『韓国が日本の動きに釘付け!次期主力戦闘機を全面配備』
岸防衛相は三菱重工業と、次期主力ステルス戦闘機開発で正式契約したと発表しました。
次期主力ステルス戦闘機はいわゆる第5世代戦闘機に当たりますが、この第5世代戦闘機の自国開発を巡り日韓が水面下でしのぎを削っています。
日本、次期戦闘機2035年に全面配備「三菱と生産契約」
日本政府は三菱重工業と開発·生産契約を締結した次期主力ステルス戦闘機を2035年度から全面配置に入る計画だと、日経新聞などが報道した。
メディアによると、岸信夫防衛相は閣議後の記者会見で、三菱重工業を次期戦闘機開発生産主体として正式契約を締結したと発表した。
岸防衛相は、三菱と契約を結ぶことで、航空自衛隊のF2後続機を日本主導で開発·生産し、2035年に実戦配備する方針を明らかにした。
防衛省は次期戦闘機の最新技術に関し情報を提供する海外企業も年内に決定し、開発体制を本格稼働する。
三菱重工業は、次期戦闘機の開発·生産を担当することになり、小型エンジン旅客機の事業化を凍結する。
防衛省は、次期戦闘機開発主体の日本企業を公募した。
三菱重工業が単独で応募し、これまで正式契約締結に向けた作業を進めてきた。
三菱電機は、次期戦闘機の開発生産を主導し、他の日本企業の関連技術も活用する計画だという。
現行の航空自衛隊主力機F2は、1980年代に米国と日本が共同開発した戦闘機で、機体の組み立てを三菱重工業が担当した。
エンジンはゼネラル·エレクトリック(GE)製を使った。
F-2は2030年代に入って退役を始める。
航空自衛隊が運用する戦闘機のうち、F-15とF-35は米国製で、日本は開発に関わっていない。
これまでF-2後継機も、日本企業が開発に参加しない場合、戦闘機の生産技術を伝承できないという懸念が広がっていた。
日本政府は、次期戦闘機を自国主導で開発し、国内防衛産業を維持するという考えだ。
次世代戦闘機はレーダーが探知しにくいステルス性能など最新技術については、米国など先端企業の助けを受ける予定で、今後、日米の役割分担調整に入る。
米国とは、日米間の相互運用性の確保方策と米国技術の導入について議論する。
これに先立ち、防衛省はステルス性能を持つ次期戦闘機の試作機を2024年度に作り始め、31年度から量産機の生産を開始し、F-2が退役し始める2035年度に配備に入ると説明していた。
防衛省は、「2035年までに量産1号機を引き渡してもらえるように開発スケジュールを組んだ」とし、「27年度には主要搭載部品の基本設計、製造図面を作る詳細設計を完了し、28年度に飛行試験を実施する」と伝えた。
次世代戦闘機は、性能の面では従来のF-2と航空自衛隊が導入した最新鋭ステルス戦闘機F-35Aより機体を大型化し、高い提供能力とミサイル搭載能力、レーダー探知能力を備える予定だ。
併せてF35に匹敵するかそれ以上のステルス機能を装着する。
防衛省は2020年度予算に次期戦闘機の基本設計費など110億円を計上した。
【この記事に対する私の見解】
岸防衛相は三菱重工業と開発·生産契約を締結した次期主力ステルス戦闘機について、2035年度から全面配備に入る計画だと発表しました。
現在の航空自衛隊の主力戦闘機の配備は、いわゆる第4世代戦闘機が中心となっており、米マクドネル・ダグラス(現ボーイング)製のF-15が、201機が主力として配備されています。
これに代わる米ロッキード・マーティン製第5世代戦闘機であるF-35も既に18機配備されていますが、今後、時間を掛けて150機ほどが配備される計画で、主力が第5世代戦闘機で占められる予定です。
一方、現在、主力のF-15戦闘機201機を補う形で配備されているのが、支援戦闘機F-2(98機)で、F-2はロッキード・マーティン製F-16戦闘機をベースに日米共同で開発した戦闘機です。
つまり、記事でもあるように、岸防衛相が三菱重工業と開発·生産契約を締結した次期主力ステルス戦闘機とは、日米共同で開発した戦闘機であるF-2の後継機となる訳です。
従って、次期主力ステルス戦闘機についても、日米企業が共同開発·生産することになります。
この様な次期戦闘機の国内開発を進めているのは日本だけではなく、韓国も同様で、現在、韓国では韓国航空宇宙産業(KAI)が次世代戦闘機KFXの開発を行っています。
次世代戦闘機KFXは韓国とインドネシアが開発費用を負担し、米国とイスラエルなどの技術協力を得て、試作機の組み立てがまもなく完成する段階に来ています。
そして、KFXは2022年に初飛行を行う計画で、26年には韓国とインドネシアに配備される計画です。
つまり、KFXは韓国が開発した第5世代戦闘機となりますから、第5世代戦闘機開発の進捗では、韓国が日本の開発計画を上回っていると言えます。
しかしながら、このKFXはステルス性能では、2035年配備予定の日本の次期主力ステルス戦闘機には及びません。
そこで、早くもステルス性能を向上させたKFX-2の開発計画が浮上しています。
ところが、そこで問題となって来るのが現在の米国と韓国の関係です。
既に、米国による韓国外しや韓国パッシングが強まっていますから、今後、米国やイスラエルがKFX-2の開発に技術協力しないことも十分に考えられます。
韓国に技術協力すると最先端のステルス性能技術などが中国に渡る可能性が強いからです。
文政権の外交政策が次期主力戦闘機の開発計画にまで影響を与えることになりそうで、そろそろ、文政権は明確な外交方針を明らかにしなければなりません。
さらに、外交面以外の問題として、韓国軍の技術力の問題があります。
むしろ、こちらの方が致命傷ではないかと私は思います。
最近躍起になっている、宇宙開発の話で話題になっていましたが、通信衛星を飛ばしたにも関わらず、制御する装置が開発されていないというのですから驚きです。
また先程話題に上がったKFXについても「お笑い韓国軍」と言われていました。
今回も大声でマウントを取ってこないのは、さすがに恥ずかしいのではないでしょうか?
■この記事に対する反響のポイント
日本には負けたくない
しかし、現実は残酷
それでは、この記事に対する反響なのですが…日本が次期主力ステルス戦闘機を米国と共同開発することに対して、「中国、日本も自力でステルス戦闘機の生産を開始しているが、韓国は何?」「米国に助けられているのだから、米国の戦闘機だろ」との意見が見られます。
米国の技術に頼っていると馬鹿にして自尊心を保とうとしていますが、先程も言ったように、韓国の技術力でこのような事を言う資格はありません。
実際、米国の技術援助がなければ、日本は準国産で戦闘機を開発できませんが、同様に韓国も米国やイスラエルの技術援助がなければ戦闘機を開発できません。
しかも、世界が脱中国に向かっている中で、それに寄り添う姿勢を見せる韓国に最新の技術などを提供してもらえるかはかなり怪しいです。
まあ、最新技術を手に入れても、使えないのであれば同じことですがね。
基軸の無い文政権の外交政策は次期主力戦闘機の開発計画を白紙撤回させるかもしれません。
そうなった場合、韓国だけではどうしようもないでしょうね。
続きは動画で…