日本の遺憾に即反応！韓国外相「日本はパートナー！」韓国国防白書の表現使わず【世界情勢】

それでは 記事を読んだ僕の感想ですが韓国国防部が、日本への格下げ発言で日本政府が遺憾を伝えた所、韓国外相候補が慌てて格上げ発言をしました。
文大統領の政権幹部への統率力の無さが露呈していますね。
「日韓の間に難しい問題が多くある」と伝えていますが、難しくしているのは文政権だと言う視点が抜けていますね。
その代表となるのが「ツートラック外交」ではないでしょうか。
この「ツートラック」の本来の意味で例えるなら、「政治と民間の交流は別々であり、政治の交流が滞っても民間レベルの交流は続けましょう」というように、１つだめなら全てダメとならないための方法です。
これを忠実に履行すれば、良い外交政策なのですが。
文政権はツートラック外交を、二枚舌外交と勘違いしているので問題が難しくなるのです。

話を格下げ発言に戻しますと、２日に公表した韓国国防白書で日本を隣国呼ばわりしたのが発端です。
国防部は、自衛隊哨戒機に対するレーダー照射事件や潜水艦故障問題などで、メンツが無くなっているので言葉で反撃するしかなかったのでしょう。
日本からの抗議に対して、今までの韓国であればすぐに歴史問題などを引き合いに出して、徹底抗戦状態になることが多いですが、今回は何と別の反応しているのです。
韓国外相候補が発言した内容を要約すると「日本は大切なパートナーでした」と、まるで日本の遺憾発言について謝罪するかのような発言をしています。
しかしその発言の中でも、公娼問題についてなど、韓国の従来の思い込みに基づいての批判が散りばめられていますがね。
2015年日韓合意の「不可逆的且つ、最終的に解決」はどこにいったのでしょうか。
僕の心情的には、わざわざこの件で日本政府も韓国に遺憾なんて言わなくても良いと思うのですが、これをスルーしてしまうのは外交上よくないという事なんですかね…

しかし、韓国としての現在の立ち位置が大きくぶれているのがこの反応で見えてくるのですが、日米韓同盟に対しての韓国の認識はどうなっているのか謎ですね。
米韓同盟についてはバイデン大統領が就任したことにより、バイデン大統領がオバマ政権下で深く関わった日韓合意を反故にした事について、いよいよ日米韓同盟について話が及んだ際に、説明をする時が近づいてきています。
さらに、ＧＳＯＭＩＡ破棄問題についても、拳をどう降ろしてよいのか解らない状態になっています。
そんな中、中国へは最大限の忠誠心を表明していますし、米国が進める対中包囲網構築については完全にそっぽを向いている様にしか見えません。
米中関係が緊張する中で、「軍事は米国」「経済は中国」という立場をツートラック外交と思い込んでいる文政権ですが、これは単純明快に「二枚舌外交」です。
その象徴が、ＧＳＯＭＩＡ破棄問題に凝縮されています。
結局の所、日本にだけではなく米中にも二枚舌外交を実施している文大統領には、どの陣営に着くことになっても、明るい未来はないでしょうね。

それでは、この記事に対する反響なのですが…「日本が隣国だなんて間違っている、全方位的に大韓民国の国家安保·経済を脅迫する、非常に不良な危険で反省を知らない未開の野蛮な集団と表記するべきだ」などと、日本の反論も気に触ったのか、反日感情が全開になっているコメントも目立ちます。
日本に対して弱腰と取られる行動をする事に、かなり敏感になっているのが分かります。
文大統領自身が反日一色に染め上げた国民の基調を変える為に自らは批判を浴びないよう、政権幹部に言い訳発言をさせているのでしょう。
少し前に、文大統領も親日ムードを流した際にかなりの非難を浴びましたからね。
反日と親日のバランスを探っているといったところなのでしょう。
しかし「愛国主義で、文在寅万歳だけを叫ぶと、米国に叩かれる時がやってきた」「赤の文在寅が大韓民国に後進ギアを入れてから4年が経ったが、失敗すれば国は滅びる」と、文大統領だけではなく、韓国の行く末を心配している人のコメントも増えています。
ここまで論調がコロコロ変わる政権ですので、こういった不安は当然ですが、何故、何時も限界だという寸前で元に戻って行くのでしょうね。
支持率もなんだかんだで30％半ばから40％をフラフラしますし、あちらの国民もなんだかんだで優柔不断だという事ですよね。

八方美人、二枚舌など、「信用出来ない人」を表す言葉は沢山あります。
文大統領には全て当てはまりそうですね。