『中韓通貨スワップ拡大延長!韓国国民も理解不能』
韓国が締結していた中韓通貨スワップが拡大され、契約期間も延長されましたが、これにより、中国への依存度が跳ね上がってしまう事になります。
金融危機時に本当に必要なドルや円ではないというのに、この判断はどう転ぶのか?
韓中通貨スワップを70兆拡大「貿易連携増加の旋盤営」
韓国と中国がウォンと人民元間通貨スワップ契約を70兆ウォン規模に拡大延長した。
米中貿易対立が続く中、人民元を貿易決済手段に拡大するための中国人民元の国際化向上の努力が、このような韓中通貨スワップの拡大につながったものと分析される。
韓国銀行のイ·ジュヨル総裁と中国人民銀行のイ·ガン総裁が22日、ウォン·元通貨スワップの規模と期間を拡大することで合意した、と企画財政部と韓銀は明らかにした。
今回の更新契約を通じ、通貨スワップの規模は従来の契約(64兆ウォン、3600億元)より6兆ウォンが膨らみ、契約期間も従来の3年から5年へと長くなった。
ドルに換算した規模も560億ドルから590億ドルに増加した。
これで韓中通貨スワップは2025年10月まで維持される。
韓銀関係者は「契約期間と規模が拡大したのは、今後、韓中間の貿易連携がより緊密になることを考慮し、需要増加分を計算したため」と説明した。
韓中間の通貨スワップ資金は貿易実需要の支援のために主に活用されている。
韓国政府はウォンと人民元間の貿易決済支援制度を構築、スワップ資金は国内企業の対中人民元決済および中国企業の対韓ウォン決済に使われている。
現在、両国のウォンと人民元間の貿易決済規模は公開していないが、韓国と中国間の貿易増加および貿易決済時の人民元活用拡大政策などで資金需要は着実に増えるものと政府は見ている。
この他にも企財部は12年から通貨スワップ資金を活用した非居住者(外国中央銀行-現地銀行-現地企業間)間のウォン融資取引に対して申告義務を兔除している。
韓中通貨スワップは世界同時不況当時、09年4月に短期流動性支援と交易促進のため1800億元(38兆ウォン相当)規模で締結された。
今回が3回目の満期延長で、11年の欧州財政危機への対応のため、途中で通貨スワップの規模を2倍に拡大した後、3回目の満期延長契約だけで規模が拡大したのだ。
中国は、グローバル金融危機後、人民元の国際化向上の一環として、10年以降26ヵ国(18年3月までの対外公表基準試算)と人民元を基礎通貨とした通貨スワップを結んでいる。
あわせて域内アセアン(ASEAN)諸国及び主要国との貿易時に人民元を決済通貨として使用するために努力している。
しかし、人民元の国際決済の割合は4月に1.66%と2年前と同じ水準で、人民元の国際化段階までは資本市場の開放度拡大や外国為替市場の自律化など乗り越えなければならない山が多いと指摘されている。
今回の通貨スワップの規模は、中国がほかの国と交わした通貨スワップのうち、香港(4000億元)と同様、最大規模となる。
韓国が交わした通貨スワップの中では、米国(600億ドル)に次ぐ2番目の金額だ。
ただ米国と結んだ通貨スワップはコロナ19による金融·外国為替市場の不安に備えるため満期が来年3月と短い一時的な通貨スワップだ。
韓銀は「両国間通貨スワップは両国交易増進、金融市場安定、相手国進出金融機関の流動性支援などが目的」とし「国際金融市場の変動性が高い時期にも貿易代金を自国通貨で決済できるように保障することで域内金融安定に寄与する」と述べた。
韓国は計8ヵ国と計1932億ドル相当の通貨スワップを結んでいる。
両者間の通貨スワップは米国(600億ドル)、カナダ(事前限度なし)、スイス(106億ドル)、中国(590億ドル)、オーストラリア(81億ドル)、マレーシア(47億ドル)、アラブ首長国連邦(UAE·54億ドル)などだ。
カナダを除けば、すべて満期が決まった期限付き通貨スワップだ。
このほかASEANプラス3(13カ国)と多国間通貨スワップ(CMIM)を締結中だ。
【この記事に対する私の見解】
というわけで、中韓通貨スワップが拡大・延長されましたが、そもそも、通貨スワップとは中央銀行が互いに協定を結び自国の通貨危機の際に、一定のレートで協定相手国の通貨を融通しあうことを定める協定を意味します。
つまり、今回の中韓通貨スワップ協定により韓国は70兆ウォン分の人民元を調達できる訳ですが、そもそも、人民元の国際決済の割合は今年4月現在でも1.66%程度ですから、何の役にも立ちません。
もともと、韓国の貿易決済通貨はドル建てで、韓国の対外債務も圧倒的にドル建てが多くなっています。
最近、韓国銀行が明らかにしたところによりますと昨年末の韓国企業と銀行の対外債務は、3151億ドルに上り、集計を取り始めた1994年以降で最大となり前年末比で6.0%増えました。
つまり、文政権の外交と経済の失政により韓国のドル建ての借金は増え続けています。
一方で韓国銀行が保有する外貨準備高は、昨年末で4088億ドルもあり、世界で9番目の外貨保有国ですが、韓国の外貨準備はドルの現金ではなく、米国国債など主にドル建て債券で保有しています。
従って、現金化するためには流通市場で売却する必要があり、素早く大量にドルの現金を準備できず、言わば韓国の外貨準備高は使えない資産なのです。
今年3月に韓国では、文政権の失政と新型感染症で外国人の資金が流出しウォンが大幅下落しました。
そこで、韓国銀行は米国FRBに助けを求め、600億ドル規模の為替スワップ協定を締結しました。
韓国が米国と結んだ為替スワップは満期が本来なら9月迄と短い一時的な為替スワップでした。
しかし、韓国経済の不安からこれを6ヵ月延長してもらい、2021年3月が期日となっています。
また、日韓通貨スワップはかつて最大で700億ドル規模で行われていましたが、2013年7月に協定満期し、韓国側も延長の必要性は大きくないと判断し終了しました。
ですが、韓国経済が逼迫してくると、韓国政府は何度も日本政府に通貨スワップ協定の再締結を暗に求めてきましたが、日本政府は韓国政府の求めに応じていません。
日本の経常黒字・対外純資産・外貨準備高は20年以上連続して世界一を誇っており、日韓通貨スワップで韓国に外貨を融通することは有ってもされることは有り得ません。
つまり、日本にとって日韓通貨スワップのメリットは皆無ですから、文大統領が反日政策を改めて頭を下げるまで日韓通貨スワップ協定の再締結はないでしょう。
しかも、韓国金融監督院の直近の数字によりますと、韓国の大企業が日系の金融機関から受けている融資などの信用供与額は34兆ウォン余りです。
つまり、マネーの面から見ますと、韓国・文政権は米国と日本に首根っこを押さえられている訳で、その様な状況下で日米から離れ様としている文政権の経済政策の中身を見たいものです。
■この記事に対する反響のポイント
無駄なスワップ延長拡大、中国にどっぷり
それでは、この記事に対する反響なのですが…「基軸通貨でもない国二人がスワップを結んだところで何の役に立つだろうか?」「ドルじゃなければ何の意味もないんだ」「基軸通貨でもないのに中国に頼る意味は?」との意見が寄せられており、この状況下で更に中国に対する依存を増やす韓国政府に対してまるで理解が出来ないという意見が見られます。
BTSが炎上して、またもや韓国に対する風当たりが強くなっているというのに、外交面だけでなく、経済面においても赤化を進めていることを、最早隠すことすらしていません。
また、
中国レッドグループ入り一直線の文政権、目指すのは北の様な経済水準なのでしょうか?
続きは動画で…