泥沼状態の韓国VSイランのにらみ合い…韓国船舶解放説が流れるもイランは完全否定！【世界情勢】

韓国側の「船員解放説」がウソだったということで、一体何の根拠があったのでしょうか。
解放するのはイラン側なのですから、イラン側の声明を待つべきだったのでしょうか。
にもかかわらずフライングで、先にウソの解放声明を出すことに何の意味があるのかよくわかりません。
とはいえイランが解放説を否定したことで、問題は長引き複雑になってきています。
イランがイラン近くのホルムズ海峡を通過していた韓国タンカーを「環境汚染」と油漏れを理由として拿捕したこの事件の背景には、イラン側が「韓国がイランに未払いの石油凍結資金」の返済を韓国に求めていることがすでにわかっています。
これに対し韓国はイランへの石油資金約７０億ドルが未払いなのは、米国が突如イランへ経済制裁を強めたことでイランへの資金が凍結したからと主張しています。
しかし、米国のイラン経済制裁で同じく影響をうけた中国やロシア、日本も含め、経済支援や一部返金など韓国のように全くお金を返さないことはなかったそうです。
このことからも、韓国は石油代を払えなかったというよりは米国の経済制裁に便乗してイランの石油代金を払わなかったといえます。
事件から時間が経過していることもあり、韓国は船員を解放するためイランへの凍結資金を返済しようと必死に動いているようです。
現在凍結されているイランへの石油資金７０億ドルから感染症ワクチンや救急車を購入してイランに送る案を打診したようですが、米国から経済制裁を受けているイランは米国や英国のワクチンを信用しておらずワクチンにして凍結資金を返す案は拒否されました。
凍結資産から救急車を購入して送る案も打診しましたがこれも拒否されています。
韓国側はイランから要望があったとしていますがイラン側はその主張を否定しています。
約１週間にわたり抑留されている船員たちも、体力や精神的に不安を感じているはずです。
韓国としては船員たちを犠牲にしないためにとにかく資産返却に直結する動きをとるべきです。
米国と話をつけてでもイランにお金を返済するのが船員を解放できる唯一の道としか考えられません。
イランや日本と外交での問題が浮き彫りになりつつある韓国ですが、中国などの強国には弱く、イランや日本などの国へは適当な態度をとります。
イランに舐めた対応をとっているから今回も同情の余地はありません。

それでは、この記事に対する反響なのですが…韓国ネット上では「イランで走ってる古い車が大量の大気汚染をしているというのに、船舶の油漏れを根拠なく環境汚染とするのは納得がいかない」という意見の他にも皮肉交じりに「文大統領の素敵な外交力で韓国の船員たちが安全だね！」という声もあがっています。
韓国国民にとって色んな意見はあるでしょうが、船員を解放してほしいという気持ちが一番だと思います。
しかし、韓国外交部がイランと交渉を失敗したことなどで、船員たちの拘束が長引く不安が増しています。
船員たちは、現在の政権が文政権だったことをこのタイミングでさらに後悔することになるとは思っていなかったかもしれません。
また、日本ネット上では「韓国に対しては即否定が世界的なトレンドなのかな」「しかしこれだけ簡単にバレる嘘をつく政府って…国民は恥ずかしくて仕方ないだろうな」「そもそもは原油代払わない韓国に問題があるのだからちゃんと払えば解放してくれるだろ」など、そもそもの問題をつくったのは韓国ということを強調する意見が目立ちました。
米国などのせいにしようと必死な韓国ですが、他国の対応を見る限り韓国だけ特別扱いはできないということですよね。
米国のせいにしようがイランが船員を解放してくれるわけではありません。

韓国タンカー拿捕から１週間ですが、韓国は依然イランに対して真摯に向き合いません。
これはプロレスではないと、分かっているのでしょうか？