米国に続き日本にも開発拠点!TSMCに追い抜かれたサムスン電子!サムスン依存の韓国経済は窮地に…【世界情勢】

米国に続き日本にも開発拠点!TSMCに追い抜かれたサムスン電子!サムスン依存の韓国経済は窮地に…【世界情勢】
半導体ファウンドリー市場で世界最大手のTSMCが、日本に子会社を設立することを決定しました。米中対立をバネにしてTSMCが独走体制を固める戦略を打ち出す一方で、経済的にサムスンに依存している韓国は、強い不安を抱いているようです。■チャプター00:00 オープニング 00:57 イーデイリーより サムスン電子を追い...

『TSMCに追い抜かれたサムスン!サムスン依存の韓国経済窮地』

半導体ファウンドリー市場で世界最大手のTSMCが、日本に子会社を設立することを決定しました。
米中対立をバネにしてTSMCが独走体制を固める戦略を打ち出す一方で、経済的にサムスンに依存している韓国は、強い不安を抱いているようです。

サムスン電子を追い抜く…三星電子TSMC、米国に続き日本にも開発拠点作る


半導体ファウンドリ市場で55%に達する圧倒的なシェアを占めているTSMCが、日本に本格的に初の開発拠点を作ることにしたと、日本経済新聞が9日(現地時間)報道した。
茨城県つくば市に計200億円(約2120億ウォン)を投資し、現地法人を作る案を最終調整している。
このため、TSMCは近く理事会を開き、このような内容を議決した後、早ければ今週中に発表する計画だ。
TSMC側もこの日「まだ公式に言及することはできないが、決定次第、直ちに発表する」と確認した。
TSMCは、システム半導体世界1位を狙って追撃している韓国のサムスン電子や、半導体の大手企業を牽制するため、半導体供給網の改善を図る米国、日本との連携を強化し、先端技術の開発に速度をつけるためのものと分析される。

日本は世界最高の装置メーカーや素材メーカーが集まる大きな市場だ。
米国の中国牽制によって中国市場を失うことになったTSMCとしては、先端半導体の開発を急ぐ一方、日本市場への進出は必須だと判断したものと解釈されている。
TSMCは現在、海外で初めて先端半導体工場を米国に建設するため、準備を急いでいる。
日本にも先端の開発拠点を設けることで、今後、米国と日本という二つの経済大国を効果的に活用し、現在の世界市場での優位を維持しようとするものと、同紙は分析した。

【この記事に対する私の見解】

報道 探
報道 探

台湾のTSMCは昨年、米国に35億ドルを投資して初の海外工場建設することを決めましたが、更に今年の2月9日の取締役会で、日本にも進出する事を決定しました。
iPhoneに搭載されるAシリーズプロセッサをTSMCが独占受注している事からも分かる通り、米国にはインテルやアップル等の大口顧客が集中しています。
これに加えて半導体素材や設備の整った日本と協力する事で、日米台の連携が深まり、業界トップであるTSMCの地位を維持することが期待されています。
一方で、これに心穏やかでいられないのが韓国でしょう。
経済的に大きな問題をいくつも抱える韓国の中で、唯一の希望とも言って良いのが、社員19万人、売上高が300兆ウォン、韓国のGDP22%を占めるサムスン電子です。
しかし、そのサムスン電子が近年最も力を入れているファウンドリー市場では、TSMCに大きく差を付けられています。
記事では「追撃している韓国のサムスン電子」などと、まるでサムスンがTSMCのライバルのように大きく持ち上げられていますが、これは少しリップサービスが過ぎますね。
そもそも55%という圧倒的なシェアを誇るTSMCに対して、サムスン電子は16%しかありません。
3倍以上も差を付けられているのに、まるで好敵手のように振る舞うのは、ちょっと見栄を張り過ぎではないでしょうか。
現状でも大きく差をつけられているサムスン電子ですが、先行きの見通しも、あまり明るいものではありません。
実質的なサムスン電子のトップであるイ・ジェヨン副会長が実刑判決を受けた為、リーダー不在で経営が停滞する事は避けられないからです。
日米の協力を得て順風満帆なTSMCとは対照的に、国内政治に足を引っ張られた格好ですね。
また、中国への人材流出も深刻な問題です。
米中の貿易摩擦が深刻化する中で、サムスン電子の半導体部門の頭脳が集まる、華城(ファソン)キャンパスの技術者に、ヘッドハンティング会社からの連絡が急増しているようで、中国のファウンドリ企業SMICに所属の研究員のうち、韓国人が62人も確認されました。
こんな状況では、TSMCの背中を追う事すらできないのではないでしょうか。
かつてTSMCは米国のファーウェイ制裁に積極的に協力した事で対中輸出が72%も減少しました。
しかしこの、TSMCの身を切るような決断が、結果として米国にとっての信頼を高めた事は間違いありません。
実際、今月6日に行われた米台経済繁栄パートナーシップ対話では、TSMCなど台湾の半導体企業の役員100人余りが招かれています。
一方で中国との関係をむしろ強化しているサムスン電子は米国からの信用を失いつつありますが、トップ不在の現状で思い切った決断は出来るのでしょうか?

■この記事に対する反響のポイント

ムンさん
ムンさん

サムスンと一蓮托生、国民の不安はピーク

報道 探
報道 探

それでは、この記事に対する反響なのですが…「サムスンがなければこれといったものが一つもない国」「文在寅がサムスン電子を台無しにした」「韓国政府は何をしているの?日米台同盟がただうらやましい…」「文災害のサムスン殺し…」「このままサムスンが滅びると、中国に編入され、北朝鮮に食われる」といったように、サムスン電子の現状に不安を覚える人がほとんどですね。
その責任が文政権にあると考えている人も多いようです。
ですが今回の件は米国のファーウェイ制裁に端を発したものであり、突き詰めればサムスン電子の経営判断ミスでしょう。
TSMCのように米国に協力していれば、米国の信頼を損なう事は無かったでしょうし、中国への依存も軽減出来たはずです。
しかし結果として、自称ライバルのTSMCは日米の協力を得て躍進し、サムスン電子と協力していたはずの中国から人材を引き抜かれてしまいました。
確かに中国に忖度し続けた文政権の態度が、サムスン電子経営陣の判断に影響を与えた可能性は否定できませんが、だからと言って責任を全て押し付けるのは、少し無理があるのではないでしょうか。

報道 探
報道 探

結局のところサムスンの窮状は自業自得な気がするのですが、韓国人が誇るサムスンより、文大統領の方が攻撃しやすいのかも知れませんね。

続きは動画で…

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