『文大統領が日韓関係で焦り?降伏文書を持っていくのか?』
韓国のパク国家情報院院長が、資産現金や輸出管理など、日韓間の懸念について解決策を模索するため、来週、日本を訪問する予定だということですが、現在、韓国では非公式に行われた打診が問題となっており、その件などにも触れた文大統領からのメッセージがあるのでは?とも言われています。
朴智元氏「文のメッセージ」を持って来週日本に行くか
パク・チウォン国家情報院院長が強制徴用、輸出規制など韓日間の山積した懸案の解決策を模索するため、来週日本を訪問する予定だという。
パク院長の訪日が実現すれば、菅義偉政権発足後、日本を訪れる韓国のトップクラスとなる。
パク院長が文在寅大統領のメッセージを日本政府に伝達する事実上特使の役割をするという観測が出ている。
日本の民間放送TBSは3日、日本政府関係者の話として、「パク院長が来週日本を訪問し、日本政府関係者らと会談する方向で最終調整中」と報じた。
日本側カウンターパートナーの瀧澤内閣情報官、自民党のナンバー2の二階幹事長らとの会談が予想される。
菅首相と会う可能性も注目される。
徴用問題、輸出規制などをめぐる意見交換、北朝鮮情勢に対する情報共有、東京オリンピック開催などが議題になるものとみられる。
パク院長は安倍政権に続き菅政権誕生の『キングメーカー』である二階幹事長とは、『義兄弟』と呼ばれるほど議員時代から格別の関係を維持してきた。
パク院長は昨年8月、ムン・ヒサン国会議長の特使資格で日本を訪問した時も、二階幹事長と面談している。
政界では、パク院長が日本の高官と顔を合わせるだけに、文大統領から日本側に伝えるメッセージがある可能性が高いと見ている。
両国は何よりも韓日間の対立の最大争点である強制徴用被害者の賠償問題解決を最優先議題として扱うものと予想される。
来月、韓国の裁判所が差し押さえた日本製鉄・三菱重工業の資産現金化手続きに入れば、韓日関係が事実上回復不可能な段階に入るため、 韓国側が日本政府の要求を反映した折衷案を出すかどうかが注目される。
【この記事に対する私の見解】
韓国のパク国家情報院院長が来週、日本を訪問する予定ですが、この来日に関しては、韓国側ではまだ最終調整中となっており、韓国国内に向けて、日本へ急いで訪問するというイメージを払拭するのに必死なようです。
まあ、来るのは確定だと思いますが、こんなところで気を使わないといけないほど、資産売却における「政府が補填する」という件に対しての反発が大きかったのでしょう。
しかし、文政権はいよいよ日本との問題に関しても、後にも先にも勧めないようになったようで、9月の菅政権発足後、水面下での日韓の話し合いが徐々に進められています。
先月18日には、日韓議員連盟の河村幹事長が韓国を訪れ、共に民主党のイ・ナギョン代表と会談し、先月29日には、外務省の滝崎局長が訪韓し、キム外交部アジア太平洋局長と会談しています。
今回、予定されているパク国家情報院院長の来日は、これまでの会談で一向に進まなかった問題解決について協議するためといわれています。
先程も触れましたが、日本に対して行った非公式の打診が、問題をややこしくしているようです。
国民に「補填する」という提案がバレてしまい、滝崎局長に対しては、「日本が誠意を見せろ」という信じられない対応を、せざるを得なくなってしまったようですね。
また、パク院長が自民党の二階幹事長と親交があることから注目度が高まっています。
パク院長は二階幹事長とは議員時代から親しい関係で、昨年、パク院長がムン・ヒサン国会議長の特使で訪日した時も二階幹事長と面談しています。
また、かつてパク院長が対北朝鮮送金事件で収監された時に二階幹事長が面会に来るほど、両者は親密な関係とも言われており、それだけに、韓国側から見れば、今回のパク院長の訪日や二階氏との面会に大きな期待が掛かかる訳で、パク院長が文大統領のメッセージを日本政府に伝達する特使だという観測が出ている程です。
いずれにしても、これらの日韓関係改善に対する期待感は、日本側から出た観測ではなく、全て韓国側から出た観測です。
菅首相は、官房長官時代から日韓関係改善の「ボールは韓国にある」と繰り返しており、現在の局面で日本側から敢えてボールを投げる必要はない筈です。
もともと、日本として、国家間の同意や国際条約を破ったのは韓国ですから、関係改善を望むなら韓国が、何かしらアクションを起こすべきと考えています。
つまり、国家間の約束事に対してゴールポストを動かし続ける韓国に対し、今後、日本はゴールポストを1ミリ足りとも動かさないというのが安倍政権以来の覚悟なのです。
しかも、現状の日韓関係は感染症による観光客の往来が止まっていますが、それを除けば現状、直ぐに日本側が困ることは何もありません。
一方の韓国は、外交面では米国の韓国パッシングが進展し、在韓米軍の一部撤退も現実味を帯びている状況で、経済面ではマイナス成長下の、外国人の株売りが継続しています。
そして、何よりも文政権の信頼度が低下している現在、これ以上、日本との対立を長引かせるのは得策ではないことは、常識があれば解ることです。
従って、今回のパク院長の来日は、何とかして日韓関係を改善したいという文政権の密かな願いが秘められていると感じます。
■この記事に対する反響のポイント
反日扇動とは一体…
信用を失った文政権
それでは、この記事に対する反響なのですが…「本当に理解出来ないのですが…」「何のための反日か?」「竹やりを持って戦おうと大騒ぎしていたのに、降伏文書を持っていくのか?」「表では反日感情、裏では密約で物乞いをしようと?」とのコメントが見られます。
やはり、先日発覚した日本への打診が大きく影響しているようで、文政権の反日に対する姿勢に、ただのパフォーマンスだという事で大きく信頼を失ったようです。
また、対米外交を見ても、離米従中かと思えば米国へのリップサービスは忘れません。
もともと、有言不実行で時と相手により発言内容をコロコロ変える文大統領ですから、そのスタイルを3年半も見ていると全く信用できないという結論に至ったのでしょう。
本当の狙いがどこにあるのか意味不明の文政権の外交姿勢ですが、残り任期が実質1年半を切り文大統領に焦りの色が見えます。
続きは動画で…