『韓国が日本海表記を調査!「日本の主張が弱体化してる」』
国際水路機関が、今後は海を名称ではなく数字で表す案を提案したことについて、呼び名が東海に変わった訳でもないのに、長年の主張が実を結んだと大喜びの韓国政府ですが、「日本海」表記が世界中で未だ使用されていることを受けイライラしているようです。
中国、ドイツ、フランスなどの政府主要機関、いまだ「東海」の代わりに「日本海」
主要国政府機関のホームページの中で東海を日本海と単独表記しているところが10件もあることが分かった。
2日、国会の外交統一委員会所属のキム・ホンゴル議員によると、G8(主要8カ国)のうち、ロシア、フランス、中国、ドイツ、カナダなどの主要政府機関では、東海(EAST SEA)と日本海(SEA OF JAPAN)の並行表記もなく日本海単独表記をしていた。
キム議員側の資料によると、ドイツ(連邦政府のホームページ資料)、ロシア(大統領室のホームページ、サハリン州ホームページ、国防総省総参謀部の軍事地形局)、モンゴル(大統領室のホームページ、文化芸術庁ホームページ、モンゴル語大辞典)、スペイン(対外貿易庁ホームページ)、エジプト(公報庁ホームページ)、中国(政府国務院のホームページ、山東省天然資源庁のホームページ)、カザフスタン(国営放送局ハーバルのホームページ)、カナダ(天然資源省のホームページ、移民難民審査委員会のホームページ)、フランス(外交部のホームページ、海軍水路庁ホームページ)、オーストラリア(海外旅行安全情報サイト)など8カ国である。
キム議員によると、韓国と日本の東海表記関連の2019年・2020年の領土守護予算は2倍以上の差がある。
領土守護予算は独島と東海表記において外交部の主要な予算である。
2019年の外交部の領土海洋領土主権守護事業予算は50億ウォンだった。
同年の日本の外務省の領土保全対策予算130億ウォンの40%にも満たなかった。
外交部の今年の関連予算は少し増え、55億ウォンだが、日本の外務省の同予算は130億ウォンと把握された。
キム議員は「最近、各国の東海表記の割合が40%を上回っていると聞いている」とし「外交部は日本に比べて不足した予算で良い成果を出しているが、まだ半分にも満たないのは残念な部分がある」と述べた。
それと共に「国際水路機関(IHO)がS-23(海洋と海の境界)版で東海を識別番号で表記すれば日本海の単独表記主張が弱体化され、東海表記がさらに拡大する可能性があると期待している」と明らかにした。
一方、最近IHOは、国際標準海図集で「日本海」と単独表記していた東海を日本でも東海でもない番号で表記する案を用意したことが分かった。
日本はこれまで、海図集を根拠に東海を日本海と単独表記しなければならないと主張してきたが、IHOの方策通り海図集改正がされれば、日本の主張が弱体化されるものと思われる。
【この記事に対する私の見解】
この記事を見ていると、まるでストーカーを相手にしているような気持になりますね。
G8を含む多くの主要国は「東海」と言う呼称を使わず「日本海」と単独表記しています。
世界中があの海を日本海と認識しているのですが、これに対して以前から韓国は東海への改称や併記を主張していました。
韓国側は「三国史記」等の古い地図を証拠として、約2000年前から日本海が東海と呼ばれていた事の根拠としています。
しかし実際に地図を見れば分かるのですが、韓国が主張している東海は、朝鮮半島の沿海(えんかい)部分のごく一部や、東シナ海です。
この古い地図が示している東海の海域は日本海と全く重なっていません。
またその後、20世紀前半に日本の帝国主義、植民地支配の結果、こうした名称が広がったのだから、日本海と言う名称は使うべきではない、とも主張しています。
そしてその根拠として韓国が独自に行ったロシアでの古地図調査で、19枚中3枚しか日本海と書かれていなかった事を挙げました。
これに対して日本の外務省は、ロシアに所在する図書館等で徹底的な調査を行ったのですが、その結果、地図全体の72.5%である51枚中29枚が日本海と表記されていた事が分かりました。
また、ロシアだけに留まらず、欧州や米国など世界中の地図を調べ、7割以上に当たる1435枚中1110枚の地図が日本海と表記されていた事を確認しています。
ロシアだけ、しかもたった19枚の自分に都合の良い資料だけを取り上げる韓国の調査結果とでは、信憑性に比較ができないほどの差があります。
このように歴史的事実に全く反した韓国の主張なのですが、いったい何故、ここまで強引な言い掛かりをつけてくるのでしょうか?ぶっちゃけた話、この件に関して気にしているのは世界中を見渡しても韓国だけですし、その韓国にしても日本海の名称が東海に変わったところで、薄っぺらいプライドが満たされるだけで大した利益が無いように思えます。
しかし日本海の名称だけでなく、竹島問題と併せてこの問題を見ると、韓国政府の思惑が浮かび上がってきます。
韓国は1954年以降、日本領の竹島を不法に占拠し続けていますが、日本海の中に竹島があるのでは、日本の領海の中に竹島があるように見えてしまいます。
実際、韓国国内でもそうした意見があるので、竹島を自分たちの領土だと主張する為には、日本海という名称では都合が悪いのです。
IHOの提案も自らに都合の良い様に、日本海表記をやめさせる意図があるように言っていますが、これは、これからの事を考えてデジタル表記にしようという提案であって、面倒くさい韓国の主張が無くなるかな?とくらいしか考えていないでしょう。
しかし、「日本海」が「東海」に変更になった訳でも、併記された訳でも無いのですが、日本海と言う名称が無くなれば、韓国にとっては十分なのです。
記事のまとめにある「日本の主張が弱体化されるものと思われる」という一文が、それを表しているのではないでしょうか。
■この記事に対する反響のポイント
表記変更を喜ぶ政府、国民は白けムード
それでは、この記事に対する反響なのですが…「本来外交的にすべき仕事をしていたのか?」「扇動ばかりしていて国は無茶苦茶だ」「外交もせずに、政界はいつも日本と喧嘩ばかりしている」といったように、韓国政府としてはまずまずの結果と言ったところなのでしょうが、国民からの受けはあまり良くないようですね。
竹島問題と併せて考えれば、この流れは悪くないとホルホルしていると思ったのですが、そんな事で喜んでいられるような状況ではないようです。
また「数字表記で納得するとは情けない、結局日本に負けたのだ」など、反日扇動を煽りすぎたのか、韓国国民としてはこの程度では満足できず、何としても日本海から東海に名前を変えさせなければ気が済まないようです。
韓国政府としては頭が痛いでしょうが、ここまで反日を拗らせさせたのは政府自身です。
しかし、日本としては単なる呼び名の問題と言うだけでなく、竹島という領土問題も含まれた重要な案件ですから、外務省にも頑張って頂きたいですね。
今後のIHOの動きにも注意の目を向けて行きましょう。
韓国外交部がせっかく頑張ったのに国民から理解されないのは少し可哀想ですが、結局は自業自得と言えるのではないでしょうか。
続きは動画で…