『韓国で失業給付が1兆ウォン突破!?
若者世代の雇用崩壊で失業率激増』
韓国で現在進行中の問題である企業の倒産ですが、専門家によると5月から本格化するとの事です。
しかし、既に韓国企業は文政権の失策のせいで、感染症事態の前から中小企業は窮地に立っていました。
そんな中でこの状況ですからいい方向に進むはずもありませんね。
4月の失業給付金1兆ウォン…「青年と50代以上で増加」
政府が失業者の求職活動を支援するために支給する失業給付金の支給額が1兆ウォンに至った。
前年同月比雇用保険の加入者数の増加幅は「カード大乱」に信用不良者が急増した2004年の時より低下。
新型感染症事態が触発した「雇用ショック」が政府の統計でそのまま明らかになったわけだ。
雇用労働部が11日に発表した「雇用行政統計で見た4月の労働市場の動向」によると、
先月求職給与支給額は合計9933億ウォンと集計された。
感染症拡散で史上最大支給額の規模を記録した昨年3月(8982億ウォン)よりも951億ウォン増加。
求職給付受給者数は65万1000人で、歴代最大規模であった60万8000人より4万人以上増えた。
感染症事態が本格化する前の1月に(49万9000人)以来3カ月間の月平均5万人ずつ増加したわけだ。
先月求職給与新規申請者数は12万9000人で、雇用部は「主に青年と50代以上で増加した」と説明した。
しかし、感染症雇用衝撃の実像は半分にも現れなかった分析が出ている。
求職給与は一定期間以上雇用保険に加入した人だけが受けることができるが、
全体の就業者のうち雇用保険の加入者は、半分を下回るからである。
雇用部の労働市場の動向の統計では、雇用のセーフティネットの「死角地帯」である
零細自営業者・特殊雇用職従事者・フリーランス等の雇用保険未加入者は含まれていなかった。
今後、これらを含む統計庁の調査では、雇用の影響がより一層明確になる見通しだ。
雇用保険の加入者数の増加幅も「カード大乱」よりも低くなった。
先月、雇用保険の加入者数は1377万5000人で、前年同月(1361万2000人)に比べ
16万3000人(1.2%)増加にとどまった。
先立って去る3月の増加幅(25万3000人)が公開される
「カード大乱の最中、2004年5月(23万7000人)以来最も低い水準」という評価が出てきた、
1月に新規登録者が9万人減り、カード大乱よりも増加が遅くなった。
増加幅鈍化は、雇用保険の資格取得者数が大幅に減少したことから始まった。
先月、雇用保険の資格取得者は56万人で、前年同月比12万1000人減少した。
増減数は、2017~2019年、毎回「プラス」の値を記録したが、
3月「マイナス」に転換されたのに続き、4月に減少幅がより大きくなった。
取得者数の減少は、感染症で企業の新規採用計画が一斉にキャンセル・延期された影響が大きい。
減少分12万人余りのうち、最初に入職した青年で新規取得者が2万2000人減少したことが分かった。
業種別では、製造業では雇用保険の加入者減少が8カ月連続続いている。
自動車・電子通信・金属加工などでマイナスが続いたし、
先月入った食料品アップも「マイナス隊列」に合流した。
サービス業の雇用保険加入者の増加傾向もますます弱まる傾向にある。
前年同月比増加幅は19万2000人で、今年1月、2月(約40万人)の半分水準だ。
保健・福祉業、宿泊・飲食業、教育サービス業などでの加入者の増加幅が次々落ちた。
特にホテルなどの宿泊業の場合、雇用保険の加入者が3月1500人のマイナスに続き、4月は3200人減少。
事業所規模別にみると、小規模事業所から感染症の衝撃がそのまま現れた。
ある事業所の雇用保険の加入者数の増加幅は、
2月8万8000人、3月5万3000人、4月2万3000人で、目に見えて落ちた。
5人未満の事業所も2月8万4000人で、4月3万3000人に減少した。
【この記事に対する私の見解】
韓国では感染症の影響で、もともと高かった失業率がさらに激増しているようです。
中でも深刻なのは、若者が正規雇用につくことができず、
十分なキャリア形成ができないだけでなく雇用状況の統計からあぶれ、
失業保険を受け取ることすらおぼつかなくなっている点でしょう。
2019年8月の数値では、20~29歳の非正規比率は男性が37.9%、女性が38.7%と、
4割近い人が非正規で雇用されることを余儀なくされています。
韓国は中小企業と大企業の格差が深刻な状況となっています。
従業員300人以上の企業の平均賃金が352万7000ウォンなのに対し、
300人未満では224万3000ウォン、5人未満では167万2000ウォンまで落ちます。
このような待遇の差から、韓国の若者は大企業へ就職できないのであれば、
非正規雇用で糊口をしのいだり、体裁を気にして就職浪人するケースも増えているのです。
しかし、文政権以降の大企業の規制や労働組合の肩入れに根をあげた韓国の大企業の多くは、
脱・韓国を進めており、大企業は韓国国内での新卒採用に消極的となっています。
こうしたミスマッチが、韓国の若者を苦しめているようです。
ところが、大企業と中小企業の格差是正のために大企業を締め付けた結果、
大企業は韓国を去り票稼ぎのためにわかりやすい最低賃金引き上げを強行した結果、
中小企業の経営は傾いてしまいさらに格差は広がることとなってしまいました。
こういった誤った経済誘導によりこれまでも雇用保険の加入者は減る一方、
失業者は増え続けていくという事態を招く結果となってしまったのです。
そのため、去年の時点で既に失業給付を行う雇用保険基金が枯渇の危機に直面していたわけですが、
そこで文政権がとった行動は、雇用保険の保険料の大幅な引き上げでした。
雇用保険料は勤労者と事業主が基本的に分担しますが、
今回の措置で勤労者と事業主が支払う雇用保険料は、23%も上昇しました。
自身の失策の尻拭いを市民にさせているのですから驚きです。
また、この賃金格差は、大企業が韓国の資本のほとんどを握っていることを示しています。
韓国ではサムスン、現代自動車、SK、LG、政府系であるポスコの系列企業の四大財閥だけで
韓国のGDP150兆円のうち70兆円を占めるという試算もあるほどです。
大企業が韓国内雇用に消極的になれば、少ないパイを食い合う中小企業、
それも最低賃金引き上げなどにより弱り切った死にかけの企業しか残っていないのです。
一度海外展開をした企業が韓国に再び舞い戻るのはかなりの時間とコストがかかりますが
文政権はこれまでいじめてきた大企業の手を借りなければ雇用状況の改善は難しいでしょう。
文大統領は失業対策に、韓国版ニューディールを掲げていますが、
本当に必要なのは、生産コストを悪化させる週52時間勤務制の強制をやめることと
実体経済に見合わない最低賃金の引き上げを撤回すること、また、大企業の化学工場に課した
数々の規制を撤廃することで、海外に脱出してしまった大企業を呼び戻すことでしょう。
実利よりプライドをとる文大統領が、自身の失策を認めるとは考え難いですが、
今回プライドを優先させることは、自国の国民を大きく苦しめることになるでしょう。
■この記事に対する韓国国民のコメント
・株式市場の過熱ですぐに崩壊に向かうだろう。
・10人に1人は失業者だ、これは深刻な事態だ…
・文政権の失策のせいで韓国は死ぬ寸前である。
・こんな状態に国をしてしまった文罪人は重罪だ!
・所得主導成長で失敗、雇用創出で失敗、企業の倒産が相次ぎ凄惨としか言いようがない。
・このようなゴミ制度は誰の頭から出てくるんだ?
・文災害の一言で国が滅びましたとさ…
・率直に言って、失業給付をなくそう、国庫が壊れる。
・文大統領の当選後、この国は急速に落ち、すでに滅びた国になった。
・今と比べたら、李明博と朴槿恵の時は天国だったのか?
【これに対する私の見解】
といったように、文政権以降の雇用や経済の悪化に、多くの韓国国民が怒りを感じています。
文政権の誤った経済政策により、雇用保険の財政は破綻寸前です。
非正規雇用の増加により、多くの国民が雇用保険からあぶれているのも問題ですが、
制度が破綻すれば、きちんと保険料を納めてきたのにも関わらず、
恩恵を受けれない人が出てくる可能性もあるわけです。
文政権は雇用維持支援金を給付してはいますが、休業手当は企業側の負担も不可欠なため
解雇し、失業手当をもらうように誘導する会社も多いようです。
これまでの失策が積み重なり、労働者を追い込み、苦しめている文政権。
自身のイデオロギーを貫くことに固執し、国民の生活は二の次だということがよくわかります。
自身を幾ら正当化させても、
現実の数字はついてくるはずもありません。
本当に国の行く末を考えるなら、
姑息な数字の調整でなく、
きちんとした政策を準備しないといけませんね。
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