの断定は難しい」と認定しています。
当時、朝鮮半島では儒教を国教としたため、仏教は激しく弾圧されていましたから、そんな時代に朝鮮半島の仏像や仏画が難を逃れ海を渡ったと言う考えはむしろ自然な発想です。
「多分」倭寇に略奪されたと「思う」から韓国の物だと言う言い分は、韓国人窃盗団を正当化するようなもので、盗人猛々しいとは正にこの事でしょう。
そもそも盗んだ仏像を拝んで一体どんなご利益があるのでしょうか?泥棒の守り神にでもするつもりなのかと、首を傾げるばかりです。
このまま観世音菩薩坐像が浮石寺の手に渡った場合、貴重な文化財が破壊されてしまうのではないかと言う懸念もあります。
もともと韓国人は文化財の保護や管理と言った意識が非常に希薄なのですが、その例に漏れず、浮石寺側は高裁の場で、仏像に金ピカの彩色を施す意向を示しています。
現在の観音菩薩像坐像は経年変化によって、しっとりとした銅の味わいを見せていますが、これを真新しい金彩に改造すると言うのです。
これは文化財の破壊と言っても過言では無く、それを阻止するために対馬の観音寺が声を上げるのは至極当然です。
その後も韓国人窃盗団による仏像盗難は後を絶ちませんが、泥棒を愛国者などと賛美するような異常な相手に対しては厳しい態度で臨まなければ、今後も盗難は増え続ける一方ではないでしょうか?
■この記事に対する反響のポイント
あれもこれも韓国の物、余りに幼稚な主張
それでは、この記事に対する反響なのですが…「お前らが先に盗んだものを 元の位置に戻しただけ」「泥棒ではなく、愛国者だ」「盗品を回収したのだから、絶対に返してはいけない」といったように、大部分の韓国人は観音菩薩像(かんぜおんぼさつ)は韓国の物だと考えているようですね。
中には、竹島や対馬まで韓国の物だと言う意味不明の主張も飛び出しています。
おそらく彼らには、国際法を守ると言う発想が無いのでしょう。
そもそもこの件はユネスコ条約違反であるだけでなく、1965年の日韓基本条約にも反しています。
日韓基本条約によって約1320点の文化財を韓国に引き渡していますから、この問題もすでに解決済みなのです。
そうした事を一切無視して、何もかも韓国の物だと主張するのは、オモチャが買ってもらえずに売り場で泣きわめく、子供の様な幼稚さです。
そうして手に入れたオモチャに、落書きのように金ピカを塗りたくろうとする韓国人が、貴重な文化財に触れる資格はあるのでしょうか?
欲しいものは盗んででも手に入れるという韓国人の本性が垣間見える事件ですが、このような異常さに怯む事無く、政府には毅然とした対応を求めたいところです。
続きは動画で…