『トランプ大統領に韓国国民は我慢の限界!?
防衛費交渉は返事するな!米国は必要ない…』
この交渉も既に10回以上の場を設けていますが、一向に合意する着地点が見えてきません。
今月頭には暫定合意とまで言っていましたが、トランプ大統領に一蹴されました。
そんな中、この状況を韓国のニュースでは、「アメリカは譲歩したから韓国が折れるべき」と報じました。
この言い方は、一方的なアメリカの態度を強調している様に見え、
案の定、韓国国民はアメリカの態度に怒りが収まらないという声が大きくなっています。
頑なに条件を譲らない文大統領と、この報道を見ていると、国民を誘導している様に見えますね。
「韓国が寄与しなければならない」、米国また防衛費圧迫
米国政府は、在韓米軍防衛費分担金交渉で、直近数週間でかなりの柔軟性を示しているので、
韓国政府は追加の負担をしなければならないと明らかにした。
韓国政府が提案した金額よりも負担しなければならないというプレッシャーを与えてきたのです。
米国務省報道官は「韓国が防衛費分担金でより公平な分け前を貢献することができ、
より貢献しなければならないというのが、米国の見解」という従来の立場を再確認しました。
また「米国は受け入れ可能な合意に到達するために、最近数週間かなりの柔軟性を示している」とし
「韓国政府の追加妥協があることを望む」と述べた。
交渉の初期現在の5倍の水準である50億ドル近くに要求したものに比べて、
米国が譲歩したので、韓国政府が負担するように圧力を掛けているように見えます。
韓米交渉団は去る4月1日、在韓米軍韓国人労働者無給休職施行を控えて
暫定合意案を用意したことで知られたが、トランプ大統領の反対に霧散しました。
トランプ大統領は「韓国が私たちに一定の金額を提示したが、私は拒否しました。
私たちは、彼らに私たちがすることの大きな割合で支払うことを要求する」と述べました。
アン・ギュベク国会国防委員長は、韓国政府が実務交渉で提示した上昇率は
今年13〜14%の間と説明しました。
国防部は、給与が切れた在韓米軍韓国人労働者を支援するために、
政府が賃金の最大70%を事前に与えて交渉が妥結されると、
この費用を除いた残りの部分を米国が与える方案を議論していると明らかにしています。
【この記事に対する私の見解】
在韓米軍防衛費分担金交渉がきっかけで米韓関係の亀裂は決定的なものになりそうです。
もともと文大統領とトランプ大統領の不仲は囁かれていました。
しかし、ここ数日のトランプ大統領の嫌韓ぶりには拍車がかかっています。
それは韓国製の検査キットの輸入を批判したことなどからも分かりますが、
感染症の影響による米中の緊張が高まる中、文政権の露骨な中国・北朝鮮寄りの姿勢に
トランプ大統領の苛立ちがつのっていることが大きいでしょう。
経済的な危機も顧みず、北朝鮮との距離を詰め続ける文政権、
彼らにとってはアメリカより北朝鮮の方がはるかに大事な存在です。
そのため大国アメリカを軽視する態度を取り続けているのです。
例えば、先日世界を駆け巡った北朝鮮の金正恩委員長の死亡説も、韓国は一貫して否定し続けています。
また、この報道が過熱していることに不快感を露わにしているようです。
文大統領の諮問機関である民主平和統一諮問会議のチョン・セヒョン首席副議長は
4月20日、CNNが報じた「金委員長重体説」について韓国メディアに問われた際に、
「文大統領の北朝鮮への歩みを妨げようとする計算がある」と指摘しました。
更に別の韓国メディアに対しては「金委員長重病説は、南北関係改善への
不安から生まれた呪いの言葉だ」とまで表現しているのです。
チョン副議長は、アメリカの軍産複合体が重病説の背後にあり、
「国防予算を確保するための緊張を作りだしたと疑われる」と分析しています。
はたから見れば荒唐無稽で自意識過剰にもほどがあるような主張ですが、
このチョン副議長は文大統領の腹心であることから、
韓国政府全体でこのような認識を持っているといっても間違いはないでしょう。
以前より、アメリカは国連などによる対北朝鮮制裁があるにもかかわらず、
あまりにも北朝鮮に傾倒する韓国を危惧し、単独で関係を深化させないよう釘を刺してきました。
北朝鮮との友好関係構築に全てを捧げてきた文政権にとって、アメリカは邪魔なのでしょう。
そのアメリカ軽視の態度は在韓アメリカ大使の扱いにも表れています。
在韓アメリカ大使ハリス氏には韓国市民だけでなく、
官民からも感情的な反発が多く寄せられています。
人種差別的な誹謗中傷や、過激な市民団体が大使館の前でデモを繰り返してもお咎めなし、
こうしたハリス氏への過剰なバッシングはアメリカメディアでも大きく伝えられ、
米韓関係の悪化の原因の一つとなっています。
現在、「新型感染症対策に成功した韓国を世界中が賞賛している」
「欧米先進国が韓国に教えを請おうとしている」
「過去これほどまでに韓国の評価が高まった事は無い」とのアピールを繰り返し、
万能感に包まれている韓国ですが、それに乗じて在韓米軍も追い出そうとしているようです。
自国の経済や軍事的脆弱性を忘れ、傍若無人な態度を取り続ける文政権。
北朝鮮とさえ結託できれば経済も軍事も万事OKというのは、いささか危険すぎるのではないでしょうか。
■この記事に対する韓国国民のコメント
・私たちも舐められないように核武装するのが正解である。
・馬鹿にされている、屈辱的で一方的な防衛費交渉はしないで欲しい!
・在韓米軍を半分に減らし、国防予算に回せ!
・もう黙ってられない!米軍撤収のろうそく集会をするぞ!
・サードの駐留費用として10億ドル貰うべきだ。
・今のままなら国の負担になるだけだし在韓米軍は撤収しろ!
・我々もたかられないために自主国防が答えだ。
・韓国は舐められている、国防の独立をはじめよう!
・在韓米軍の撤収の準備に入っているみたいだ。
・ここまでのごり押しは逆に払わせないつもりか?
【これに対する私の見解】
このように韓国国内でも反米意識が強まっていますが、今の状況でアメリカを敵に回すことは
非常に危険だということを韓国国民はわかっていないのでしょうか?
もしくは、米中関係が緊張している今、在韓米軍を追い出すことで、
中国寄りの立場であることを改めてアピールする文政権の目論見があるのかもしれません。
しかし国際情勢的には中国の評判は地に落ちている状況です。
実利を捨ててまで、北朝鮮と中国と心中することを選んだ文政権。
独裁国家と手を組むことに、韓国国民は不安を感じていないのであれば、
その情報統制と国民支配の徹底ぶりに恐怖すら感じます。
在韓米軍が撤退すれば、アジアでの中国の増長は避けられません。
日本の国防への影響がないことを祈るばかりです。
アメリカと手を切ることになると、
いよいよ北との統一も現実味を帯びてきます。
国民はすぐ感情的になるのをうまく利用されて、
文政権のシナリオ通りに進んでいるように見えます。
続きは動画で…