韓国サムスンが信用の差に汗だく…ファーウェイ捨てたTSMCを、世界が選択し最高の売上高！「サムスンは技術パクられるし…」【世界情勢】

『ファーウェイ捨てたTSMCサムスンが信用の差に汗だく…』

米中対立の延長上で、米国が世界に呼び掛けているファーウェイへの制裁ですが、これを受け、台湾のTSMCは、大手顧客であったファーウェイへの供給停止を表明しました。
これにより、苦しい状況になるかと思われましたが、意外な結果にサムスンが焦っています。

TSMCは、ファーウェイがなくても、8月史上最高の売上高…サムスン電子追撃「汗だく」

世界半導体ファウンドリ（委託生産）業界1位の台湾TSMCが今年8月、史上最大の売上を更新した。
今年6月に続き、月別最大の売上記録を更新したのだ。
米国のファーウェイ制裁にもTSMCが動揺しない様子を見せ、サムスン電子の「ファウンドリ1位」戦略に支障を来たしている。
TSMCの年初来8月までの累積売上高は8500億台湾ドル（約34兆5100億ウォン）で、前年同期比30.7％増となった。
TSMCは今年に入って数回、月最大売上記録を塗り替えている。
TSMCが4～6月期の業績カンファレンスコールで、「米国の制裁案により、5月以降ファーウェイの新規注文を受け付けておらず、9月15日からはファーウェイに半導体納品できない」と明らかにしたことで、半導体業況に対する懸念が出たりもした。
TSMCが8月、売上げの持ち直しに成功し、システム半導体市場への懸念は払拭された雰囲気だ。
半導体業界のある関係者は、「ファーウェイの物量は5月以降に途絶えたが、依然として（他社からの）注文が続いていることを意味する」と語った。
TSMCがファーウェイなしでも成長を続けていることから、ファウンドリ業界1位を狙うサムスン電子の苦心は深まる一方だ。
半導体業界のある関係者は「ファーウェイ依存度が高いTSMCが打撃を全く受けていない」とし「米国のファーウェイ制裁の影響が相対的に少なかったサムスン電子の立場では追撃の機会が減っている」と話した。

【これに対する私の見解】

ポッチ―

利益を捨て、信用を勝ち取る、何やらドラマを見ているような状況になっていますが、企業にとって必要な物は信用なんだという事を、改めて確認することになりました。
きちんとした商品を供給していれば、おのずと利益は付いてくるという事ですね。
しかし、これはサムスンにとっては厳しい状況になったのではないでしょうか？

サムスンも先日、ようやくファーウェイへの供給停止を表明していましたが、すぐさま米国に一部緩和を求める動きを見せていました。
このような提案をすること事態、米国側からすれば、中国に傾倒している証拠になりますし、韓国企業はどっちつかずの韓国政府の元で、大変な思いをしていますね…

しかし、これは政府だけの問題ではなく、業界の声を見ていると、「サムスンに任せたら技術がパクられる」という趣旨の声が多く見られ、こういった業界内の認識も、TSMCの需要増加を後押ししている要因となっているようです。
つまり、サムスンは自分で顧客を離れさせているという事ですね。
記事のタイトルでも「汗だく」と言われていましたが、イメージ回復は時間がかかるでしょう…