【今回のニュースについて】
米中貿易戦争が一段落着いたのか、
二国間の経済対立の影響をもろに受けることになっていた韓国は
かなりテンションが上がっているようですね。
しかし、本当に手放しで喜べる状況なのでしょうか?
『韓国経済復活か!?
米中貿易交渉妥結で大盛り上がり』
来年のグローバル経済の最大の雷管が除去されている。米国と中国が貿易交渉を行い、
「第1段階(phase one)合意案に原則的に同意した」と、
ロイター通信などが13日(日本時間)一斉に報じた。
翌日の14日にライトハイザー米通商代表と中国の崔天凱駐米大使が合意案に署名するという。
米中貿易戦争が新たな局面に入った。両国の貿易戦争が本格化してから1年6カ月ぶり、
交渉を宣言した昨年12月から1年ぶりだ。
その間、米中間では交渉中断、関税攻撃再開など紆余曲折があった。
経済分析会社IHSマーケットのエコノミストのラジブ・ビスワス氏は中央SUNDAYに送ったメールのコメントで
「(合意案が公式化すれば)韓国と中国、日本など東アジア経済を脅かすリスクがかなり除去される」と診断した。
今回の合意を受け、米国は農産物500億ドル分を中国に輸出できることになった。
また、中国政府の知識財産権保護強化と金融市場開放拡大、人民元切り下げ防止の約束を受けた。
一方、中国政府は関税譲歩を引き出した。
トランプ大統領が昨年6月から中国産3600億ドル(約40兆円)分に適用した
関税率(最大25%)を半分水準に下げることにした。
また今月15日(米国時間)から中国産1560億ドルに適用することにした関税を撤回する。
ウォールストリートジャーナル(WSJ)は米政府関係者の言葉を引用し、
「中国が米国産農産物を約束した通りに輸入しなければ、
関税率をまた引き上げる条項も合意文に盛り込まれている」と伝えた。
ビスワス氏は「トランプ大統領が追加関税適用を留保したうえ、
従来の関税を50%下げることにした点が韓国・日本・台湾経済にはビッグニュース」と評価した。
貿易戦争→中国の対米輸出減少→韓国などの景気悪化とつながる悪循環が終わる可能性があるからだ。
【この話題に対する私の見解】
それでは、記事を読んだ私の見解ですが、
韓国としてはこの二国の争いが鎮静するのは本当にうれしいでしょうね!
その思いが記事の見出しにも溢れていますね。
しかし、この米中の争いが落ち着いたからと言って、
韓国がこの二国からのプレッシャーが弱まるとは思えません。
というのも、今回の妥結ですが、アメリカ側が優勢かなと思われます。
そして、今後もまだこの問題はぶり返してくると思います。
中国がこのまま大人しく落ち着いていくとは思えませんし、
米国の大統領選に向けて調整をしたというところでしょう。
ここで気を抜いていると、それとこれとは別問題という事で、
米国と中国からの圧力に一気に潰されてしまう事になるでしょうね。
そもそも、今までの経緯などを考えて、
トランプ政権が中国にガードを下げることは無いでしょう。
それに、ハリス大使に対してあんな事をしているのだから、
アメリカの対韓政策は厳しくなっていくでしょう。
四面楚歌の状態が相当応えているんでしょうね、
米国と中国が少しでも友好的になった可能性を見て
テンションMAXといったところでしょうか。
しかし、羽目を外すとえらい目に合う事になるので
気を付けないといけませんね。
続きは動画で…