『文大統領の戯言が話題に!「TPP参加したい」と意欲を見せる』
バイデン政権誕生を確定したものと決めつけ、今後の展開を考え日本へ急接近する文政権ですが、一度は門前払いされたCPTPPに加盟したいという意向を明らかにしているようです。
ですが、要求事項や協定を韓国が守るとは思えず、全会一致が必要な加入は難しいと思うのですが…
日本政府、文大統領のCPTPP加盟検討の発言に「高いレベルなのか見極める必要がある」
日本政府は8日、文在寅大統領が「環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)」に加盟したいという意向を表わしたことに対して歓迎するという立場を明らかにしながらも高いレベルを満たす用意ができているか見極める必要があるとした。
共同通信によると、加藤勝信官房長官はこの日午後、記者会見で文大統領のCPTPP参加検討の言及に関連して「様々な国・地域による関心表明は歓迎したい」と述べた。
ただし、CPTPP加盟国は高い水準の市場アプローチと規則の整備が求められることを取り上げ、「高いレベルを満たす用意ができているかについては、しっかりと見極める必要がある」と指摘した。
これに先立ち、文大統領はこの日、ソウルCOEXで開かれた第57回貿易の日記念式で「市場の多角化を必ず成し遂げるべきだ」とし、「包括的・漸進的環太平洋経済パートナー協定(CPTPP)の加盟を引き続き検討していくだろう」と明らかにした。
文大統領がCPTTP加盟の可能性を示唆したのは今回が初めてだ。
先月、中国が積極的に参加した東アジア地域包括経済連携(RCEP)に署名した文大統領は米国が復帰を検討しているCPTPPに参加する可能性を残した。
米中の間で韓国外交のバランスを取るための悩みが反映されたとみられる。
文大統領が前日主宰した首席・補佐官会議では「米国ジョー・バイデン行政府発足以降、CPTPPとRCEPの調和を悩もう」という趣旨の議論があったと伝えられた。
アジア・太平洋地域経済同盟体であるCPTPPの出発点はTPPだ。
2015年10月妥結したTPPは日本・米国など参加国が国内批准を推進していたところ、保護主義を主張するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任してから米国の離脱で日本など11カ国中心のCPTPPに名称を変えて2018年12月30日発足した。
【この記事に対する私の見解】
といったように、文大統領自らCPTPP参加への強い意欲を見せていますが、加藤官房長官は「高いレベルを満たしているか見極める必要がある」とし、韓国の参加については歓迎するが、課題は別だと慎重な姿勢を崩しません。
トランプ政権がTPPを脱退したことを受けて、日本やオーストラリアの主導で発足したCPTPPですがバイデン政権誕生が濃厚とされる中、同盟の強化と調和を掲げているバイデン氏は、CPTPPに米国を復帰させるのではないかと予想されているため、韓国は乗り遅れまいと必死です。
また、中国もCPTPPには注目しているようで、習近平国家主席自ら、「中国もCPTPPへの参加を検討する」と表明しており、中国メディアからも、米中両国がCPTPPに揃うことにより、米中対立が緩和されるのではないかという分析も出されるなど、CPTPPは世界経済にとっての要になりつつあるようです。
当然、文大統領もこれに便乗してきたわけですが、この米中が参加の意志を見せ始めた途端に、これまでは日本に反発してきたのにも関わらず、CPTPPの参加も含めて、日本に尻尾を振り始めるという姿勢には、やはり、日本政府関係者からも疑問の声が上がっています。
日韓の約束も守れない韓国に、多国間の取り決めを順守できるのか?という疑惑は、文政権になってから日に日に深まっている状況です。
応募工問題における異常判決だけでなく、不適切な反ダンピング課税、日本の農作物ブランドや、日本メーカーの特許品の模造品を無断で販売するなど、韓国は世界経済における「問題児」という烙印を押されつつあります。
CPTPPへ参加するには、まずは主導国である日本の信頼回復が不可欠なわけですが、やはり国内向けの演説では反日精神を出さずにはいられないようで、参加を表明した直後に「国際貿易環境が急変しているが、私たちは『人を利する貿易』を通じて貿易相手国と互恵的に協力していく」「かつて植民地を経営し市場を広げた国々とは異なり、我々は後発国だったが自由貿易の枠組みで正々堂々と競争し、世界で最も急速に貿易を成長させた」として、日韓合意から輸出管理まで「日本を許したわけではない」という姿勢を改めてアピールしています。
日本に相次いで要人を送り込み、東京オリンピックの協力を申し出るなど、一見「微笑み外交」を始めたかのように見える文政権ですが、やはり腹の中は反日だということが、この一件でも露呈しています。
この調子で韓国をCPTPPに受け入れるというのは、時期尚早と言っていいでしょう。
■この記事に対する反響のポイント
米中板挟み脱出なるか?国民は提案に呆れ顔
それでは、この記事に対する反響なのですが…「良い判断だ、文大統領を応援します」「これで輸出を伸ばしていき、低迷から抜け出せ」などと言ったように、文大統領に対する肯定的な評価がチラホラ見られますが、「何もしないでじっとしていてください」「頭は大きいのに中身はこんなに粗末なのか」「中立外交に見えて実際はコウモリ外交である」「日本が反対したら入れないよ」このように、韓国国内では急激に日本にすり寄ったり、米国に媚びたり、中国に平身低頭してはいるものの、どこの国からも相手にされず、CPTPPも門前払いされそうな文政権に対し、結局はあきれる声が多く見られます。
しかし、コメントでも指摘があるように、米中との関係性だけでなく、東南アジア市場における投資・サービス、知的財産などの包括的な規制緩和も含まれていますから、加盟国間で取引が活発化することになれば、ただでさえ競争力を失いつつある韓国にとっては致命傷になりかねません。
昨今では「安くもないのに低品質」というイメージがつき始めている韓国製品がこの協定による世界的な規制緩和の波に乗れなければ、韓国経済は縮小の一途を辿ることは避けられないでしょう。
応募工問題における暴走する市民団体を抑えることができれば少しは日本の印象もよくなりそうなものですが、文大統領の発言を見ていると、まだまだ先になりそうです。
CPTPP加入についてもですが、韓国の自信は何処からくるのでしょうね。
続きは動画で…
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文大統領の戯言!「韓国もTPP参加したいな~」と意欲を見せるも、加藤官房長官「加入レベルに達しているのか?」【世界情勢】
日本政府、文大統領のCPTPP加盟検討の発言に「高いレベルなのか見極める必要がある」