『韓国側が新たな解決策を提案!「韓国が賠償、日本は謝罪」』
米中の圧力に頭を抱える韓国から、徴用工問題の新たな解決策が韓国から提示されました。
その内容は賠償金は韓国側が負担するから、日本は謝罪だけしてくれという内容のようです。
だいぶ譲歩をしているようですが、根本的に日本側が何かするという時点でアウトです。
「徴用被害者の解決、韓国政府が賠償して日本政府・企業は謝罪を」
韓日関係の最大障害物である強制徴用問題を解決するためには、韓国政府は特別法を作って被害者に賠償し、日本政府と企業は強制徴用に対して謝って反省する立場を表明しなければならないという解決法が提示された。
世宗(セジョン)研究所のチン・チャンス博士は10日午後、ソウル鍾路区(チョンノグ)にある東西(トンソ)大学日本研究センターソウル事務所で開かれた「2020年度現代日本学会特別学術会議」で「今のように韓日間に不信が席を占めている状況では段階的かつ複合的にアプローチしなければならない」と述べた。
チン博士は「韓国政府は『第2のムン・ヒサン案』など特別法を通じて、歴史問題全般に対して責任意識を表明し、日本企業の代わりに被害者に返済する必要がある」とし「日本政府と企業も強制徴用などに対して遺憾と反省の表明が必要だ」と強調した。
このような方案は先月27日、韓日経済人会議でホン・ソクヒョン韓半島平和作り理事長が提示した韓日和解方案と軌を一にする。
チン博士はまた、韓国外交部と日本外務省間の局長級会のチャネルを青瓦台-首相官邸間の直接チャネルに格上げし、韓日首脳会談を開いて持続的に対話をし、日本は輸出規制を撤回する一方韓国は日本企業の資産現金化措置を延期し、韓日正常が共同宣言をする必要があると注文した。
討論に参加した朝日新聞の神谷毅支局長は「昨年から日韓関係が悪化し、中国政府が韓国政府に対して両国関係改善のための仲裁役をしたいというメッセージを繰り返し送っている」と話した。
米国のジョー・バイデン新政府の登場と米中葛藤が今後の韓日関係に及ぼす影響に対しては意見が交錯した。
光云(クァンウン)大学のチョン・ジノ教授は「韓国政府の対米戦略および東アジア政策が米国の政策とうまく調整される方向に進む場合にのみ(米国の)肯定的役割が可能」と展望した。
聖公会(ソンゴンフェ)大学日本学科のヤン・ギホ教授は「バイデン政府の発足によって首脳を中心に回っていた(トランプ式)外交が国務省および外務省、外交部に戻ってきて、韓日米NSC(国家安全保障会議)間の対話が回っていくことができる雰囲気が形成されている」と指摘した。
【これに対する私の見解】
それでは 記事を読んだ僕の感想ですが今回の記事は、応募工問題について韓国側が新たな解決案を提案したという事で、韓国側が被害者に賠償を行うから、日本側は謝罪を行うべきだという事を主張しています。
また同時に、韓国側は日本企業の資産の現金化は時期を遅らせるので、日本側は韓国への輸出管理措置を撤回すべきだという注文も行った模様です。
かなり必死な様子が提案内容から伺えますが、これでは日本はうなずけませんね。
まず、この応募工問題についてですが、この問題は日本の韓国占領時代に、当時の日本企業から不当な条件で労働をさせられたというものですが、戦時中の混乱の中で起きたもので、日本が敗戦したという事もあり、本当に奴隷のような条件下で強制労働を強いられていたのかは怪しいです。
そしてこの問題の真偽は置いておき、1965年の日韓請求権協定で完全に解決しました。
しかし、韓国側の主張は韓国大法院での判決にある通り、日本側にはいまだに賠償責任があり、日本の謝罪と誠意の表明を求め続けています。
対する日本側は、先程も述べた通り、問題はすべて解決済みであり、日本の賠償責任はそこで終了していると考えています。
国際社会において承認された協定を一方的に気にくわないからと破棄し、いまだに日本に賠償請求を行っている韓国の行動は完全に不当な物で、このような主張を認めていては、日本としても国際社会でまともな外交が行えません。
そういった事から、日本は韓国の主張は認めないという態度を崩していません。
そんな日本の毅然とした態度に、韓国側は日本企業の資産を差し押さえてきたのです。
応募工問題において、かつて韓国に損害を与えたいわゆる戦犯企業の資産を、韓国で現金化していくというもので、もはや暴挙としか言いようがありません。
韓国側によると、戦犯企業とは「韓国において日本による植民地時代に、徴用工などにより韓国国民の生命や財産、身体に重大な被害を与えた企業」のことを表すようです。
しかし、都合のいいように日本企業の資産現金化についての動機を述べていますが、これはどう考えても日本の輸出管理措置の対抗手段として出してきた側面があると思います。
現金化をちらつかせることで日本側の譲歩を引き出し、最終的には輸出管理の停止までつなげようとする浅はかな考えなのです。
今回の件で、韓国政府が「お金の面は韓国側がなんとか工面するから、日本はとりあえず謝罪してください」と言った意味にとれるかと思います。
これは以前話題に上がったムン・ヒサン案を通じて、日韓両国の関係の安定性をはかろうとする意図が垣間見えます。
しかしながらこの案は韓国国内からも、そして日本からも激しい反発を受けています。
韓国国民は、韓国政府による被害者への賠償は国民の税金から行われるものであり、日本がそれを行わないのはおかしいと感じています。
日本側としては一度解決済みの問題を持ち出されて謝罪を要求されてもそれには応じられないというスタンスです。
いい加減覚悟を決めて損切りしないと、韓国政府の信頼は無限に下がっていきますよ。
■この記事に対する反響
それでは、この記事に対する反響なのですが…韓国側の反応は「日本と国交断絶すべき」「もう現金化してもいいんじゃないか」「国家間の信頼性が文大統領のせいで地に落ちた」「日本相手に情けない」といった、文政権への失望とともに、現金化を推し進めるべきだと意見が多かったです。
日本側の反応は「日本政府が韓国政府の提案を一蹴しただけ」「韓国ではこの流れが親日だと受け取られているようだが、ただ自爆しているだけ」といったように、何が解決案だ馬鹿馬鹿しいといった声が寄せられていました。
菅首相は度々応募工問題について言及していますが、「韓国側が問題解決のきっかけをつくるように」という態度は一切変えていません。
自分たちが支持を得る為に始めた反日政策ですが、ここにきて最悪の爆弾となったわけです。
今までの日本と同じように考えて、少しごねれば折れてくれると甘い考えで、安易に国と国の約束というとても大事な物をないがしろにしたツケがやってきたのです。
韓国政府としては、何とか現金化は避けて、日本を中心とした問題の進展を図りたいようですが、これだけの事をしたのですから、相応の覚悟を決めないといけないでしょうね。
韓国政府が責任を逃れようとしているようでは、解決なんて夢のまた夢です。
続きは動画で…