『康長官が政治家生命の危機!身内が海外旅行で大炎上』
韓国外交部では現在、感染症の再拡大を防ぐため、不要な旅行の自粛を勧告していますが、そうした中で康京和外交部長官の夫が、旅行目的で出国した事が物議を醸しています。
国民からの反発も強く、康長官にも非難が集まっているようです。
カン・ギョンファ、ヨットを買いに訪米した夫をめぐる論議に「申し訳ない…帰国要請は難しい」
康京和外交部長官が4日、自身の夫である延世大学のイ・イルビョン名誉教授が秋夕連休期間だった3日米国に出国したことに対して申し訳ないと明らかにした。
康長官はこの日、庁舎を出ながら記者らにこの状況について「本人もよく知っており、私も説明しようとした」として「結局、本人が決定して行ったのであり、とにかく申し訳なく思う」と繰り返した。
夫に帰国を求める計画かという質問には「(夫が)長い間計画して先送りしてきたあげくに行ったことなので帰国を求めることも難しい状況」と答えた。
共に民主党のイ・ナギョン代表もこの日、記者らに「国民の目で見ると、不適切だったと考える」と遺憾を表明した。
イ教授は政府が新型肺炎の再拡散を防ぐために秋夕帰省を自粛するようにキャンペーンまで繰り広げ、外交部は特別旅行注意報(旅行の取り消し・延期勧告)を発令した中でこれを無視して出国して論議を呼んだ。
外交部は3月23日から米国を含む北米全地域に対して特別旅行注意報を発令して「該当国・地域の旅行計画は取り消し、または延期して下さるよう願う」と国民に勧告している。
しかし、イ教授は3日、出国場で夫人である康長官が旅行に対して「お互いに大人だから『遊びに行ってはならない』など言ったりはしない」として反対しなかったという趣旨で取材陣に答えた。
これをめぐり、新型肺炎の防疫のために国民の犠牲と参加を訴えて全世界にK防疫の成果を広報する主務長官が夫の海外旅行は阻止しなかったという批判の声が上がった。
イ教授の今回の米国行きは3日米国ニューヨーク州東北部プラッツバーグにある長さ15メートルのアルミニウム船体のヨットを12万ドル(約1300万円)で購入するためだった。
ヨット購入後、直ちに高校同窓2人とともに米国東部海岸とカリブ海まで旅行する計画を立てていた。
この日、ヨット売買サイトでは該当ヨットに「販売完了」と記されていた。
イ教授は前日、出国場で「公職者の家族として負担にならないのか」という質問に「私の人生を生きるのに他人にどう思われるかを考えて譲歩する必要があるだろうか。
すべてのことを他人に気を遣いながら生きるわけにはいかないのではないか」と答えた。
これをめぐり、野党・国民の力では「新型肺炎で小商工人と自営業者は死にかけているのに高官の家族は旅行にヨットまで購入して『ヨーロー(You Only Live Once)』を楽しんでいる」(キム・ウネ報道官)と批判の声が上がってきた。
与党の一部ではカン長官夫婦の行動をめぐり、世論が悪化して7日始まる国政監査にも悪影響を与えれば、去就問題にまで飛び火する可能性を排除できない。
【この記事に対する私の見解】
連休期間を迎えて、墓参りなどの為の帰省等で人の移動が増え、感染症が拡大する懸念がある為、韓国外交部は自粛を要請していました。
しかし、その外交部長官の配偶者であるイ教授が、高額なヨットを購入して、その船で遊ぶために海外に出かけた事で、国内では厳しい非難の声が挙がっています。
記事ではこの件を受けて康長官が謝罪した事を報じていますが、国民の怒りはなかなか収まりません。
国民には墓参りでさえ自粛する様に要請しながら、外相の家族は「自分の人生を生きるために譲歩はできない」などと言って海外に遊びに行くのですから腹が立つのも当然でしょう。
ちなみにイ教授は今年2月、政府が「ベトナム旅行自体を自粛して欲しい」と勧告する中、友人とベトナムに1週間旅行しています。
6月にはヨットを購入してギリシャへの旅行を計画、航空券を事前に購入していましたが、この時も韓国外交部は、全世界の国に特別旅行注意報を発令して国民に向けて旅行キャンセルを勧告していました。
結局ギリシャが韓国からの入国禁止措置を取った為、この計画は無くなりましたが、彼がこうした外交部の要請や勧告を全く考慮していない事は明らかです。
もちろんこうした要請は、従わなければならない「命令」では無いかもしれませんが、現職の外交部長官の配偶者として、ふさわしい振る舞いとは到底言えません。
康長官は、以前に「私生活は重要な人権だが、絶対的権利ではない」と語っていますが、国民に対して要求している事と、身内とでは随分と対応が違うようですね。
こんな人がどれだけ要請しても、国民は従う気にならないでしょう。
元々彼女はただの通訳で外交官試験を受けていません。
女性で英語が堪能と言うだけなので、看板としては使いやすいのかもしれませんが、外交官としての資質が無いためか、度々政府の重要な外交案件から外されてきました。
昨年のGSOMIA破棄発言の際は、何も知らされないまま日韓外相会談を行っていますし、先日起こった北による事件でも、青瓦台緊急安保関係長官会議に呼ばれませんでした。
国際法違反の可能性が大きく、対北・対米政策に大きな影響を与える案件ですが、康長官がこの件を知ったのは事件発生二日目のマスコミ報道です。
もはや現政権からも外交部長官として扱われていないのではないでしょうか。
外交安保会議から外されたり、不動産投機疑惑を受けるなど、周辺がきな臭くなってきた康長官ですが、記事の最後にあるように、政治家生命の危機も現実味を帯びて来ている様です。
■この記事に対する反響のポイント
韓国政府の身内贔屓、国民はもう許せない
それでは、この記事に対する反響なのですが…「国民のことを馬鹿にしているんだろうな」「身内に甘い、これが現政権のスタンスだ」「少しは国民がどう思っているとか、そういうことを考えなかったのか?」といったように、康長官だけでなく、現政権に対する批判も多いようですね。
謝罪を受け入れたり、理解を示す様なコメントは一つもありません。
そもそも韓国で、言っている事とやっている事が違うのは珍しくありませんが、現政権はその傾向が特に強いのではないでしょうか。
国民には不動産投機を控えるように求めながら、現政権には不動産投機で私腹を肥やす人間が後を絶ちません。
日本製品を買う事を非難しながら、一方で政府高官はトヨタレクサスが大好きです。
今回の件でも国民には自粛を求めながら、自分たちはやっても問題ない、という考えが滲み出ています。
大きく国民の信頼を損なった康長官の進退がどうなるのかは分かりませんが、こうした現政権のダブルスタンダードを改めない限り、同じような問題は繰り返されるのではないでしょうか?
二枚舌は韓国のお家芸ですが、現政権はよく使う割に、あまり上手く使えていませんね。
毎回自分を苦しめる結果になっています。
続きは動画で…