『中国の提案は無神経で狂ってる!?
日中韓コンサートで収益金はWHOに寄付!』
世の中暗い話題ばかりですが、そんな空気を和ませようとする事は重要だと思います。
そんな中、中国で日中韓チャリティーコンサートの話が浮上しました。
しかし、今はまだその段階ではないと思いますし、提案する者の立場も微妙です。
チャリティーという事で、WHOに寄付をとの事ですが、それも大丈夫なのか?
記事タイトル:韓・中・日グローバルスター5月に最大 “非対面”コンサート開く
韓国、中国、日本のアジア3カ国のグローバルスター
たちが感染症を克服するため、世界中に同時生中継
される最大規模の非対面(Untact)コンサートを開く。
文化公演業界ではサード(高高度ミサイル防衛システム)
事態以降、遮断されていた放送と公演の本格的な交流
だと期待している。
エンターテイメント業界によると、中国政府の傘下
機関である中華慈善総会が主催し、韓国の地元メディア
プラットフォームのKVLYが管理する最大規模のオン
ラインコンサート「YOU&ME、We are the World」が
5月15日午後6時から深夜(韓国時間)まで、ソウル、
深セン、東京などアジア主要5カ国で同時に行われる
ことが最終的に確定した。
特に今回のコンサートは、このイベントを主催する
中国の中華慈善総会が各国のグローバルスターに公式
招待状を送る形で進行され、放送と公演分野の制限令が
解除されるという象徴的な意味も含んでいる。
中華慈善総会は16日、韓国の主要エンタメ会社と共に
日本、中華圏などの主要スターの所属事務所に一斉に
公式招待状を発送したことが分かった。
Kポップの韓流スターを含めてグローバルスターらが
感染症撃退のために非対面公演に乗り出すのは例が
ないことである。
今回のコンサートに精通した関係者は、「感染症を
克服するため、国境や人種、宗教を越えて皆が一つに
なって、この危機を乗り越えるのが核心である」とし
「マイケル・ジャクソンの公演で有名な《We are the
world》の2020年のアップグレード版の意味を込めて
いる」と述べた。
世界的な「社会的距離を置く」の方針を守るために、
今回のコンサートは徹底的に「無観客コンサート」で
行われ、放送はYouTube、TwitterなどのSNSプラット
フォームを介して全世界に同時配信される。
韓国ではSBSメディアネットのスタジオで5月15日
午後6時から夜12時まで、アーティストが直接参加し、
コンサートを進行する。
これらの公演実況は5つの都市とオンラインでリアル
タイムに配信される。
中国でもやはり最も影響力のあるプラットフォームを
介して、中国全土でライブストリーミングされる予定
である。
今回の公演の収益金全額は、感染症事態を克服する
ために使われる。
中華慈善総会は公演収益金全額をWHOに寄付する
計画だ。
【この記事に対する私の見解】
新型感染症の感染拡大の勢いは、世界でとどまる所を知らない状況となり、
欧米を中心に、中国への責任追及が始まっています。
一方中国は、武漢の封鎖を解除し、全国で着実に経済活動を再開させることで、
自国の防疫と医療先進国であることをアピールしたいようですが、
世界各国から冷たい目を向けられています。
近年の中国は、習近平国家主席の国賓訪日予定を組んだりと、
日本とは友好ムードを育てることに力を注いできました。
そのため、今回の感染症の影響で、日本国内での反中感情が高まる事を恐れているようです。
感染症対応に関して中国を批判する記事を書いた読売新聞を、
名指しで中国外務省が「記事は中国への無知、偏見と傲慢に満ちている」と
批判したことからも、対日関係にかなり気を使っているのは明らかです。
トランプ大統領の中国を糾弾する呼びかけを受けて、感染症収束後に世界で
「反中国」の包囲網が形成されることを、警戒しているのでしょう。
今回のイベントは、日本の国民的タレントが新型感染症で亡くなったり、
多くのイベントが中止になったことから、日本の若者の反中感情の高まりを恐れて、
イメージアップをはかる狙いがありそうです。
しかし、このイベントには様々な政治バランスの障壁が立ちはだかります。
韓国は感染症の影響で経済が壊滅的な状況となっています。
それを受けて文政権は国内の反日プロパガンダに力を入れる事で、
国民の団結を呼びかけ、経済不満を逸らす政策を続けて来ました。
そのため政権支持者の間では反日感情が激化していますし、
一方の現政権に疑問を持つ層は、文政権の中国寄りの政治姿勢に不満をつのらせてきました。
日本国内でも文政権の反日政策を受けて、韓国とは距離を置いたほうが
いいのではないかという風潮が漂っていますし、中国国内での感染症拡大後も、
日本に来て自由に買い物を楽しむ中国人観光客の姿に疑問を感じる日本人も多くいました。
中国としては、ここ数年は舎弟のような存在であった韓国と、
近年は良き経済パートナーとしての関係性を築きはじめていた日本を集めて、
アジア圏での団結を固めたいようですが、こうしたギクシャクを隠しきれない
三国を無理に集めてイベントを開催するというのは、
かえって各国のナショナリズムに火をつけ、神経を逆撫ですることになりそうです。
世界的なパンデミックで、物資の不足や経済の打撃も計り知れない状況の中、外交だけでなく、
こうした文化的な交流により協力体制を強化していくというのは良い試みだとは思います。
しかし、中国の感染症の隠蔽疑惑や、初動の防疫の失敗惑が拭えていないうえに、
3国間に根深く残る遺恨のフォローもないまま強引に文化交流を強制するのは、
少し無理があるのではないでしょうか。
■この記事に対する韓国国民のコメント
《韓国のコメント》
・中国と日本はそれぞれ謝罪と賠償をしなければならない。
・現在、韓国は中国の属国になっているのか?
・感染症主犯の中国が何言ってんの?
・中国のせいで国全体で経済が混乱し、失業者が大量に発生している…
・中国が韓国を利用してるに過ぎない
《日本のコメント》
・何が悲しくてCHOに寄付しなくちゃいけないんだ。
・未だ終息の兆しが見えないし能天気過ぎる。
・やろうとしている事は賛成だが、時期が早すぎる。
・日本は抜きにしてください。
・今こんな事をしても神経を逆なでするだけ
【これに対する私の見解】
というように、日韓で様々な感情が渦巻き、このイベントに前向きな声は少ないようです。
最近、中国は日本寄りの姿勢を見せていますから、日本との交流のために、
韓国を都合よく駆り出しているように映ってもおかしくありません。
また、これまで文政権がこれだけ中国への忖度を続けて来たのにも関わらず、
中国はあっさりと主要都市への韓国人の入国を規制したりと、
中国の韓国軽視は韓国国内でも不満が噴出しています。
このコメント欄の荒れ具合からもわかるように、
韓国はその場しのぎの政策や極端なプロパガンダを流布し続けたせいで、
アジア圏ではどの国との結束を深めようとも各方面からの批判が避けられない状況なのです。
感染症収束後のパワーバランスを睨み、
何としてでも日本を抱き込みたい中国と、それに利用されたくない韓国。
感染症によって生まれた新たな勢力図は、今後の様々な外交政策にも影響を与えそうです。
中身のないアピールは必要ありませんし、
考えは立派でも、信用が無いと逆効果です。
続きは動画で…