米韓スワップ延長で安堵を隠せない韓国国民、返済による外貨準備や、文政権の現状把握に不安【世界情勢】

米韓スワップ延長で安堵を隠せない韓国国民、返済による外貨準備や、文政権の現状把握に不安【世界情勢】

『米韓スワップ延長で安堵するも、文政権の現状把握に不安』

米国からの「利子付きの借金」である米韓為替スワップが3月まで延長される事になりました。
未だに通貨スワップと言っている所も気になるのですが、延長を称える声が聞こえることから、やはりまだ、深刻な外貨不足と思われる韓国の懐事情が浮かび上がってきています。

韓米通貨スワップ延長… 「外国為替安全弁」来年3月まで維持

韓国と米国が交わした600億ドル規模の通貨スワップ契約が6ヵ月間延長される。
韓銀は30日、今年3月に米連邦準備制度理事会(FRB)と6カ月間一時的に締結した通貨スワップ契約をさらに6カ月延長することで合意したと発表した。
新型感染症の衝撃でパニック状態に陥っていた金融・外国為替市場が最近安定を取り戻した様子だが、依然として不確実性が大きいという判断によるものだ。
市場が衝撃を受ければ、いつでも資金流出などの危機に直面しかねないからだ。
今回の満期延長の合意で、韓米通貨スワップの契約期間は従来の9月30日から来年3月31日へと延びることになった。
通貨スワップの規模や条件は以前と同様だ。
2008年のグローバル金融危機当時に初めて交わされた韓米通貨スワップ契約も6ヵ月間期限付きで開始された後、2度さらに延長された前例がある。

韓銀は3月19日に米連準との通貨スワップ契約の締結を発表した後、同月31日から競争入札方式の外貨融資を通じて金融機関にドル資金を供給してきた。
今年5月6日まで計6回の競争入札を通じて供給された韓米通貨スワップ資金は計198億7200万ドルだ。
韓米通貨スワップ締結が国内外国為替・金融市場の不安を解消するのに相当寄与したと評価されている。
通貨スワップは経済・金融危機時に自国の通貨を互いに貸す外国為替取引で資本流出危機の’安全弁’の役割を果たす。

通貨スワップ資金供給後、ウォン・ドルレートの変動性が縮小し、国内の外貨流動性事情も改善したことが分かった。
今回の満期延長を受け、市場の安定基調が当面続くだろうという期待が出ている。
韓銀は「通貨スワップ満期延長で国内外国為替市場と金融市場の安定維持に寄与するだろう」と強調した。
韓銀は、国内の外貨資金市場の動向を考慮し、必要に応じて外貨融資を再開する計画だ。
韓銀は、市場のドル流動性不足がある程度緩和する動きを見せると、今年5月6日の入札を最後に追加入札を一時中断している。

【この記事に対する私の見解】

報道 探
報道 探

このように、米韓の為替スワップが延長されることが決まったわけですが、韓国は前回のスワップラインでは6回にわたって総額198億7200万ドルを調達、FEDとの契約では上限600億ドルでしたので、わずか1カ月余りの間に枠の1/3を使ったことになります。
FEDは韓国銀行にドルをあげたわけでもウォンと両替してあげたわけでもありません。
これは融資の一種であって、返済期日がきたら利子を付けて返済しなければならないのです。
一応、6月25日から1カ月余りの間に、元本だけで187億8700万ドルをキャッシュで返済できたわけですが、6月末の時点で韓国の外貨準備には、現金でのドル預金260億ドルしかなかった韓国にとって、キャッシュで約188億ドルというのは相当な額です。
米国とのスワップラインが一時的な外貨市場安定に効果を持つのは紛れもない事実ですが、健全な経済運営による財政・対外債務管理が担保されず、自転車操業を繰り返していれば、何かのきっかけで簡単に破綻してしまいます。
トランプ大統領は急激な方向転換をすることが多々ある人物ですし、文大統領との関係性もいいとは言えませんから、好き勝手方向転換を行うでしょう。
しかし、1度は188億ドル借りることができたのにも関わらず、返済までの期間に韓国は財政を立て直すことができなかったのです。
韓国の国策銀行は、6月にはサムスンなどの大企業に私募債数億ドルを発行し、企業からドルを調達したほど困窮していたくらいです。
今回もスワップラインが維持されたことで、自転車操業を続ける羽目になるのは明らかです。
また、前回は韓国銀行は財閥からかきあつめてでもドルを調達し、FEDに返済したわけですが、その他の企業に市中銀行経由で融資したドルを回収できる目処は立っていません。
パンデミックによる不況で韓国も空前の倒産、破産ラッシュです。
無い袖は振れない、という状況も十分に考えられるのです。
何より、米中対立において、なんとか中国への忖度を続けたい文大統領にとって、外貨という命綱を米国に握られ、来年3月までトランプ大統領に頭が上がらないという状況は、中国への規制を強めている今、在韓米軍の存在以上に重荷になります。
国内向けには、米国との外交を成功させ、スワップの期間を延長させたと称えられ、自身もそれに乗っかって、韓国経済を救ったかのように吹聴することが予想されますが、そもそも米国から借金をしなくては国が立ちゆかない現在の状況を鑑みるべきでしょう。
それでは、この記事に対する反響をポッチー君に教えてもらいましょう。

■この記事に対する反響のポイント

ムンさん
ムンさん

・とにかくピンチを乗り越えれたのは嬉しい
・通貨スワップと認識している層は多い
・文政権が調子にのらないか心配

ポッチ―
ポッチ―

アシスタントのポッチーです!それでは、この記事に対する反響なのですが…
「米国が救ってくれた」というように、とりあえず危機は乗り越えたと安堵する声が多いです。
しかし「通貨スワップ」という認識は、何故かそのままの人が多いようで、一部の「為替スワップ」と認識している層と、現状把握の食い違いが出ているみたいです。
その層からは「米国に首輪を付けられた」と動きを制限されたことに対する不安が見られます。
また「文大統領が米国をビビらせたからだ」と、韓国の優位性を疑わない声もちらほら見られます。
そういった層の声に「文大統領は米国を怒らせないか心配だ」というように、政府が調子に乗って米韓同盟を反故する動きをとるかもと不安を感じている声も見られます。

【これに対する私の見解】

報道 探
報道 探

ポッチー君ありがとうございました。
といったように、韓国国内ではこのスワップラインが利子付きの融資である「為替スワップ」ではなく、両替的な効果のある「通貨スワップ」だと勘違いしている国民が非常に多く、「米国が韓国を助けてくれた」と喜んでいます。
また、一部では文大統領が米国に圧力を掛けて延期させたといったような声もあります。
何にせよ韓国にとっては、とりあえず外貨が底を尽くという目前の危機は避けられるのですから、多少の安心感はあるのかもしれません。
何とか息継ぎをさしてもらえただけでも今の韓国にとっては十分にありがたいわけですからね。
その状況を鑑みてか、中国への忖度を続ける文政権に不安も高まっています。
今の状況は、誰が見ても安保的にも経済的にも、米国を軽視することは自殺行為に思えますが、文大統領の「中国愛」はこれでも止められないと感じられます。
また、文大統領が米国の逆鱗を把握してないと見られるふしもありますし、何時、トランプ大統領の尾を無意識のうちに踏んでしまうのかと国民も不安なのでしょう。

報道 探
報道 探

自転車操業の韓国財政を見ていると、いつ破綻するのかヒヤヒヤさせられますね。

続きは動画で…

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