『韓国が米国対処で赤信号!
イラン原油代金を韓国に請求!』
日本が輸出管理をしたおかげで、イランにフッ化水素を渡せなくなったと言われる韓国。
元はと言えば原油代の代わりに、物々交換として高純度フッ化水素を渡していたようですので、
これが届かないとなれば、イランから韓国に金銭の要求が上がるのは当然でしょう。
韓国 – イラン関係まで「火の粉はね」米国の対イラン制裁
イランを狙った米国の敵対的「最大圧迫」戦略が、韓国とイランの関係にも悪材料になる格好だ。
イランが米国の制裁で韓国内の銀行に凍結されたイランの石油輸出代金を使用させるべきだとして
攻勢を強めたからだ。
イランのロハニ大統領は現地時間12日、
「韓国がイランに対して必需品、医薬品など人道主義物品を購入するのに
イラン中央銀行の資産を使用できないようにすることは、絶対に許されない」と述べた。
さらに「韓国政府がこの制限をできるだけ早く解除することを期待する」と述べ、
中央銀行総裁にこの問題を解決する法的方法を把握するよう指示した。
イラン・韓国商工会議所所長は、韓国内の銀行に凍結された
イランの資金規模を65億ドル(約7兆8千億ウォン)~90億ドル(約10兆8千億ウォン)と述べた。
韓国に凍結された石油輸出代金を解除すべきだという要求は目新しいものではないが、
感染症の大流行をきっかけにさらに激しくなる空気だ。
感染症に大きな被害を受けたイランが、この金を人道的目的で使えるべきだという名分が
さらに大きくなったためだ。
これに先立ち、イラン中央銀行のアドルナセル・ヘンマティ総裁も10日、
ブルームバーグ通信とのインタビューで、
「韓国内の銀行が常識的な国際金融合意を無視している」とし、
凍結された原油輸出代金の解除を促した。
イラン政府と中央銀行は、米国が核合意を一方的に脱退し、
2018年8月にイラン制裁を復活させた後、駐イラン韓国大使館を通じて
このような意思を数回韓国政府に伝えた。
イラン政府とマスコミが、今年に入ってイランに進出した韓国企業を批判したり、
駐在員を追放すると公に警告したことも、この資金が最大の原因だと言える。
2016年1月の核合意の履行後、韓国とイランは
エネルギー、自動車、機械など様々な分野で活発に貿易を再開してきたが、
米国の制裁が復元された影響で両国関係までギクシャクしている。
韓国とイランは2010年に米政府の承認の下、ウォン決済口座で交易することができた。
イランから原油、超硬質油(ガスコンデンセート)を輸入した韓国精油・石油化学会社が、
ウリィ銀行とIBK企業銀行に開設されたイラン中央銀行のウォン口座に代金を振り込めば、
イランに輸出する韓国企業がこの口座から輸出代金を引き出す相殺方式で運用された。
しかし昨年9月、米政府がイラン中央銀行を特別指定制裁対象(SDN)から
国際テロ支援組織(SDGT)に制裁水準を引き上げたことを受け、
韓国の両銀行はこの口座の運用を中断した。
その後、先月31日に韓国企業が珍しい病気のゴーシェ病治療剤50万ドル分をイランに輸出し、
この資金を初めて使った。
この口座運用の事情をよく知る関係者は13日、聯合ニュースに
「イランが人道的目的で石油輸出代金を使えるべきだという原論的主張は十分に理解する」とし、
「しかし事実上、全世界との取引が中断されかねない米国の強力な制裁も考慮せざるを得ない」と述べた。
続いて「イラン政府も韓国の立場はよく分かるが、人道的交易まで妨げる米国制裁の不当性を
国際社会に知らせる材料として韓国を使っているようだ」とし、
「制裁、原油価格の下落などでイランの外貨保有高が
難しくなったことも攻勢を高める背景だ」と解釈した。
匿名を求めたイランのある政治評論家は聯合ニュースに対し、
「韓国に凍結されている石油輸出代金に接近できる最も早い解決策は、イランと米国の直接対話だ」とし、
「米国と交渉しないと宣言したイランとしては、間にある韓国を動かそうとしているようだ」と説明した。
【この記事に対する私の見解】
さて、アメリカのイランへの金融制裁に乗じて
韓国がイランから輸入した原油代を踏み倒そうとして、
イランを激怒させた事件は記憶に新しいですが、
韓国もアメリカの作ったイラン包囲網に参加してしまった手前、送金することができず
フッ化水素などの物々交換でなんとかイランの怒りを鎮めました。
しかし、日本が韓国をホワイト国から除外し、輸出管理を行ったため、
高純度フッ化水素を渡すことができなくなったことを受け、
再び韓国はイランに対し、原油代金を支払う必要性が出てきています。
そもそも、確かにアメリカの制裁でイランの資金は凍結されていましたが、
オバマ政権との核合意で一時制裁が緩和された時に、
多くの国は凍結されていたイランに資金を支払っています。
もちろん日本も全額支払いを済ませており、この時支払いをせずに、
9年分の貿易代金を支払わなかったのは韓国だけだと言われています。
物々交換以外にも、イランと韓国の中央銀行の間で共同基金を開設するなど、
金融制裁の抜け道を探し、イランに原油代を支払う方法はいくらでもあるのにも関わらず、
アメリカの経済制裁を理由に韓国は支払いを拒み続けました。
訴訟問題にまで発展したことで、ようやく韓国側が提案してきた代替え案は、
イラン企業が韓国ウォン口座を開設し、子会社がこれを韓国国内で消化する方法でした。
貴重な原油代が、価値が不安定なウォンに換えられてしまう上に、
韓国国内で消費しなければならないという、韓国に利益があるばかりで
イランにはなんの特もないアイディアで、当然イランは激怒しました。
韓国のイランへのフォローも、かなり悪手で「経済協力代表団」と称して、
この問題に関して、なんの権限も持たない人物を派遣したことで、余計に怒りを買ったようです。
派遣された人物はソン・ウンヨプ韓国国際協力団理事で、
この団体は韓国の対外無償協力事業を主幹としていることからも、
あたかも「韓国側が経済制裁に苦しんでいるイランを助けに見舞う」
かのような構図となったことも火に油を注ぎました。
このような不誠実な態度が重なったことだけでなく、
イランは文大統領が自国以上に重んじてきたレッドチーム、
中国と北朝鮮と非常に密接な関係にあると言われています。
これらの要因により、イランにも頭が上がらなくなった韓国は今、まさに板ばさみとなっているのです。
フッ化水素による分割払いができなくなった以上、
なんらかの方法で一括払いを求められることは避けられない状況ですが、
65億~90億ドルにもなる支払いができないのではないかという疑いも拭いきれません。
アメリカとのスワップで188億ドル借り入れたわけですから、
その半額近い出費に「韓国財政が耐えられないのではないか?」という指摘が上がっています。
そう考えると、必死に輸出管理の解除を求めているのも辻褄が合いますね。
不誠実な外交のツケをこのタイミングで清算することになり、頭を悩ませているのでしょうか?
■この記事に対する韓国国民のコメント
・何故アメリカのために韓国が詰められるのだ?
・石油輸入したら代金支払うべきだろ、アメリカには関係ない
・イランは親韓派国家だったのではないのか?
・我々はアメリカの友好国なのか?人質なのか…?
・イランにお金を払ってアメリカから独立しよう
・アメリカの顔色を伺った結果、様々な関係を壊してしまった
・アメリカの都合なのだから何とかしてほしい
・アメリカと同盟関係はリスクが大きい
・イランは中東諸国の中では韓国と友好的な国だ
・何故私たちが経済的損失を被らなければならないのか?
【これに対する私の見解】
このように、韓国国内では韓国政府の主張を鵜呑みにして、
「アメリカのせいで支払いができない」、といった報道を信じられているようです。
世界的には韓国が踏み倒した原油代を、言い訳して支払いを引き伸ばしているように見られていますが、
こうした認識のズレが、さらに反米意識を強くさせていることが見て取れます。
イランが韓国だけに、激怒していることからも韓国側の対応に問題があったのは明らかですが、
韓国国民の誤った認識を改めない限り、さらに韓国は世界から孤立して行くことでしょう。
しかし、一部の指摘通りに韓国が「無い袖は振れない」状態の場合、
イランとの関係はどうなってしまうのでしょうか?
アメリカの目もある上に、為替スワップの返済もありますから
うまく立ち回らなければ、今度はアメリカを怒らせる可能性もでてきています。
米国からの圧力も強まっていますし
どういった行動を見せるのでしょうか?
続きは動画で…