『韓国製戦闘機T-50を日本に売る安保協力をして技術共有を狙う?』
なぜか韓国メディアから、「日本に韓国製戦闘機をお勧めする、安保協力の為技術が欲しい」などといったトンデモ記事が飛び出し、国内外で困惑が広がっています。
対北関係の悪化や、日本の防衛力強化などで、韓国軍は余裕がなくなってきているのでしょうか?
日本が韓国産戦闘機を輸入することは可能か
最近、日本では専守防衛の争点「敵基地攻撃能力保有」が浮き彫りになっている。
弾道ミサイルの脅威を根源的に解消するためには、防御よりも原点に対する攻撃が効果的という論理だ。
日本は伝統的に海上交通路を重視してきた。
米国がインド太平洋戦略を本格化しながら、日本の安保的な役割もグローバルレベルに拡大しているが、その中で注目すべき分野が航空戦力の画期的な増大だ。
2018年12月に自衛隊の戦力増強を提示する防衛計画大綱を決定し、安倍首相はステルス機の導入を明示した。
地上の空軍基地から出撃するF35Aを105機、軽空母いずも型に搭載する垂直離着陸機F-35Bを42機導入する。
自衛隊はもう地球どこにでも戦力を投射できる能力、すなわち日本の安全保障に脅威となればこれを事前に無力化できる「敵基地攻撃能力」を保有することになる。
日本防衛省は7月1日からF35戦闘機の機体整備拠点の運用を開始すると発表した。
2014年12月に米国政府はアジア太平洋のF35機体整備拠点を日本とオーストラリアに設置すると決め、日本はF35の機体およびエンジン、電子装備などの整備の準備をしてきた。
2013年から横田米軍基地付近にある瑞穂工場にF35エンジン専用建物を完工した。
年間航空機6機分の生産を担当し、今後はF35の整備をする。
F35A/B戦闘機の導入が本格化し、整備問題は韓国でも出てくるはずで、このために韓日の協力が議論される時期が近づいている。
航空自衛隊のT-4訓練機は日本国産の高等訓練機で、主力戦闘機の操縦士養成に使用される。
しかし最近T-4高等訓練機に故障が多いため訓練任務に優先して投入することにし、6機のうち2機を減らして4機だけを運営している。
T-4の運用に広範囲で深刻な支障が予想される。
一部では韓国のT-50高等訓練機導入の可能性も慎重に検討すべきだという見解が提起されている。
韓日関係が制限要素になっているが、今後、韓米日安保協力および相互運用性向上レベルで推進する必要があるからだ。
韓国のT-50訓練機はF35戦闘機に最適化された高等訓練機であり、すでにインドネシアやフィリピンなどに輸出されている。
こうした時期に国家安保レベルで必須の航空優勢と円滑な戦力運用のために韓日航空分野の安保協力は避けられない現実として近づいている。
米国は次世代高等訓練機事業でT-50訓練機の性能を高く評価した。
今年1月17日には空軍賃貸事業単独入札者に選定している。
最近、競争入札に変わったが、T-50訓練機が最終的に選ばれる可能性が高い。
危機は機会という言葉がある。
韓日関係は良くないが、韓日両国の協力が拡大する機会を迎えた。
韓国はF35戦闘機の整備拠点である日本との協力が必要だ。
日本は韓国で開発されたT-50高等訓練機を導入したり共同生産したりするなど共生案のために知恵を模索すべき時期だ。
日本防衛省は7日、2024年までにF-2次世代戦闘機の試製機製造に着手し、2031年に量産を始め、2035年の作戦配備を進めると発表した。
ここでも次世代戦闘機を開発する韓国と協力する余地がある。
日本は独自開発を前提としながらも、米国をはじめとする国際協力を通じて相互運用性および技術導入の可能性を考慮している。
戦略的環境面で共同関心事案が多い分野であるだけに、韓日間の緊密な意見交換と協力が必要な時だ。
未来志向的な韓日協力の代表的な事案の一つになるだろう。
【この記事に対する私の見解】
突如飛び出した韓国メディアのとんでも理論に、日本国内でも困惑が広がっています。
日本の自衛隊が、なぜ韓国製戦闘機を買う必要があるのか?共同技術開発の余地?米軍が単独入札しようとしている?など初耳の情報ばかりです。
そもそもT-50は性能面でいえば、中国の戦闘機にすら劣ると言われており、購入している国は少数派といっていいのが現実です。
一部の国では比較的安価な、韓国のT-50と中国のFC-1が受注争いを繰り広げているようですが、性能指標を見るとFC-1が圧倒的に有利に立っていると言われています。
FC-1は完全な空対空、空対地作戦能力を有しており、中距離空対空ミサイル、近距離赤外線ミサイル、対艦ミサイルを搭載可能なのに対し、T-50は赤外線ミサイルしか発射できないことに加え、FC-1には600ミリ径の大型レーダーが搭載される一方、T-50が搭載しているのは小型レーダーであるほか、FC-1には電子戦設備やミサイル警告設備などが備わっているなど、大きな差をつけているようです。
練習機として買うとしても値段が高く、ロシアやイタリアの練習機のほうがコストも低く寿命も長いことから、韓国製戦闘機は世界市場においては、そこまで重要視されていない実態が見えてきます。
自国の技術開発の遅れに加え、北の挑発行為により、軍事的な緊張が高まっており、米中対立の最中で在韓米軍の撤退、縮小説が出ており、韓国軍が焦りを感じているのは明らかですが一方的にライバル視している日本がF-35戦闘機を大量購入したことも気がかりなようです。
日本メディアだけでなく、韓国メディアまでも、日本がF-35戦闘機を購入した際には「安倍総理はアメリカの言いなりに買わされた」「トランプの押し売りに負けた」と政治的な駆け引きに負けたかのような決定であると批判する記事を書きました。
しかしこれは全く根拠の無い言い掛かりであり、特に「トランプに買わされた」は時系列的にありえないことです。
実際には戦闘機の総数は変わらず40年も使った古い戦闘機を引退させて、新しい戦闘機と入れ替えただけで、必要経費に過ぎません。
性能的に限界が来たら買い替えるのと同じことなのです。
このように、日本の戦闘機購入にまでイチャモンをつけ、日本を意識していた韓国メディアの、唐突な自衛隊への擦り寄りには違和感を感ぜざるを得ません。
今月に入ってからも、アメリカ製のレーダー部品を中国に横流ししたとして、韓国企業の役員がアメリカで起訴されるなど自国の開発の遅れからか、他国の情報を手に入れることに必死になっている様子が伺える韓国ですが、唐突な日本への忖度記事も、日本が開発している第6世代機の技術確保への布石なのではないかと疑ってしまうのも、無理はない話です。
「敵基地攻撃能力を保有」とアピールするのも、今後の交渉用に、韓国は日本から圧力を受けているというアピールなのでは無いでしょうか?それでは、この記事に対する反響をポッチー君に教えてもらいましょう。
■この記事に対する反響のポイント
・日本が韓国製を買うとは思えない
・そもそもこの展望は誰の考え?
・韓国政府の今後の布石か?
アシスタントのポッチーです!それでは、この記事に対する反響なのですが…
何を根拠に日本が韓国製戦闘機を欲しがっていると思っているかはわかりませんが、「T-50の販売は絶対不可」と協力を拒否するコメントが多く見られます。
しかし、この記事は頭お花畑な内容と向こうでも捉えられているようで、「日本が韓国製を買うはずがない」や「現実性が全くない」という意見も多いです。
そうしたことから「政府は日本にすり寄るつもりか?」という懸念の声も出ています。
【これに対する私の見解】
ポッチー君ありがとうございました。
韓国国内では、逆に日本が韓国製戦闘機を入手することによって、技術や情報が漏洩する事を懸念している人が多いようですね…これから配備する物より劣る技術や情報を欲しがっていると何故思えるのでしょうか?しかし、これだけ日韓の対立を煽ってきた韓国メディアが、唐突に日韓で軍事的連携を匂わせる記事を書き始めたのですから、韓国のネットユーザーが不思議に思うのも当然の話です。
ですが、日本をどうこう言うよりも、まずはアメリカから横流しで起訴されるなど、韓国人の産業スパイ問題などを鑑みて自省してはどうでしょうか。
日本も、技術提携などと言って気を許せば、あっという間に韓国軍に機密を持っていかれたり、日韓共同開発した技術を韓国経由で中国に漏れ出てしまうでしょう。
日本の技術と安全を守るためにも、毅然とした対応をしていくことが求められそうです。
そもそも、この記事を書いた元駐日国防武官も何を根拠にこのような記事を書いたのか。
続きは動画で…