『韓国政府が援助する側の立場で
IMFにドルをせびる!?』
韓国では今回の件で相当窮地に立たされているのだという様子が伺えます。
現在はウォンではもしもの時に役に立たないと、ドル集めに必死です。
今回、他の国に援助をする立場でIMFCに呼ばれたというのに
逆にIMFに対して融資をしてほしいとおねだりをしてしまいました。
ホンナムギ、IMFC緊急会議に出席「前例のない対策講じ続ける」
ホン・ナムギ副首相兼企画財政部長官が、
全世界を襲っている「金融不安事態」の
沈静化のため、08年の米国発金融危機の時に
使われた特別引出権(SDR)の拡大を要請した。
SDRとは、IMFメンバー国が決まった
日程条件に従ってIMFから国際流動性を
引き出す権利を指す。
企画財政部は28日、ホン副首相が
国際通貨基金(IMFC)テレビ会議に
出席したと発表した。
IMFCはIMF総会にIMFの政策方向、
戦略などを提示する諮問機関として
24の理事国の代表で構成された。
今回のIMFC会議は感染症対応のため、
3月4日に続いて緊急招集された
2回目の定期会議だ。
最近、各国の感染症事態を巡る政策対応の
現状を共有し、グローバル金融市場の
不安に対応し、グローバル金融安全網の
中心的役割を担っているIMFの
役割強化策について重点的に議論した。
IMFCは年に2回(4月春季会議、10月年次総会)
開催され、IMF24の理事国の財務長官
または中央銀行総裁のみが出席する。
しかし、今回の会議には最近の
感染症危機克服のための国際協力の
必要性などを考慮し、G20メンバー国のうち、
現在理事国ではない韓国などの4ヵ国も招待された。
加盟国は会議で、「さらなる政策支援が
必要であり、IMFも被害国への支援に
総力を傾ける」と約束した。
ホン副首相は先導発言を通じて
韓国政府の防疫・景気対応努力を共有し、
被害国支援のためのIMFの積極的な役割を求めた。
ホン副首相はIMFの役割については、
「感染症によって大きな被害を受けている
国家支援を最優先課題にすべきであり、
緊急な支援を要請した国々に迅速な
金融支援が行われるよう処理手続きを
簡素化すること」を提案した。
特に、ホン副首相は、グローバル金融市場の
安定のための流動性供給のため、
グローバル金融危機時に実施してきた
特別引出権(SDR)の配分も検討することを提案した。
SDRは国際通貨基金が発行する有価証券で、
国際通貨基金加盟国の国際収支が悪化した際、
担保なしで「必要な分の外貨を
引き出していける権利」を
貨幣のように発行してくれることをいう。
現在はドル、ユーロ、ポンド、円、人民元の
5大通貨体制だ。
IMF加盟国が国際収支が悪化する際、
担保なしで必要な分だけ外貨を引き出せる
ドルに準ずる基軸通貨であるだけに、
最近韓国が米国と締結した
通貨スワップと同様の効果を持っている。
ホン副首相の要請は、このような
SDR貨幣の範囲を一時的に拡大し、
金融市場のドルの急激な変動による
グローバル金融市場の安定を図る
という趣旨と解釈される。
IMFは会議に先立ち、G20首脳らに
送った書簡を通じ、メンバー国に対し、
緊急資金調達能力を現在の
500億ドル(61兆4000億ウォン)から
1000億ドル(122兆8000億ウォン)へと
2倍に増やすよう要請した。
IMF総裁は声明で「感染症による
景気萎縮の深刻性と回復速度は
伝染病の抑制と韓国の通貨・財政政策が
どれほど強力で、協力するかに
かかっている」と明らかにした。
さらに、「特に感染症による危機と、
突然の経済の停止、資本の離脱、
原油など一部商品価格の急落などで
打撃を受けた新興市場と開発途上国を
支援することが最も重要だ」、
「私たちはこの莫大な脅威に対抗して
一緒に行動しなければならない」と強調した。
【この記事に対する私の見解】
ホン副首相が、IMFCテレビ会議に出席して、
特別引出権(SDR)の拡大を要請をしたということですが、
韓国経済の現状が過去の通貨危機を越える深刻さに
ドルを得る為になりふり構ってられないというわけです。
感染症問題がこのままさらに長期化すれば、
韓国経済の破綻という現実がみえてきたからです。
ウォンが弱い通貨である事から、ドル集めに必死なわけですが、
1997年、韓国は通貨危機からデフォルト状態となり、
IMFの緊急救済金融を受けて約4年間の管理化に置かれた事実があります。
過去に国家不渡りに陥るような通貨は、ハードカレンシーになることはなく、
ましてやキーカレンシーになることは絶対にありえません。
韓国のウォンがいつまで経ってもローカルカレンシーであることは
今回の不況でもわかるように、貿易産業中心で外需特化という
韓国経済の構造上からみても、今後もハードカレンシーになることはありえないでしょう。
当時の通貨危機のこともあって、IMFはその後も韓国に対して
幾度となく警告を行ってきましたが、2008年のリーマンショックで
また通貨危機となり、そのときは日米によるスワップ締結によって
何とか乗り越えたわけですが、その後日本には、
反日運動や徴用工問題などを蒸し返したりと不義理な対応しかありません。
また、前回の事態を踏まえてのIMFからの忠告も韓国は無視をしているわけで、
そのくせ、今回の様に融資が必要となると飛びついてくる姿勢を、
IMF側からみた場合、「韓国がまた好き勝手言っている」という思いしかないでしょう。
IMF総裁がこの会議で「08-09年のグローバル金融危機時のように、
特別引出権(SDR)を動員してグローバル流動性を引き上げ、
最貧困国を相手に負債負担を減らすべきだ」と語っていましたが、
世界規模での感染症拡大の長期化を受けて、
世界経済を守る為にもこの判断は妥当といえます。
また「我々は世界銀行(WB)をはじめ他の国際金融機関と緊密に協力し、
約1兆ドルの財政資源を用意している」とも発言をしていますが、
当然この資金は韓国の為だけに用意するわけではなく、世界全体においてです。
韓国の現状から考えても、IMFの融資が受けられるならば、
米韓スワップ締結同様に後先考えずその場しのぎの借金をするしかありません。
文政権による韓国式量的緩和という短絡な政策といい、
韓国経済に今後も光明は全くみえない状態といえるでしょう。
これらの件に関して韓国国民からは、融資の返済について問う声が多くを占めています。
■この記事に対する韓国国民のコメント
・お金を引き出すことに必死だが、返済はどうなる?
・IMFは見返りを要求してくるだろう。
・その場しのぎだな、これは2度目のIMFになるだろう。
・今の韓国は流動性供給で食い止められる市場ではない。
・スワップにしろ借金でしかない、量的緩和も初めて大丈夫なのか?
・政府はねだるだけで何もしていない…
・このままだと若者が借金まみれになってしまう。
・ここまで必死という事は、外貨の残りが少ないのだろう。
・政府は先が見えているのか?その場しのぎにしか見えない。
・一歩間違えばデフォルトだぞ…
【これに対する私の見解】
といったように、「その場しのぎ」「返済はどうなる?」など
韓国の行き先を心配する内容がほとんどといっていいでしょう。
IMFは見返りを要求してくるだろうという声もありますが、
融資といっても借金ですので何らかの返済は求められて当然です。
「一歩間違えればデフォルト」「2度目のIMFになる」などの声もありますが、
先程述べたように、IMFからの忠告を守っていませんので、次は無いでしょう。
しかも、IMFに助けてもらったにもかかわらず、あたかも迷惑と言った言い方です。
また米韓スワップ締結や韓国式量的緩和政策、今回のIMFに関しても、
その場凌ぎの対策で、確実に残るのは莫大な借金です。
そうなると、今後国民の肩にしかかってくる負担は計り知れません。
「政府はねだるだけで何もしていない」とありますが、的確な意見であり、
文政権の経済政策は、借金を自転車操業させてるだけといっていいでしょう。
借りるも地獄、借りなくても地獄
韓国はこの窮地をどう乗り越えるのでしょう。
続きは動画で…