韓国との連絡を絶つ北朝鮮！金与正氏の警告後に取られた措置に韓国政府も大慌て！？【世界情勢】

『韓国との連絡を絶つ北朝鮮！
警告後に韓国政府大慌て！？』

脱北者団体の対北ビラ散布がきっかけで、南北共同連絡事務所の電話に応答しなかった北朝鮮。
韓国はここに来て、この北朝鮮の反応に焦りの色を隠せない模様です。
米国との同盟を進めている韓国にとって、この出来事は後ろ髪を引かれてそうですね。

金与正氏のビラ警告の翌日…北朝鮮「南北共同連絡事務所を廃止」

北朝鮮統一戦線部が５日、「最初の順序として、何もせずにケソン工業地区に入っている
南北共同連絡事務所から撤廃する」と明らかにした。
統一戦線部はこの日晩、報道官の談話を通じて対北朝鮮ビラ散布を非難し、
「キム・ヨジョン（労働党）第１副部長が５日、対南事業部門で談話文に指摘した内容を
実務的に執行するための検討事業に着手するよう指示を出した」とし、このように述べた。
続いて「（キム第１副部長の談話は）対南事業を総括する第１副部長が警告した
談話ということを重く受け止めるべき」と強調した。
キム・ヨジョン第１副部長が対南業務を担当し、その最初の処置として
南北共同連絡事務所の完全な閉鎖に言及したのだ。
統一戦線部は「こうした事態を直視しながら対決の悪循環の中に
行くところまで行くというのが我々の決心」とし
「どうせ無くすもの、潰すものなら、早く無くしてしまうのが
よいというのが我々の立場」と明らかにした。

また「南側で（対北朝鮮ビラ制裁）法案が採択されて実行されるまで、
我々が境界地域で南側を悩ませる事態を起こしても話す言葉はないはず」とし
「南側が疲弊する事態を準備中であり、これから苦しめようと思う」と警告した。
また統一戦線部は、「散布されたビラの大半が国内の地域で発見され、境界地域の環境汚染、
廃棄物回収負担など地域住民の生活環境を悪化させている」という
南側統一部の報道官の発言に言及し、「中身のない話をしている」と非難した。
ビラ中断のための法律を準備中という統一部の説明にも「上等な弁解」と指摘し、
「そのような法案もなく軍事境界沿線地域で互いに一切の敵対行為を中断しようという
軍事分野の合意書に適当に署名したということか」と非難した。
統一戦線部は「当初は脅迫として解釈し、後にそこには脅迫よりも
南側が先に交流と協力をすべきという隠れたメッセージが込められていると愚かな解釈した」とし
「昨年１０回、今年３回ビラを飛ばしたが、『今回の散布を特に問題視するのを見ると、
対話と交渉を望むようだ』という勝手な夢を見ている」と表現した。

これに先立ちキム・ヨジョン第１副部長は前日に談話を出し、
脱北民の対北朝鮮ビラ散布に不快感を表し、「南朝鮮当局が応分の措置を取らなければ、
クムガンサン観光廃止に続いて、ケソン工業地区の完全撤去になるか、
南北共同連絡事務所の閉鎖になるか、あってもなくても同じような軍事合意の破棄になるか、
強く覚悟をしておくべきだろう」と脅迫した。
続いて「私は悪いことをする奴よりも見ないふりをしたり煽る奴がもっと憎い」とし
「そのようなことを阻止する法でも作るべき」と主張した。
その４時間後、韓国統一部は予定になかった報道官の会見で、
「ビラ散布はまさに百害無益の行動だと考える。安保に危害をもたらす行為には今後、
政府が断固対応していくと聞いている」とし、
対北朝鮮ビラ遮断の法制化を検討する方針を明らかにした。
５日午後にはキム・ホンゴル民主党議員が対北朝鮮ビラを南北間貿易および
搬出・搬入物品と規定し、統一部長官の承認を受けてこそ散布できるようにする
南北交流協力法改正案を自身の１号法案として代表発議した。

【この記事に対する私の見解】

報道探

韓国の脱北者団体が北朝鮮の体制を批判したビラを散布するという行為について、
韓国は、ここまでの大事に発展すると、果たして思ったでしょうか。
この対応を見るに、北朝鮮は韓国とまともな関係を維持しようとは思っていなのではないでしょうか？
南北共同連絡事務所の通信線を遮断する行為が、その第1策だとしたら、
第2策目は、完全なる国交の遮断なのかもしれません。
しかし、これまでもプロレスのようなやり取りを繰り返している
北朝鮮と韓国なので、これも別の意図を含んだやり取りだとも考えられます。
どちらかが一線を越えてしまうまで、こうしたやり取りは続くのでしょう。
現在、韓国は北朝鮮から無視され、中国からは大した影響の無い国と言われ、
さらに、米国からも圧力を掛けられている現在は、
北朝鮮との揉め事に仲裁に入ってくれる国はいません。
中途半端な態度のせいで、世界から少しづつ孤立しているのが分かります。
勿論、日本も反日を掲げる韓国を擁護する事なんて考えられませんし、
日韓の関係も、今回の北朝鮮と同じように、たった一手で歯止めが効かなくなる可能性があります。
しかし、国交問題と言えば、日本と韓国の問題に、慰安婦や応募工問題がありますが、
あれらの件は日本がおとなしい国で、特に韓国に対する抵抗を見せないことから、
調子に乗ってここまでややこしい状況になった側面もあります。
北の対応にあたふたする韓国政府の様子を見ていると、
こういったやり方が、韓国とのまともな関係を維持するのに必要なのかと思ってしまいます。
また、現在の韓国は、今回の北朝鮮とのやり取りだけでなく、
他の国との関係も感染症事態を切っ掛けにややこしい状況になっています。
文政権は経済面だけでなく、外交面でもまったく良い所を見せられていません。
このままでは、何の実績も残せずに、多くの国から疎遠にされていく可能性もありますね。
文大統領を支持している韓国国民も、その責任は問われそうです。
日米中、まずはこのあたりの国との関係をはっきりさせないと、問題は発生し続けるでしょう。
そして、この件では北朝鮮の方が一枚上手で、韓国の特性を見抜いた上での無視作戦。
この揺さぶりを、どう捉えるかで、北朝鮮との関係は大きく変化すると共に、
日本や中国などの近隣国との対応も、変化していくことになるでしょう。
文政権に、外交や経済のプロがもっといればと悔やまれているでしょうね。

■この記事に対する韓国国民のコメント

ムンさん

・北朝鮮に韓国へ圧力を与えるほどの力があると思うか？
・話の通じない集団と会話を試みるのは反対だ
・従北勢力にとっては一大事なのかもしれないけど、一般国民には関心がない
・韓国が北朝鮮に損切りされたみたいだ
・キム・ジョンウンに振られたと思うと、不安で不安で文在寅は夜も眠れないだろう
・それじゃあもう韓国統一部は必要が無いですね
・北とまともな会話をすることが無理だってわかっただろう？
・これからも北朝鮮は我々にとって主敵というだけだ
・文在寅の北朝鮮への片思いは実質ストーカーレベルだ
・これを対南圧力と考えるのは無理がある…

【これに対する私の見解】

報道探

北朝鮮に対して行った、脱北者によるビラ散布という人権問題の為の行動から、
韓国に対する圧力を生んで、それに対して受け入れようとしている文政権、
この一方的な関係性と、情けない政府に対して国民からは不満の声が出ていますね。
そして、キム・ヨジョン氏も強固な態度を崩すことは無いでしょうから、
この問題はそう簡単には解決しないでしょう。
意思疎通ができない国というのは、どのような行為が地雷になるかもわからないので、
デメリットしか生まない危うい状態なのですが、文政権は立場的に強く出れない…
米国からの招待についても選択権は韓国にあると言っていますが、
どう考えてもこれまでのコウモリ外交が生んできた結果だと思えます。
この北朝鮮との関係修復も含めて、今後の文大統領は、
各国とどのような関係を結んでいくのかに注目したいですね。