『メディアがブチギレ!文政権の言論統制』
対北朝鮮ビラ禁止法に始まり、表現の自由への攻撃を続ける文大統領ですが、自国の報道に対しても「メディア改革」を掲げていましたが、とうとう攻撃を開始したようです。
一部メディアといって、報道統制への狼煙を上げた文政権はどこに向かうのでしょうか。
【コラム】私は政権が口実にする「一部メディア」の記者だ
「一部メディアが誇張・歪曲報道」と批判、メディアに「一部」という枠はめる、執権勢力の不正明らかにするスクープはいつも我々「一部メディア」が伝える。
昨年の今ごろ、文在寅大統領は企画財政部・産業通商資源部・中小ベンチャー企業部・金融委員会の業務報告を受けてこう言った。
「振り返ってみると、『一部メディア』を通じて過度の恐怖や不安が膨らんだため、我が国の経済心理や消費心理が極度に委縮したという心残りもあります」。
ならば、問いたい。
「一部メディア」とはどこなのか。
自営業者の70%が死のふちまで来ている今も、当時の「一部メディア」が不安をあおったと考えているのか。
昨年末、新型感染症のワクチンの確保が遅いという批判が高まると、与党・共に民主党のイ・ナギョン代表は言った。
「一部メディアは誇張されたり、歪曲されたりした報道をためらわずにしている」韓国が「ワクチン遅刻生」であるというファクトは、現在、国民の誰もが知っているが、今でもそれが一部の歪曲だというのか。
先月25日、ホン・ナムギ経済副首相兼企画財政部長官がある新聞のインタビューを受けたが、その見出しは「不動産、政策の失敗とは見ていない一部メディアが市場に不安感与える」だった。
あきれてものが言えない。
国会議員も、有名なコメンテーターも、指摘されると「一部メディア」のせいにする。
一言で言えば、政府に批判的なメディアを「一部メディア」と言っているのだ。
だが、本当のことを言うならば、親政府系メディアは既にメディアではない。
それは機関紙だ。
自由民主主義体制には機関紙がないため、機関紙と言えば当然、共産党機関紙を意味していた時代もあった。
機関紙は宣伝メディアだ。
ああいう人々は「一部メディア」という言葉を「ほとんどのメディア」と対照的な概念として書く。
そのような考えを暗に国民の頭の中に植え付けようとしている。
口に合わないメディア、自分を批判するメディア、政府と対立するメディア、苦言を呈するメディア、政権の耳には痛いだろうが、国民にとっては良薬になることを言うメディア。
それが「一部メディア」だ。
中央選挙管理委員会や放送通信委員会のような当局は、与党の政治家が言う「一部メディア」について正確な根拠を明らかにするよう規定を作ってほしい。
執権勢力の不正を明らかにするスクープは、たった一つのメディアがすることだ。
真実も常に一部メディアが主張する。
だから我々は時にこう言う。
「我々でなければ誰が書くのか」と。
【これに対する私の見解】
それでは 記事を読んだ僕の感想ですが都合の悪いことになると「一部メディア」と表現をして逃げ腰になる文大統領ですが、最近の動きを見ていても、本気で報道統制をしようとしているかの様です。
さらに、自身の失策も「一部メディア」が煽ってるからと思っているようですね。
その1番の例が、記事にもあるワクチン遅刻生の話でしょう。
政権与党の代表がメディアによってワクチン確保が遅れたと言わんばかりの発言をしています。
それならば、どの様に報道すればワクチンが早く手に入ったのでしょうか。
文政権が幻のK防疫に酔いしれて、ワクチン確保を怠った事が原因と、韓国国民ならば誰でも知っている事実を、一部メディアに責任をなすりつけているのです。
最近の出来事で、ファクトチェックが完全に出来る状態のものですら、そのような思考で運営している文政権は、呆れて物が言えない状態ですね。
韓国の大手メディアに対しても「ファクトを歪曲する」と噛み付いているようですが、文大統領自身が歴史認識の歪曲だけではなく、日韓合意のファクトを歪曲して、一方的に反故にしたことについては、どの様に説明するというのでしょうか。
最近になって、日韓合意は国と国との約束であったと認めていますが、反故にした理由の説明はされていないのです。
文大統領が大嫌いな「一部メディア」は、文大統領自身の行動によって、「一部メディア」と、呼ばなくてはいけないスクープを連発することになっているのです。
明らかに叩けばホコリが出まくる文大統領自身に問題があるのです。
叩いても何もでなければ、メディアはでっち上げしない限りスクープは出ないのです。
文大統領は親政府系のメディアが欲しいのでしょうが、言論の自由がある限り右派・左派・中道と、色々なメディアがあるのが当たり前であり、それこそが言論の自由であり、正常な民主主義国家なのです。
しかし、一部メディアと揶揄する人たちは、叩けばホコリが出過ぎる人たちばかりです。
こういった表現は、スクープを取られて困る人達が自己保身の為にメディアを差別化して、お抱えメディアを囲い込みたい心理的な物から生まれるのです。
そんなメディアが世論調査をしていますが、その結果が耳が痛い内容であれば「一部の国民」と呼びたい文大統領ですが、さすがに呼べないので代名詞として「一部メディア」と使っているのでしょう。
文大統領はすべて自分の都合の良い方向に持っていく為にも、報道と世論を正確に見聞きする気持ちがないのでしょう。
それは、時の権力者としては「独裁国家」へと導きたい思いからくるものです。
北の状況と似てきている韓国の未来は、報道統制とセットになった独裁国家なのかも知れませんね。
しかし、これは政府に限った話でもないと僕は思います。
日本とのやり取りでもそうですが、韓国という国は、自身に都合の悪いものは受け入れない、こういった考え方が遺伝子レベルで刷り込まれているのだと思います。
つまり、簡単に改善する事は不可能だと僕は思います。
■この記事に対する反響
それでは、この記事に対する反響なのですが…韓国国内からは「独裁者は退任後、処罰して国の基礎を築け」「文在寅は共産主義者だってこと」「文在寅が報道統制を主導したのか早く明らかにせよ」などというように、言論の自由が脅かされている状況に、怒りのコメントが目立ちます。
特に、ネットユーザーは、普段から自由な言論の中で生活していますからね。
しかし、ネイバーなど韓国のネット上では、度々コメントの不可解な削除など、以前からその片鱗は見られていましたので、近いうちに中国や北のように統制されてしまうかも知れない恐怖を感じているのでしょう。
親中路線を突き進む文大統領ですし、既に韓国ネット上の匿名性は無いも同然だと思います。
表現の自由を奪おうとした独裁者たちは、道半ばで滅びゆく運命にあることは、歴史が証明しています。
続きは動画で…