『韓国保有のガス田の価値はなんとたった1ドル!』
天然資源という自然が相手の不安定な資産に対し、23年にわたる長期契約を結んでしまった韓国、自然環境の変化を前にとんでもない赤字を垂れ流すことになりそうです。
経済音痴の文政権はこの事態にどう対応するのでしょうか?
ガス田がたったの1ドル、石油公社が涙を流す
韓国石油公社が国内技術で初めて開発した海外ガス田をロシアの国営石油会社に「1ドル」で売却しようとしていることが19日までに分かった。
産出量が開発当時に予想した量よりも急速に減少し、採算性が悪化したと判断したためだ。
カン・フンシク国会議員(共に民主党)によると、石油公社は最近、ベトナムの第11-2鉱区で保有するガス田の権益をロシア国営石油会社のザルベズネフチに1ドルで売却する計画について、法律コンサルタントを国内の法律事務所に依頼した。
カン議員と石油公社によると、同鉱区はベトナム南部ブンタウから280キロメートル離れた海上にある。
1992年に探査を開始し、2003年にガス田が発見され、06年12月に生産を開始した。
石油公社と韓国企業が開発に加わり、韓国側の権益は75%だった。
当時韓国側はこのガス田の開発で15億ドルの売り上げと23年間にわたる生産が可能と試算していた。
しかし、生産開始から9年目の15年に生産量の減少が続き、運営コストが収益を上回り始めた。
17年1月からは生産したガスを消費地まで輸送する際、契約上の最低量も満たせなくなった。
しかし、同ガス田に関する輸送契約は29年まで有効だ。
このため、生産量が減少しても、契約上の輸送料は29年まで払い続けなければならない。
石油公社は第11-2鉱区の現在の価値を2019年末現在で「マイナス2億ドル」またはそれ未満と推定している。
保有を続けるほど損失が出る資産だ。
石油公社が昨年末までに同鉱区に投資した金額は7億5600万ドル、回収した金額は7億9700万ドルだった。
27年間の収益は4100万ドルにとどまった。
このため、石油公社は第11-2鉱区に対する韓国側の権益全部(75%)をザルベズネフチに1ドルで譲渡することを目指している。
ザルベズネフチに金銭を支払って譲渡する案も検討されているという。
カン議員は「エネルギー分野の政府系企業が経済性に関する綿密な分析なしで海外資源開発に参入し、相当な社会的コストを誘発している。
公社は事業性を検討するための長期コスト、便益分析で専門性を強化し、戦略的重要性が低い事業に対する合理的な出口戦略を取りまとめる必要がある」と指摘した。
【この記事に対する私の見解】
といったように、韓国国内が所有する海外ガス田が、赤字を垂れ流すことになり売却を検討しているようです。
天然資源という不安定要素の多い分野に対し、23年にわたる長期契約は異例ですが、以前から韓国は国際社会においてカモにされていたことがよくわかります。
本当にロシアは買い取ってくれるのか?そもそも、負債はマイナス2億ドルに留められているのだろうか?共に民主党議員による調査ですから、色々と疑わしいポイント満載ではありますが、少なくとも、もはや負の遺産でしかないというのは事実なようです。
一部では韓国の掘削技術が無く、資源大国のロシアであれば利益を出せるから買い取るのでは…という意見も出ているようですが、技術移転程度で利益を出せる程の負債であれば、ガス田を手放すとは思えません。
よほど酷い状況にあるか、韓国が結んだ「石油公社」との契約に、韓国が利潤を得難いような瑕疵があるのでしょう。
また、「マイナス2億ドル」程度でせっかく手に入れたガス田を手放さざるを得ないほど、韓国財政は悪化しているのではないかという不安も高まっています。
一方では、ガス田を手放したということは、文政権によるクリーンエネルギー政策はますます加速していくのではないかという見方もできます。
文政権は再生可能エネルギーを採算度外視で強制導入しており、これに関する苦情は韓国中から殺到しているのにも関わらず、住民の訴えを無視しています。
特に今年の豪雨で森林破壊に伴う土砂流出が韓国国内で大きな問題となりましたが、他にも騒音、低周波、日照権・眺望権侵害、文化財保存など様々な面で住民生活を侵害しています。
苦情は毎年2倍のペースで増加しており、今年は豪雨被害もあり、さらに多数の苦情が寄せられることが予想されています。
国民からは非難轟々にも関わらず、脱原発賛成市民団体に2年間で10億ウォンを提供していたことがわかるなど、エネルギー改革に異常な執念を見せています。
今回のガス田売却が、文政権のエネルギー改革のさらなる推進の布石であるとすれば売却すれば後戻りはできませんから、国民は戦々恐々としていることでしょう。
いずれにせよ、前途多難な韓国のエネルギー事情。
外貨不足の次は電力不足に悩まされるのも時間の問題かもしれません。
■この記事に対する反響のポイント
文大統領の不正?ガス田売却に違和感
それでは、この記事に対する反響なのですが…「2006年は文在寅が秘書室長の時だな…」「資源富国のロシアがなぜ買うの?」「こういうのが他人の手に渡ると、渡った途端に石油が発見されたりする」このように、韓国国内ではロシアが買い取ることに違和感を感じるコメントが多く、普通に考えればガス田という国家レベルの資産を手放さざるを得ないという経緯にただならぬ陰謀を感じている国民が多く見られます。
エネルギー改革に取り憑かれている文政権は、そもそもガス田などの資源に関しては有効に運用する気すらないのかもしれません。
いずれにせよ、韓国がせっかく手に入れたガス田を失うということは、紛れもない事実ですから韓国国民にとっていい気はしないでしょう。
太陽光発電や風力発電は相次いで失敗している中、脱原発、脱火力発電に邁進している文政権ですが、数十年後、このガス田のように負の遺産になることは想像にかたくありません。
目先の利益につられ、とことん無計画なのは数十年前から変わらないようです。
この規模での開発・契約にまともな判断ができる人がいなかったというのは、さすが韓国、といったところでしょうか。
続きは動画で…