『対馬仏像盗難事件』韓国側が盗難仏像に金メッキを提案！対馬仏像盗難問題で驚きの提案に日本側が慌てて静止【世界情勢】

それでは 記事を読んだ僕の感想ですがなぜ韓国人はそのような一見無理筋と思われるような主張を大真面目に信じているのでしょうか？彼らは仏像に焼け跡があることを根拠に「倭寇が仏像を保管していた浮石寺の同意もなく略奪していったので、取り返したまでだ」と主張しています。
しかし仏像に焼け跡があるからと言って略奪されたと主張するのは行き過ぎた飛躍であるとしか思えません。
というのも倭寇が仏像を盗んだという文献は、日本はおろか韓国にすらなく、元々浮石寺にあったという証拠すらありません。
というのも倭寇が朝鮮半島で積極的に活動していたのは14世紀後半から15世紀初頭ですが、この時期朝鮮半島の仏教に対する風当たりは非常に強かったからです。
当時朝鮮半島を支配していた高麗の仏教は非常に腐敗しており、そのことから民衆による襲撃を受ける事さえありました。
李氏朝鮮が建国されてからはさらに厳しく弾圧され、1407年太宗によってわずか88の寺院を除いて廃寺されました。
この88の寺院の中に浮石寺の名前は入っておらず、当時浮石寺がちゃんと活動していたかは非常に怪しいものとなっています。
よって、この主張は信憑性も薄く、これをもって仏像を返さないのは無理があります。

また韓国人による文化財の窃盗事件は今回の件だけでなく、何回も起きています。
古くは1994年の長崎県壱岐の安国寺に伝わる仏教経典の盗難です。
これは1975年6月12日に日本の重要文化財として指定されており、重要文化財の盗難事件として当時の日本でもかなり話題になりました。
事件の捜査は難航しましたが1995年にシミや汚れ、巻末の署名などが酷似したもの3帖が韓国で発見されます。
しかし韓国政府は何事も無かったかのように国宝に指定し、日本政府が1998年に韓国政府に対して調査を依頼するもなしのつぶてです。
この件に関して言えば、日本で作られた証拠もあるので、韓国政府の返還しないという判断は全く理解できません。

そもそも韓国人窃盗団は韓国警察によって逮捕されており、法の裁きを受けています。
韓国人窃盗団にしろ韓国の為という国粋主義的な動機で盗んだわけでなく、自身が韓国内のブラックマーケットで売りさばいて利益を得るためです。
もし窃盗団が逮捕されなかった場合、仏像はブラックマーケットに流れた可能性が高く、浮石寺に仏像が返ってくることは万に一つもなかったでしょう。
流石に韓国政府も窃盗団が盗んだという結果が出たものを、以前のような対応で済ますわけにはいかないのか、この仏像に関しては、浮石寺側の要求を撥ねる対応を取っています。
果たして日本には、きちんとした状態で帰ってくることが出来るのでしょうか？

それでは、この記事に対する反響なのですが…「泥棒から盗品を奪い返して何が悪い！悪いのは倭寇であり日本人だろ」「自分のものをどう扱おうと勝手であり、日本政府が口出ししてくるのは理解できない」など何が何でも盗難を正当化しようとする信じられない意見があります。
そもそも、盗難したものと分かっているのによくこのような事が言えますよね。
しまいには「そもそも対馬は韓国のものなのだから何の問題もないのでは？」「日本は韓国から対馬を盗んでいるのだからやり返しただけ」など、対馬は韓国のものだから何も悪くないとまで主張する声すら上がっています。
韓国には一度手に入れた日本の仏像を返す気は毛頭なく、無事に仏像を戻す為には日本側の強いアクションが必須となるでしょうね。

日本政府側もこの件にはもう少し前のめりの姿勢を見せてほしいですね。