『米国防総省が韓国に懸念!合同軍事演習は最優先と釘』
文政権が支離滅裂な状態で、国防部と統一部が互いに暴走し始めました。
米韓合同軍事演習に対しての発言ですが、アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態です。
韓国の防衛の事しか見えない文政権に対して、世界を見ている米国はどこまで我慢できるのでしょうか?
米国防総省、「合同軍事演習の準備態勢は最優先順位」、李仁栄長官の発言受けて
3月に予定された韓米合同軍事演習を延期か縮小しなければならないという主張が国内の一部で提起されていることを受け、米国防総省が否定的な立場を示した。
特に、合同軍事演習の性格について、異例にも「挑発的ではない」という表現まで使って演習実施の必要性を強調した。
ジョン・サプル国防部報道官は2日(現地時間)、イ・インヨン統一部長官がラジオのインタビューで南北関係の改善に向けて合同軍事演習を延期できるという趣旨の発言をしたことに対する東亜日報の質問に、「軍事的準備態勢は国防部の最優先順位」と反論した。
また「北朝鮮の持続的な核と弾道ミサイルの開発は、韓半島と米国に脅威になっている」とし「軍事演習は同盟の準備態勢を保障する主要な方法」と説明した。
さらに「軍事演習は挑発的ではなく、完全に防衛的であり、今夜にも戦うことができるよう同盟の準備態勢を維持する目的で行われる」と述べた。
そして「合同軍事演習の規模と範囲、タイミングの決定は、このような点を念頭に置いて(韓米)両国が決めることになる」と付け加えた。
米国防総省が、韓米合同軍事演習をめぐって「挑発的でなく防衛的演習」と強調したのは、軍事演習が南北関係の改善や対話を遮る理由にならないという考えを示したとみられる。
6・15共同宣言実践南側委員会など市民団体が先月末、軍事演習を「非常に挑発的で費用のかかる戦争訓練」として中止を求めたことに対する米国側の反論というわけだ。
米国防総省は、新型感染症など避けられない理由でなければ、軍事演習を延期または縮小しないという立場を再度確認したとみられる。
ある関係者は「在韓米軍は、新型感染症のワクチンの接種もすでに始めている」とし、「イ氏のような人々が演習延期を主張したことは懸念される」と話した。
これに先立ち、ジョン・カービー国防部報道官も先月28日、定例会見で「韓半島ほど軍事演習が重要なところはない」とし、合同軍事演習の重要性を強調した。
カービー氏は、韓米同盟の準備態勢のモットーである「ファイト・トゥナイト」を取り上げ「これは単なるスローガンではない」とも述べた。
イ氏は3日、ソウルの韓国プレスセンターで開かれた外信記者懇談会で、韓米合同軍事演習について「軍事演習の問題が韓半島に深刻な対立状況に拡大しないよう、私たちも北朝鮮も賢明かつ柔軟に対処することを望む」と明らかにした。
2日前にラジオ番組のインタビューで明らかにした韓米合同軍事演習延期の立場には触れなかったが、「柔軟な対処」を強調し、延期の必要性を示唆したものとみられる。
外交部長官に指名されたチョン・ウィヨン氏は同日、国会外交統一委員会に送った人事聴聞会書面質問答弁書で、3月に予定された韓米合同軍事演習について、「両国の国防当局が新型感染症など諸般の状況を総合的に考慮して緊密に協議している」と述べた。
米国防総省は、韓国国防部が2日に発刊した「2020国防白書」に、日本を既存の「パートナー」から「隣国」に格下げして表現したことに対しても懸念を示した。
サプル氏は、「韓米日3国協力は、北朝鮮の核と大量破壊兵器および弾道ミサイルの脅威に対抗して域内の平和と繁栄、安定を維持するうえで非常に重要だ」とし、「これは、韓国と日本いずれにも共有された観点だと信じる」と述べた。
また「このような観点で、私たちは共有の脅威に対抗するための協力拡大のすべての機会を見出す努力を続ける」と強調した。
【この記事に対する私の見解】
韓国政府の統一部と国防部で、発言内容に政府としての一貫性が全く有りませんね。
文大統領の統率力の無さが露呈したことになります。
韓国国内の声に押されて、統一部長官がラジオインタビューで米韓合同軍事演習の延期に触れたことが今回の発端と報道されています。
しかし、本当にそれだけなのでしょうか。
統一部長官の発言の裏には、文大統領が推し進める北への土下座外交の影響があると思います。
北からすれば、最大の驚異である米韓合同軍事演習は是が非でも中止させたい案件です。
その要望に、北の飼い犬となっている文大統領は、韓国国内の一部の意見に便乗して、中止は出来なくても、延期なら良いだろうと浅はかな考えで発言させたのだと思います。
国防部とすれば、軍事境界線を跨いで日々緊張感がある中で、米韓合同軍事演習の大切さは現場で身にしみているのでしょう。
訓練無しには、強い軍隊はできないですからね。
一方米国は、当然ですが同盟国との合同軍事演習は重要視しています。
さすがの米軍も世界の平和を守るためには、同盟国との共同作戦は非常に重要で、大陸間弾道ミサイルなどの驚異は、米国本土に向けられています。
その驚異から米国国民を守るためにも、水際対策がもっとも重要なのです。
その米国の安全保障の事に思いを馳せる事など全く出来ない、外交オンチの文大統領は、陸海空両軍が参加する米韓合同軍事演習を軽く見るのです。
国境を接してる韓国と北では、海軍などの訓練の必要性はあまり感じないですからね。
そんな韓国に対して、堪忍袋の緒が切れかけている米国は、国防総省が「防衛的演習」と強いメッセージを出しています。
韓国の市民団体が主張する「挑発的で費用のかかる戦争訓練」は、米国側のメリットを考えると、行なう必要が殆どないことが解ります。
そもそも、朝鮮戦争の休戦状態にある同盟国の安全保障の為に実施している訓練であるのに、このような言いがかりをつけられて、米国も我慢の限界ですよね。
さらに米国は、韓国国防部の日本を格下げした発言にも注目しています。
それは、米国本土防衛にも日米同盟が最重要だからです。
日本は、世界第6位の海洋国家です。
アジア圏については、インドネシアと日本が海洋を守っているのです。
その広い海洋を自衛隊と米軍は、高次元の同盟関係下で合同演習などでより関係性を深めて、高い作戦遂行能力を保有しています。
その日本への格下げ発言など、米国からすると到底受け入れる事は出来ないのです。
さらに北は、とりあえず米国まで届くミサイルを作ることには成功しています。
まあ、ちゃんと運用できるかは分からないものとなっているようですがね。
だからこそ、米国は大陸間弾道ミサイルの本土防衛のためにも、日米同盟+米韓合同軍事演習が大切なのです。
米国本土に対しての北のミサイル驚異、アジアの海洋安全保障など、俯瞰的視野で見れば、米国がいかにアジアの安全保障を重要視しているかが分かるはずなのですが、自国しか目に入らない文大統領にはわからないのでしょう。
■この記事に対する反響のポイント
韓国政府の成果とは?国民は諦めムード
それでは、この記事に対する反響なのですが…「現政府にどんな戦略があるのか?外交、対北朝鮮、不動産、ワクチン…失敗しかない」「文政府は一寸も見通せずに、井戸の中に閉じこまっているからな、未来は真っ暗だ」「韓国は、海軍、空軍、強くないといけない!米国との訓練をしなければいけない」など、文政権の無策に対するコメントと、情けない国防部への批判コメントが目立ちます。
訓練なしに軍隊の戦闘能力が向上することはなく、このままでは北の驚異から、何一つ守れないと思っている人も多いようです。
徴兵制の韓国では、30歳以上の男性は1度は兵役を果たしていますから、自軍の弱さを演習などに参加した際に痛感するのでしょう。
このままでは韓国軍は、眠れる獅子ではなく寝ている豚にしかなれませんね。
続きは動画で…
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米国防総省が韓国に懸念!合同軍事演習は最優先と釘を刺される、一方文政権は北に忖度か?【世界情勢】
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