『与党勝利の韓国総選挙についておさらい
日韓戦で勝利!?文政権継続で経済崩壊へ…』
さて、遂に結果が出た韓国の総選挙ですが、蓋を開けると与党の勝利と言う
ネットで盛り上がっていた文政権終了のお知らせは、その通りにはいかなかったようです。
とりあえず、選挙結果については現在まとめて動画を作成していますが、
まずはおさらいとして、今回の選挙はどういった内容だったのかを見てみましょう。
与党が勝利を収めた事から、一部で表現されていた“日韓戦”という色が強かったと思われます。
また、ネットでは現体制に反対を訴える層の意見に偏っていた事もわかりました。
【韓国総選挙】賽は投げられた!…全国で一斉に投票が始まる
計300人の第21代国会議員を選ぶ総選挙が15日午前6時、
全国253個選挙区1万4330個の投票所で一斉に始まった。
投票はこの日午後6時に終了する。
ただし、感染症の自宅隔離者たちは午後6時以降に投票する。
投票権を保証しながらも感染を遮断するためのもので、
自宅隔離者たちは午後6時以前に投票所に入場しなければならない。
開票は全国251ヶ所の開票所で午後6時30分頃から始まる見通しだ。
中央選挙管理委員会は開票率が70~80%程度になると見られる
16日午前2時頃に地方区当選者の輪郭が出るものと予想している。
ただし、開票が遅くなる地域や候補間の競合が熾烈な地域は
当落の決定に更に時間が必要となるものと見られる。
実際に開票が終了するのは地方区選挙は16日午前4時頃に、
比例代表選挙は16日午前8時頃になるものと選管委は見通した。
今回の総選挙では地方区253人や比例代表47人など計300人の
国会議員が選出される。
有権者たちは地方区選挙と比例代表選挙のための2枚の投票用紙
を受け取って記票すれば良い。
国会議員の定数や地方区及び比例代表の議席数は共に20代総選挙
と同じだが、今回は準 連動型 比例代表制が初めて実施される。
比例代表の議席(計47席)のうち30席に適用される準連動型比例代表制
は地方区で得た議席数が政党の得票率に及ばない場合、
比例代表の議席を通じて政党の得票率に見合った総議席を
保証する制度だ。
残り17席は既存方式のまま議席が配分される。
これまでより群小政党の比例代表議席の確保が容易になったという
点で今回の比例代表選挙には35個政党が参加した。
ただし、巨大政党である共に民主党と未来統合党のどちらも
別途の比例代表政党である共に市民党と未来韓国党をそれぞれ作って、
実際の比例代表選挙の構図は20代総選挙時と同じになったという評価だ。
21個政党が候補を出した地方区選挙は進歩・保守勢力が
総結集して、民主党と統合党の2強の構図を続けてきた。
【この記事に対する私の見解】
韓国の総選挙ですが、今回は感染症の防疫政策と、それに伴う経済的打撃や外交連携において、
与野党が双方を「親日」「親中」のレッテルを貼りあい、批判の応酬を繰り広げています。
革新系与党「共に民主党」の配布した選挙広報用マニュアルによると、
日本による韓国からの入国制限に理解を示した保守系の最大野党「未来統合党」を
「安倍政権に従属的」「親日勢力」と批判する文章が並んでいます。
一方で日本製品の不買運動や、従軍慰安婦や竹島問題など、反日感情をあおる内容を盛り込み、
強硬な対日姿勢を有権者にアピールしています。
野党の未来統合党は、中国からの入国制限が不十分であり、
今回の感染症対策においても終始中国に忖度し続けた現政権を批判しました。
共に民主党を「親中」、「新北朝鮮」とみなしており、ファン代表は
「韓国民が新型感染症と戦う中でもミサイル発射を続ける北朝鮮に、
政府は希望を寄せるのをやめるべきだ」といった趣旨の主張をしているように、
中国と北朝鮮から距離を置いた政治を目指すことを明確にしています。
今回は感染症の影響もあり、感染を恐れた有権者の投票率低下が予想されております。
各党は、この状況でも投票に来てくれる、強固な支持層を意識してか、
論調が極端で過激な内容となっている傾向があります。
ですが、韓国での新型感染症の拡大は小康状態に入りつつあるだけでなく、
世界中では韓国以上の被害が出ている国が続出している中で、これまで感染症の戦犯は
文政権だと糾弾することで支持を集めて来た野党にとっては、やり辛い展開と言えるでしょう。
今や野党が防疫において、文政権を批判することは、足を引っ張っているように国民に映ってしまうのです。
しかし今回の総選挙が、防疫に対する評価を問うだけのものとなり、
外交や経済への視線がそらされてしまうようであれば、多くの韓国国民は知らず知らずのうちに、
「米韓相互防衛条約の維持」か、新たに「中韓同盟を締結」するか、
という重要な選択を決めてしまうことになるのです。
現在、米韓関係はかなり冷え切っている状況です。
このままいけば、在韓米軍の縮小には歯止めがかからないでしょうし、
トランプ大統領と文大統領の相性は最悪だと言われています。
文政権以降、日韓関係もかなり悪化していますから、このまま文政権が続き、
日米の韓国離れが進めば、以前より忖度を繰り返して来た中国との距離がぐっと近づくことが予想されます。
中国共産党の門下に下るということは、市民生活にどのような変化が起きるかは、
香港や台湾の必死の訴えを見ればお分かりいただけるでしょう。
この感染症で世界中が大打撃を受けている上に、元々国力が弱っている韓国が、
自力で立ち直るのは難しい状況で、どこの国と手を取り合い、
立て直して行くのか、韓国国民の判断が問われます。
■この記事に対する韓国国民のコメント
・世論調査は信じないで必ず投票しましょう
・「私が投票しなくても変わらない」と思わずに選挙に行きましょう
・真の民主市民社会のために大切な一票を投じましょう!
・メディアを掌握し、世論を操作してきた文政権の支持率の実体が今日明らかになる
・常識と良心がある国民なら民主党以外に投票するだろう
・歴代の選挙を見れば投票率が高いほど野党が有利になるだろう
・現政府は経済を破綻させ、感染症対処の功績を横取りしてきた
・親中でいくのか、自由民主主義を再び築き上げるのかが今回の選挙の焦点だ!
・すでに、民主党以外に投票してきました!
・常識と良心がある国民なら民主党以外に投票するだろう
【これに対する私の見解】
このように、ネットで見られる声は、保守と言うよりは民主左派を受け入れないという声が大きいです。
現在の極端な中国寄りの政権には危機感を持っている有権者が多いようです。
昨年、香港のデモの様子などがネットを賑わせていましたし、
今回の感染症でも非人道的な対策をとっていることが露呈していましたので、
中国に近づくことに対する潜在的な恐怖感を持っているのかもしれません。
反対に、テレビや新聞などが情報源のシニア世代は、
政権の発表するフェイクニュースにも翻弄されやすい傾向にありますし、
今回の感染症は高齢者ほどリスクが高いと言われています。
文政権の防疫を受けて、政権に信頼を抱いた有権者も多いようです。
また、これはどの国にも言えることですが、高齢者ほど過激なナショナリズムに走る傾向がありますので、
文政権による、被害者意識を煽った過激な反日は胸に刺さるものがあるのでしょう。
最後はその流れが強くなったのか、ネットでは反文政権の声が大きかったのですが、
蓋を開けてみれば与党が勝利という結果が物語っている様に、
選挙前の一押しで、中道層の票が流れこんだというのと、革新派の力が強かったのでしょう。
どちらにせよ、この選挙で文政権を降ろす事が出来なかったのは致命的だったと思います。
この選挙で分かったのは、革新派の声は
余りネットには出てこないという事ですね。
ソースによっては左派の偏りは見えましたが
この結果はちょっと意外でしたね。
続きは動画で…