借金大国韓国で遂に国家債務が1000兆の大台に！日本を引き合いに落ち着くも比較にならない！【世界情勢】

『韓国国家債務が1000兆の大台に！日本を見て落ち着くんだ』

韓国で問題となっている国家債務ですが、すぐそこに1000兆ウォン台が見えてきており、国家破綻が現実味を帯びてきたことで、なぜか日本を引き合いに出して安心しようとしていますが、実際、韓国と日本の国家債務の状況はどうなっているのでしょうか？

「国家債務1000兆ウォン時代」が目前に「日本に似たような懸念」VS「財政をさらに緩和すべき」

国家債務、財政収支などを一定限度に制御させる財政準則が発表される。
国の借金が過度に増えないようブレーキの役割をする規定が公開されるだろう。
財政当局は、財政指標が急速に悪化しているため、財政準則が避けられないという立場だ。
一方、与党は感染症の影響で景気が急速に冷え込んでるため、十分な災害支援金などの財政支出をさらに拡大しなければならないと明らかにすると予想される。
26日、企画財政部によると、政府は関係省庁の協議を経て、29日までに財政準則を発表する予定である。
ホン・ナムギ経済副首相兼企画財政部長官は21日、国会で「国家債務が増えることについて心配や悩みがどの部署より多い」とし「9月末に（財政準則を）発表する」と語った。
感染症支援金が反映された第4次補正予算の補正処理後の今年の国家債務は846兆9000億ウォン（対GDP比43.9％）と増加した。
昨年の国家債務（740兆8000億ウォン）より1年で106兆ウォン以上急増した水準だ。
文在寅政権が発足した2017年当時の国家債務（660兆2000億ウォン）より3年間で186兆ウォン以上増加した。
文在寅政府大統領直属の政策企画委員会傘下の財政改革特別委員会の委員を務めたキム・オチョル・ソウル市立大教授は「先制的にタイムリーに十分な歳入を拡充して行かなければ、日本のようにスーパー債務国に転落する可能性がある」とし「そうなれば、国の信頼度が急落し、高い債務比率に耐えられず、デフォルト（債務不履行）の状況に直面する」と警告した。

【これに対する私の見解】

ポッチ―

韓国の国家債務は毎年もりもり増えており、今年は約850兆ウォンとなっており、感染症や天災の影響もあり、これからも増えていく見込みで、来年には1000兆ウォン台に乗ってしまうのは確実だと言われておりますが、そういった暗いムードを払拭したいのか、日本が引っ張り出されたわけです。

確かに日本の国家債務を、対GDP比で見ると日本は200％オーバーでワースト1位となっています。
これを踏まえて、まだ日本よりはましだと言いたいのでしょうが、日本とはそもそも土台が違います。
また、文政権は国債を増発して国家債務を増大させているのですが、そのうち20％近くを外国人が保有しており、国債安定からは程遠いです。
日本の国債は日銀や国内銀行などの安定投資家が保有していますからね。

最近、韓国の株式市場や債券市場で外国人投資家の退場が顕著ですが、このままの状況が続けば外国人投資家が更に韓国国債を売り長期金利が急騰する恐れがあります。
つまり、長期金利が急騰しウォンが売られる最悪の構図が近いと考えられます。
外貨準備高が十分とも言っていますが、すぐには現金化できる状態ではありませんから、急激なウォン安を食い止めることはできずという全く余裕のない状態なのです。