韓国財政が陥る借金地獄、1000兆目前のスーパー債務国！「日本と比べて安心しよう！」という韓国メディアに韓国国民もうんざり【世界情勢】

韓国の今年の国家債務は846兆9000億ウォンで対GDP比43.9％に上昇する見込みです。
国家債務を対GDP比で見ますと、日本は200％を超えており、ワースト1位もありました。
ワースト10を見ますとスーダン・ギリシャ・ベネズエラ・エリトリア・レバノン・イタリアなど、既にデフォルトしたかそれに近い財政水準の国ばかりです。
これらのワースト国の国債は市場で売られ金利急騰・為替下落でデフォルトに追い込まれますが、どうして日本国債だけが先進主要国並の1％未満の金利で買い手がいるのでしょうか？それは、日本が世界一の対外純資産保有国であることと、日本国債の保有者が日銀や国内銀行などの安定投資家であることが理由です。
また、逆の見方をすれば外国人投資家の保有比率が10％以下であることが国債安定の条件で、近年、ギリシャ国債が売られたのも保有比率が高い外国人投資家の売りが発端でした。
その意味から現在の韓国国債の外国人保有額は2019年125兆ウォンと過去最大を更新し、外国人の保有比率は危険水域の20％に迫ります。
また、もう1つの問題点は文政権になってから国家債務の対GDP比率が急上昇していることです。
文政権は外交においても経済分野においても失政を重ね支持率の下落を招いていますので、支持率の下落を食い止めるためにバラマキ政策を推し進めています。
高齢者への特別年金の支給や公務員の待遇改善、準公務員の大量採用、感染症支援金などを通じて韓国の国家財政は逼迫しています。
つまるところ、文政権は国債を増発して国家債務を増大させているのです。
最近、韓国の株式市場や債券市場で外国人投資家の退場が顕著ですが、このままの状態が続けば外国人投資家が更に韓国国債を売り長期金利が急騰する恐れがあります。
つまり、長期金利が急騰しウォンが売られる最悪の構図が近いと考えられます。
急激なウォン安に対して政府が打つ手としては為替介入がありますが、中央銀行である韓国銀行が保有する外貨準備高は2019年末現在で4088億ドルで世界9位の規模です。
ところが、韓国の外貨準備高はドルの現金ではなく米国国債などのドル建て債券が95％ですので、急激なウォン安を食い止めることはできないのです。
つまり、韓国の借金が1000兆ウォン目前で日本の様にスーパー債務国に転落するのではなく、既に、日本よりも韓国の国家債務の状況は数段悪いと考えなければなりません。

それでは、この記事に対する反響なのですが…「日本の負債と比較すること自体、記者の経済知識は浅い」「基軸通貨の日本と比較って」「日本は比較対象ではない！日本の貨幣、円は基軸通貨だ」といったように、“韓国の借金は日本と比べるとマシ”という比較に対して現実を直視する意見が目立ちます。
このような内容で安心できるほど、韓国経済の状況はよくないという事でしょうか？また「ムン派の目標は、北と同じレベルの経済環境を作ること」と手厳しい意見も来ています。
確かに、このままマイナス経済が続き、財政が悪化し、韓国国債が売られウォン安となれば、北と同じレベルの経済環境になり、南北統一へ近づくのかもしれませんが、文大統領が相手だと、本気でその様な状況を目指していると思えるのが恐ろしいですね。

「IMF危機」を叫んでいますが、次は無いと何時理解できるのでしょうか？