『韓国のワクチン接種の異様な風景「極限作業で接種数を増やす」』
ファイザー社製ワクチンは1本で5人の接種が可能で、特殊な注射器を使うと6人分接種可能です。
しかし、韓国は7人分採取できると発表していますが、相当正確な管理をしなければならず、問題が多発している韓国では、現場感のない机上の空論という声も上がっています。
【萬物相】ワクチン確保の遅れが生んだ風景
ファイザー社製の新型感染症ワクチンが入っている瓶には1本で5人の接種が可能だと書かれている。
ところが、注射器のピストンと針の間の空間がほとんどない「最少残余型注射器」を使えば、1本で6人に注射できる。
実に貴重なワクチンなので、1瓶で6人に接種することが一般化されている。
米食品医薬品局(FDA)も最大6人への投与を勧告している。
韓国国立中央医療院のチョン・ギヒョン院長は先月28日、「前日、ファイザー社製ワクチンを接種してみた結果、ほとんどが1瓶あたり(1回分の接種量である)0.3ミリリットル残っており、7人に接種することが十分可能だ」と語った。
ファイザー社製ワクチンを解凍すると0.45ミリリットルほどになるが、これに1.8ミリリットルの生理食塩液を混ぜれば総量が2.25ミリリットルになるため、1回分の接種量を0.3ミリリットルとすると、7人に接種可能になるということだ。
1瓶あたりの接種人数をこのように増やして使った場合、世界では初めてになる。
しかし、医療界では「まかり間違えば1人当たりの接種量が基準に達しなくなる場合もある」「非常に精密な分量を注射器に移さなければならないので、看護師にとって過重な業務となるだろう」と懸念する声も上がっている。
ワクチン分配国際プロジェクト「COVAX(コバックス)」では先月24日から全世界にワクチンを送り始め、状況をリアルタイムで中継している。
韓国はアフリカのガーナやコートジボワールに続いて3番目にワクチンを供給された。
COVAXを通じてファイザー社製ワクチンを受け取るのは、韓国が初めてだ。
COVAXは先進国が出す資金でワクチンを購入し、主に開発途上国や発展途上国などを支援するために作られたプロジェクトだ。
ある防疫専門家は「ファイザー社製ワクチンを象徴的な物量でも2カ月以内に到着する形を整えようと、どれだけ気をもんだか目に浮かぶ」と言った。
韓国が現在の確保しているワクチンは、アストラゼネカ社製の157万回分と、ファイザー社製の12万回分だ。
政府の公言通り今年11月までに集団免疫を獲得するには、少なくとも3500万人が2回(ヤンセン社製は1回)接種を受けなければならない。
1日30万人という計算になる。
我々の手に握られているアストラゼネカ社製ワクチンは5日分、ファイザー社製は半日分だ。
3月にCOVAXを通じて2つのワクチンがさらに届く予定だが、予定通りの時期に届くかは不確実だ。
モデルナ社製ワクチンなどが届く5月まで短くて1カ月、長ければ2カ月近く、ワクチン接種の空白期間が生じる可能性もある。
米国はこのところ、一日170万人ずつワクチンを接種しているが、韓国の接種初日はその100分の1程度の人数だった。
これはすべて、政府のワクチン確保が遅れたために生まれた風景だ。
昨年夏に主要各国が競い合うようにしてワクチン購入契約を結んでいた時、韓国政府が手をこまねいていたために生じた結果だということだ。
今もワクチン接種遅延の懸念が「事実ではない」と考えているのか問いたい。
【この記事に対する私の見解】
ファイザー社が推奨する1本あたりのワクチン摂取人数は5人です。
特殊な注射器を使用すれば、6人までOKであると米国政府機関が認めています。
貴重なワクチンですから、1本からより多くの国民に摂取させたいというのはどこの国も同じでしょう。
しかし、韓国は7人分が接種可能と国立病院の院長が語ったのです。
記事にあるように、確かに理論上は可能な事ですが、摂取は看護師が人の手で行うのです。
誤差を0.01ml程度にしなければならない、相当正確な計量が必要になります。
これから、全国民に摂取しようとしているときに、国内全てのワクチン接種会場で、すべての看護師に実施可能なオペレーションであるかは、大きな疑問が残るでしょう。
韓国の国立病院院長が語った方法は、ファイザー社でも米国当局でも把握はしていると思いますが、やはりオペレーション上、無理があるので、公式には6人までとなっているのです。
人間の作業には「遊び」が必要で、寸分違わずの機械的な作業を延々とすることは不可能なのです。
その大切なワクチンですが韓国が入手した中には、先進国が出資して、主に開発途上国や発展途上国などへ、支援するためのワクチンが到着しているのです。
まぁ、K防疫神話に酔いしれてワクチン確保をしていない韓国は、「後進国」と言っても過言ではないので、COVAX的にはOKを出したのでしょう。
何かとランキングを気にする韓国ですが、自分たちの立場を本当の意味で理解したのでしょうか。
なりふり構わずに、ワクチン確保に奮闘したのでしょう。
後進国としての立ち振舞をする必要があるのですが、恥ずかしげもなく「我々は大国で先進国」と、日本にマウントしてくる姿が目に浮かぶようです。
都合の良いときは先進国とマウントしているのに、援助をもらうときは平気で後進国枠でもらうのは、韓国の外交には「恥」という言葉がないのでしょうね。
そして、K防疫神話に酔いしれた代償は大きく、集団免疫を獲得するのに必要な3500万人分のワクチン確保には、まだまだ程遠い状態です。
ワクチン接種は、速さと量の両方が大切です。
素早く始めても継続的に打てなければ、焼け石に水状態になります。
早期摂取を褒め称える韓国国内の報道がありましたが、3500万人分の確保についてあまり報道されていませんでした。
これは、事実を正しく伝えているとは言えずに、文大統領にとって都合の良い事実だけを報道しているに過ぎないのです。
このままでは、ワクチン接種の空白期間が出来てしまい、さらに集団免疫が完成するまでの日数が伸びる懸念もあるようです。
このような内容を今回の記事では報じていますが、今後このような内容の報道を行なうと、韓国では懲罰を受けるかもしれません。
こういった自体を想定しての「フェイク取り締まり」なのでしょうが、文政権という泥船に乗っている韓国国民が少し哀れですね。
■この記事に対する反響のポイント
他国との比較では強気…実態は最早関係なし
それでは、この記事に対する反響なのですが…「スタートは遅れたかも知れないが、結果は我々が良いだろう」「韓国は70%接種達成する、世界で初か、イスラエルの次の国家になる」「日本は韓国の比較対象にならない、米国とかドイツとかと比べなければ」といったように、韓国国内ではワクチン確保がうまく遂行されているという発言が多いですね。
つい先日、貴重なワクチンを無駄にした報道に憤慨していたのに、他国との比較になった瞬間にこの変わりようです。
スタートが出遅れた事は認めているようですが集団免疫は予定通り早いという予想は諦めていないようで、未だに確保の見通しすら立っていないこの記事を見てよく言えますね。
さらに、日本と比べることを極度に嫌っていますが、日本よりも有利な状態でないからマウントが取れないんでしょうね。
すべては、K防疫神話に酔いしれたことが取り返しのつかない失態となった文大統領、いまは国民の気も逸れているようですが、後がない背水の陣なのでしょうね。
続きは動画で…