『「韓国は中国の歴史歪曲を認めた」日本の正論にぐうの音も出ない』
中国と韓国の間で勃発した歴史認識問題、今回は珍しく韓国側が正しい認識で主張しているにも関わらず、文政権の様子を見ていると、中国には抗議をする気配がありません。
日本に対しては白も黒と言い切る韓国は一体どうしてしまったのでしょうか?
日本の極右メディア「韓国、中国の6·25戦争発言に口をつぐんでいる」
日本の極右メディアである産経新聞が、「韓国政府は中国の歴史歪曲には抗議せず、日本にだけ謝罪と反省を要求している」と指摘した。
最近、韓国政府が韓国戦争について中国側と対立したことを狙った主張だ。
産経新聞の黒田ソウル駐在客員論説委員は先月31日、「『謝罪・反省は対日専用』痛烈な皮肉も…韓国政府、中国側の“歴史歪曲”には抗議せず」というタイトルのコラムを掲載した。
黒田委員は「最近、中国で韓国戦争参戦70周年記念行事があった」とし「その際、習近平中国国家主席をはじめとする中国側から、参戦が帝国主義の侵略を防ぐためのものだったという発言が出て、韓国で問題になっている」と説明した。
そして「韓国戦争参戦を正当化する中国側の『歴史歪曲』も問題だが、それ以上に韓国政府が日本を相手にした時とは違い、中国には全く抗議しない点に批判と不満が提起されている」と指摘した。
黒田委員は「韓国戦争で中国軍は、韓国に攻め入った北朝鮮軍を助けてソウルまで侵略した。
しかし韓国は北朝鮮や中国から一度も謝罪や反省を受けたことがない」とし「韓国は、国交正常化(1992年)の時にも、中国に責任を追及したこともない」と述べた。
そして「しかし韓国は、日本から公式謝罪と反省を受けたにもかかわらず、これを要求し続けている。
原則がなく二重だ」とし「むしろ日本は、自国の歴史認識に堂々とする中国に学ばなければならないのだろうか」と締めくくった。
黒田委員は、日本の代表的な右翼性向のジャーナリストだ。
彼は以前、産経新聞に「韓国の発展は日本が残した資産のお蔭」「韓国の感染症対策は日本を参考にした」「韓国の日本不買運動はみっともない」などの内容を盛り込んだコラムを掲載している。
外交部は先月28日に文書を通じて「韓国戦争が北朝鮮の南侵で勃発したというのは、国際的に公認された否定できない歴史的事実」とし、「政府は関連動向を注視している」と明らかにしている。
【この記事に対する私の見解】
といったように、米中対立がますます激化する中、中国は「抗米援朝こうべいえんちょう」を掲げ、朝鮮戦争を肯定化することで、自国民の愛国心を高めようとしているようです。
こうした中国国内の結束や国威高揚に、嫌韓感情を利用されるという状況は、韓国が日本に行ってきたことと全く同じことですが、文政権は未だに抗議の姿勢はみせません。
朝鮮戦争は、北の奇襲南侵で勃発したことは紛れも無い事実であり、北が敗北し、米国の手に渡れば、中国共産党にも影響があるとして積極的に北を支援し、それにより戦争は長引き、韓国側は多数の死者を出すこととなりました。
中国の参戦によって戦争が泥沼化したのは言うまでも無い事にも関わらず、中国側は朝鮮戦争を「帝国主義侵略に対抗した正義の戦争」と正当化しています。
当然こうした歴史の歪曲には、韓国政府は毅然とした対応を示すべきですが、文政権は言葉を濁し続けるどころか、教科書に関しては文政権以降、中国の主張に寄り添うように表現が変化しています。
教科書上の朝鮮戦争に対する基準が修正され、「朝鮮戦争は南侵」という言葉が削除されているのです。
現在では「戦争直前まで38度線を境に頻繁な衝突があった」など、中国と北に忖度するような「喧嘩両成敗」的な記述が増え、文政権の思想が露骨に反映されています。
日本との交流が過去にあった偉人の墓を掘り起こす法案や、光州事件で保守派の県警に寄り添う思想を罰する法案が提出されるなど、韓国の思想は赤に塗りつぶされようとしています。
反日に関しては、日本叩きが一種のエンターテイメント化している面がありますが、朝鮮戦争の歴史認識に関するこの中国への歩み寄りは、多くの韓国人にとって受け入れがたい状況です。
未だ9月に起きた、北による韓国人男性への蛮行に対する怒りも収まらない中、文政権の、自らの国の尊厳を損ねるような売国奴的な振る舞いに、韓国国民は怒りが収まりません。
日本人は中国や韓国、北にこうしたイチャモンをつけられることには慣れっこですから、スルースキルがかなり身についていますが、韓国人は違います。
国を挙げて日本に対して、ことあるごとに「侮辱だ!差別だ!」と煽ってきた背景もあり、韓国人はこうした「国家の尊厳」といった問題にはことさら敏感です。
これまでの反日炎上を扇動して、国民の愛国心につけ込んできた以上、「中国や北には愛国心は発揮しないでください」と頼むのはさすがに無理があるでしょう。
文政権の主張してきた「愛国心」というものは、結局は中国と北への忠誠、共産国家への忠誠に過ぎなかったという不都合な事実が露呈した今回の一件ですが、新たなアジア情勢の火種となりそうです。
■この記事に対する反響のポイント
韓国政府の方針に国民も不満噴出
それでは、この記事に対する反響なのですが…「日本は嫌いだが、この発言についてはその通りで否定できない…文政権は恥ずかしくないのか?」「文在寅は、日本に二度と負けないと言っていたけど、中国に踏まれてもぐうの音も出ない」「久しぶりに日本が正しい話をしたが、日本極右にこんなことまで言われるなんて恥辱だ」このように、韓国国内では文政権のダブルスタンダードぶりに、多くの国民が嘆いているようです。
なぜ日本には怒りの矛先を向けるのに、中国と北には弱腰なのか?近年の中国と北の横暴な態度も相まって、不満が高まっています。
また、今は経済的に重要なパートナーであったにも関わらず、歴史問題に固執して、日韓関係を破壊し、中国と北に擦り寄る文政権の姿勢に「韓国は過去に囚われすぎている、親米・親日・反北・反中で行かなければ…」などの声も見られます。
日韓問題の時とは対照的に、双方の国民の炎上騒動の火消しに走る文政権ですが、過熱しやすい韓国人の国民性を熟知し、利用してきた張本人ですから、沈静化の大変さを誰よりも実感していることでしょう。
文政権の中国と北への弱腰姿勢に、政府への反発から「消極的親日派」は、ますます増えていくかもしれませんね。
続きは動画で…